サイド トラック 感想 文。 読書感想文の書き方と例!高校生からの構成編

【中学生へ】読書感想文の書き方・おすすめの本・課題図書まとめ | ランタン

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広告 『サイド・トラック』を読んで 神奈川 花子 『サイド・トラック』は私にとって、全体的にはつまらなかった。 しかし、ヘザーの母親に関する部分については考えさせられる作品だった。 まずは全体について書こう。 この作品はADD(注意欠陥障害)を持つジョセフがクロスカントリー走を通じて成長していく物語だ。 ジョセフは障がい者で、ユダヤ人で、いじめられっ子だ。 その彼の所にヘザーというヒロインがやってきて、最後にはすべてがうまくいく。 とても素朴な作品だと思う。 甘口カレーのようで、決定的な破局が訪れることがない。 終わり方もハッピーエンドで、まるで通信教育のダイレクトメールについてくるマンガのようだ。 私にはなぜこれが「中学生の部」の課題図書に選ばれたのか不思議に思える。 子どもだましのような筋の作品であり、対象年齢は小学生くらいだろう。 日本人作家が書く部活動もののような作品だとも言えるかもしれない。 読んでいる最中、登場人物の名前をはじめとした固有名詞や、学校内の細かい描写を除いては、海外の作品だという感じがしなかった。 ジョセフがいやいや入部した部活動でヒロインのヘザーと出会い、上達し、すべてがうまくいく。 ただ、もし日本人作家が書いていたのなら、もう少し丁寧に書いていたと思う。 この作品は全体的に「雑」に感じられた。 まず、ジョセフがADDであるということが作中からあまり感じられない。 特に後半は無視されているといっていいくらいだ。 もちろん、ADDの子がふつうの子とそこまで違うわけではないのだ、という主張として読むこともできるのだろうけれど、もっと丁寧に取材し、本人やご家族の苦しみなどを描いてもよかったと思う。 日本人作家であれば、そこをもっときちんと描くだろう。 そして、なぜジョセフの足がだんだん速くなっていったのかもよくわからなかった。 陸上部を描いているのだから、やはり、もっとその練習メニューなどを詳しく取材し、どのようにして未経験者が上達していくのかということを描くべきだろう。 ただやみくもにでも走ってさえいれば足が速くなるというものでもないはずだ。 少なくとも物語上の説得力はない。 『サイド・トラック』というタイトルも良くないと思う。 「脱線」・「側線」といった意味だが、はたしてジョセフは sidetracked な男の子なのだろうか。 脱線するためにはレールの上を走っていなければならないし、側線に入るためには本線を走っていなければならない。 しかしジョセフはもともとチャーリーのような人物ではなかった。 アメフト部に入ってチアリーダーの女の子と恋愛するような男子ではなかった。 また、ブロックトンの子たちのようでもなかった。 その意味で、ジョセフはそもそも本線を走っていなかった。 もちろん、チャーリーやブロックトンの子たちが走っているのが「本線」であり、そうでない子が走っているのが「側線」である、ないし、そうでない子たちは「脱線」している、などと主張する気はない。 人はだれもが、自分にとっての「本線」を走っているし、そこ以外を走れるものでもない。 しかしそうだとすると sidetrack されることもできない。 そうしたわけで、『サイド・トラック』全体は、私にとってあまりおもしろいものではなかった。 しかし、ひとつ興味深かったところがある。 それは、ヘザーの母親に関する部分だ。 ヘザーの母親は女性研究者だ。 研究のために、遠くハワイに長期滞在している。 彼女は研究が好きなのだろう。 しかしヘザーは、母親と離れた暮らしを寂しく思っている。 物語の後半、ヘザーの母親は、ヘザーとその父親とに対し、ハワイに引っ越してくるよう頼んだ。 しかしヘザーは戸惑ってしまう。 結局母親がハワイでの研究よりも娘の方を優先して物語が終わるのだが、ここにはワーキング・マザーの問題、『サイド・トラック』ならぬ「マミー・トラック」の問題が潜んでいやしないだろうか。 ヘザーの母親にとって、仕事は楽しい。 やりがいもある。 彼女には能力もあって、その能力の獲得のために、これまで膨大な資源を投下してきた。 それなのに、子育てのためにキャリアを「降りて」、研究から離れる決心をする。 彼女のこの気持ちにこそ、私は関心を持った。 『サイド・トラック』というのなら、ジョセフよりもヘザーの母親の方がよほど sidetracked だろう。 一度母親というトラックに入ってしまったら、第一線の研究者というトラックに戻ることはできない。 彼女は研究者としての自分を諦めたのだと思う。 凡庸にも思える、母親としての生活を選ぶときには、相当な葛藤があったことだろう。 これから先、彼女はヘザーの服を洗濯しながら、あるいは家の掃除をしながら、家族の食事を作りながら、 「これって本当に私がしなければいけないことなの? 私がすべきことは研究ではなかったの?」 と思わないだろうか。 作者のアシャーは育児を機に会社を退職している。 そのときに迷いや悩みはなかったのだろうか。 自分が「マミー・トラック」に入ったときの気持ちをこそ、もっと書いてほしかった。 参考 青少年読書感想文全国コンクール 2019 課題図書が発表.

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2019年中学校:青少年読書感想文全国コンクール

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*あらすじ ジョセフは中学一年生。 ADD 注意欠陥障害 があり、集中しなくてはいけないときに気が散ってしまう。 そんなジョセフが、陸上競技クラブに入ることになってしまい、クロスカントリーに挑戦する。 大キライな運動。 だけど、最後までやりぬくだけでいい、歩いてもいい、と監督に励まされ、なんとか続けるうちに……読後感さわやかな、楽しい物語。 *読書感想文に書くなら?おすすめは 主人公は、中学校1年生のジョセフ。 ADDの傾向があり運動が大きらい。 苦手なこと、嫌いなことは誰しも一つぐらいありますよね? 読書感想文に書くなら、「サイド・トラック:走るのニガテなぼくのランニング日記」を読んで印象に残った場面と自分の経験を照らし合わせて書いてみてはいかがでしょうか? 苦手なことを頑張った経験や今まで苦手なことから逃げていたけれど「サイド・トラック:走るのニガテなぼくのランニング日記」を読んで最後までやりにく大切を学んだのように書く方法もありますね。 一〇五度 (あすなろ書房) 著者:佐藤まどか・著 本体価格:1,400円 ISBN978-4-7515-2873-0 ・課題図書:一〇五度あらすじ イスのデザイナーを目指す真と、モデラーを目指す梨々がタッグを組み 「全国学生チェアデザインコンペ」に挑戦する2人の真っ直ぐな姿勢が描かれている。 また、父親との進路に関する対立や、クリエイターという仕事の難しさなどもわかる。 また、進路もテーマの一つになっているので、自分の進路を決めている、決めていないに関わらず、進路について考えなければならない中学生にはおすすめの一冊でもあります。 自分のことだけではなく周りの人の気持ちを考えるきっかけにもなるかもしれません。 太陽と月の大地 (福音館書店) 著者:コンチャ・ロペス=ナルバエス・著 宇野和美・訳 松本里美・画 本体価格:1,600円 ISBN978-4-8340-8162-6 ・課題図書: 太陽と月の大地あらすじ マリアとエルナンドは互いに惹かれ合いますが、2人の宗教、身分が異なるという理由で引き裂かれてしまいます。 キリスト教とイスラム教が対立し、戦争がはじまり、家族や友人をも失うことになってしまうのです。 16世紀のスペイン、グラナダの史実に基づいたフィクション。 ・読書感想文に書くなら 物語の歴史的背景を学んだ上で読むと理解がより深まります。 また、16世紀のスペインだけではなく、異なる宗教や身分、民族間での紛争は世界各国で繰り広げられています。 その事実やその紛争の裏ではどのようなことが起きていたのか、ということを物語と照らし合わせて書いてみるのもいいかもしれませんね。 自身の戦争に対する考えがこの本を読む前と読んだ後でどう変わったかも書いてみましょう。 奇跡の風景を謎解いていくノンフィクションです。 ・読書感想文に書くなら 歴史や謎解きが好きなお子さんには是非オススメしたい一冊です。 いつだれがなんのために作ったものなのか。 歴史と照らし合わせて謎を解いていくので、その時代の歴史も調べてみるといいかもしれません。 また、教科書には載っていない、当時の人々の生活の様子や工夫を垣間見ることができます。 今の暮らしと比べてどうなのかも書いてみるといいかもしれませんね。 読書感想文が、書けない時の簡単な書き方は? 読書感想文がどうしても書けないというときは、本を選び直すのもひとつの手です。 自分の興味・関心があることだと書きやすいです。 習い事や部活に関連することや、将来の夢に関連することなどの内容の本を選べば読みやすいですし、読書感想文も書きやすいと思います。 また、テーマをしぼって本を選ぶのもおすすめです。 たとえば、友情や家族がテーマになっている本なら身近なテーマで誰でも書きやすいですよね。 他にも自然や歴史、戦争など興味のあるテーマの本を見つけてみてはいかがでしょうか。 読書感想文を書くときのポイントは、その本を読む前と読んだ後ではどのように自分の考えが変わったのかということを書くことです。 自分が実際に経験したエピソードなどの具体例を一緒に書くようにすると書きやすいですし、読み手にも伝わりやすくなるかもしれませんね。 読書感想文課題図書2018:まとめ 読書感想文の中学生の課題図書2018とあらすじ、読書感想文を書くなら?と、感想文を書けない時の簡単な書き方は?についてご紹介してきました。 中学生の課題図書に選ばれた本は興味がある、ないにはっきりとわかれそうな本も入っているように感じました。 課題図書だからと、無理に読み始めてもなかなか読み終えられなかったり、感想文を書こうとしてもなかなか進まないことがあります。 読書感想文を書く上で自分が興味をもてそうな本選びはとても重要です。 好きなことなら頭に入ってきやすいし、感想文も書きやすいですよね。 その本に関することを自分で調べてみると、学びがより深まりますし、感想文も書きやすくなるのでおすすめですよ。 自分に合った一冊を選んでみてくださいね。

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熊太郎の旅と映画と読書感想文:サイド・トラック 走るのニガテなぼくのランニング日記

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サイド・トラック 走るのニガテなぼくのランニング日記 ダイアナ・ハーモン・アシャー 2019課題図書 評論社 タイトルで、どうして、「メイン・トラック」じゃないのだろうかという疑問から始まりました。 SIDETRACKED(わきへそらされた:クエスチョンです。 タイトルの意図するところは、読み終えてもよくわかりません) 全体で344ページのうちの153ページまで読んだところで、感想を書き始めます。 アメリカ合衆国の女性作家の作品です。 たくさんの生徒の名前、先生の名前が出てくるので、メモを始めましたが、あまりにもいっぱいなので、少々いい加減な調子でメモをしています。 主人公の名前が、ジョセフ・フリードマン(ニックネームはジョーイ)で、物語は彼の一人称、ひとり語りで進行していきます。 彼がたぶん好きなのが、ヘザーという名前のメイン州チェリーフィールドから転校してきた女子で、身長180cmのスポーツウーマンです。 ふたりは、レイクビュー中学校の7年生なので、日本では中学1年生です。 ふたりともこれから陸上チームで活躍するようです。 トラック競技とクロスカントリー競技です。 7年生の陸上部員は、男5人、女5人です。 男子が、サンジット(学習障害教室)、サミー・スモール(学習障害に近い)、ウェス、マーク、そこにジョセフが加わって5人。 ジョセフは10人目の人間と言われます。 チームを組むには10人が必要です。 女子が、ヘザー、エリカ、ビクトリア、テレサ、ブリアンヌ。 監督はT先生。 タイトル通り、「走る物語」です。 文章が流れるリズムは、タイトルどおりで、まるで駆けているようで気持ちがいい。 読んでいると自分も走りたくなるし、軽やかに走れそうな気分になります。 来年の東京オリンピックもイメージできます。 先生の名前が、T先生(タイテルバウム先生。 陽気な女性。 夫、飼い犬2頭ジョージとリンゴ)、チャーリー・カストナー先生、ダニエル・サイミントン先生(学校月間新聞インクつぼの担当)、エルデナンス先生(社会の先生)、フィッシュバイン先生(学校図書館の司書。 退職予定。 詩人タイプ。 のちのち主人公ジョセフの祖父の恋人のようなおともだちになる)、ラベル先生(フランス語担当) たいしたもんだという人物が、主人公ジョセフ・フリードマンの母方おじいちゃんでシャツキス79歳、高齢者住宅シニアレジデンスひだまりの里に嫌気がさして逃げ出します。 このおじいさんがけっこうおもしろい。 こういうおじいさんでありたい。 ジョセフが、「自分がバカじゃないかとよく思う」それに対しておじいさんが、「オレもまったく同じだ」。 ジョセフの愚痴を聞いて、「昔はもっとひどかった。 昔よりもマシ」という主旨のアドバイス。 高齢者住宅の職員に対して、「よけいなお世話だ。 年のとり方のルールを押し付けるのはやめてくれ」という主旨の発言。 「おじいちゃんでもノートパソコンをもっている。 バカにするな」という主張。 高齢者住宅で嫌いな奴らとして、「元弁護士、昔の仕事自慢をする民間会社元社員。 同じ話を何度もする奴」、「おれは、ネットサーフィンをしてくる」 ジョセフの家族が、父親マット(歯科医が使う機器販売会社のセールスマン)、母親シーラ(インテリア雑貨店ア・ラ・メゾン ホームキッチン)、 物語は、男女混合のサッカーシーンから始まりました。 女子なれど、身長180cmのヘザーが、高い運動能力を披露します。 突然、主人公ジョセフが障害者という記述が出ます。 LD(ラーニングディファレンス。 学び方の違い。 以前は学習障害)。 LDの子たちを集めたクラスが「通級指導教室」とあります。 彼にとっては、中学校生活が、スペインの牛追い祭りに少し似ているそうです。 牛に追いかけられるお祭りです。 なんとなくジョセフが言う雰囲気はわかります。 気にかかったこととして、「(英語の)筆記体はもうやらない」、「1876年メルヴィル・デューイの図書を分類する方法(今ではもう古い方法というような雰囲気の記述)」、とかく、いまどきは、手抜きを効率化と呼ぶようになったので、人間の処理能力が下がります。 (つづく) 中学1年生の青春物語になるようです。 他人との比較ではなくて、自己ベストの更新を目指すのが、クロスカントリー。 ジョセフは性格が弱弱しい。 体はガリガリだそうですが、読んでいると、だんだん優秀なマラソンランナーに育っていくような気配が出てきました。 彼が目標を立てました。 マラソンランナーになるのです。 (でも、ランナーとしての期待したほどの活躍はありませんでした) 感動的な文節などとして、「ここにぼくの居場所があるかも」、「(主人公ジョセフ)ぼくはユダヤ人」、「順位よりも完走したことを讃える表現。 人生に試練はつきものだから克服していきましょうという雰囲気」、「どんな場合でも自分が想定してない何かが起こる」、「(シンプルなメッセージとして)やめないということがぼくの永遠の目標になる」、「よけてばかりいないで(これがタイトルのサイド・トラックにつながるのかも)、反撃すればいい(攻めてばかりいるトランプ大統領を思い出しました)」、「なにかがうまくいかなかったあとには、すばらしいことがおこる」、「勝つのは好きだけど、でも、ほかにも大事なものがある。 今日は3位で納得している」、「完走することが目標だから、全力疾走はしない」 ジョセフは心配リストをつくるのですが、この先のことを心配してもしょうがないのです。 何かの映画のシーンで俳優さんが言っていました。 「なにが起こるかは問題じゃない。 何が起こっても動じない強い心臓をもち、問題を解決できる高い能力を身に付けるよう日々努力を積み重ねていくんだ」 長身の彼女ヘザーに母親がいないという話が出てきます。 死別か精神病院に入院中と思いましたが、仕事で、研究職でハワイに行ってしまって帰って来ないという設定でした。 うーむ。 生きていいて、互いに良好に連絡がとれていればいいような気がします。 新世界をのぞいて、入って行く、若い人たちの生き生きとした様子がえがかれていました。 なかなかいい作品です。 今年読んで良かった1冊です。 物語を読むっていいなといういい気分にひたりました。 仲間がいるのもいいけれど、ひとりでいるのもいいと思います。 ひとそれぞれということで、自分は自分、人は人として考えると気楽になれます。 レースというのは、自分自身との戦い。 人生もまた同じ。 他の人との比較は意味がない。 人と違ってあたりまえ。 そういう物語だったと理解して、納得がいきました。 調べたことなどとして、「ステファニー・ブラウン・トラフトン:アメリカ合衆国の陸上競技選手。 2008年北京オリンピックの女子円盤投げ金メダリスト193cm95kg」、「ジャマッペ・ジョセフ:フランス語のあいさつのようですが、意味はわかりません」、「クロスカントリー:野原、丘陵、森林を走る長距離走。 本書中では2400mぐらい」、「シーザーズ:ホテル」、「XC:クロスカントリー」、「植物相:特定の地域に生育する植物の種類」.

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