王家 の 紋章。 王家の紋章62巻 感想あらすじネタバレあり。キャロル殺害計画

王家の紋章

王家 の 紋章

カテゴリー• CLOSE スポンサーリンク 王家の紋章2020年2月号のネタバレ お互いの興味 クルシュ公子はエジプトに訪れ、その聞きしに勝る豊かな国に非常に興味をもつ。 「王 ファラオ は……まだ帰城していない!まずはあの姫に会見を申し込んでやろうか」 噂に高いナイルの姫…キャロルーー…あの小さな姫に皆が魅了されるのはなぜなのか、クルシュ公子は見るだけでは飽き足らず、もっと深く知りたくなっていたのだったーーー…。 「姫君お知らせにございます 明日東方の……パサルガダイと申す国のクルシュ公子が会見を申し込んでまいりました」 その知らせを受けたキャロルは、古代のペルシアの公子に会える!とテンションが上がった。 この古代にペルシア イラン国 が姿を表してきたーーー…それだけで胸がわくわくするーーー…大好きな歴史をまた身をもって体験できるのだと目を輝かせるキャロル。 しかし調査によると、パサルガダイ国は戦に強く、まわりの国々を滅ぼして頭角を表してきた国ーー…用心ください、とキャロルをイムホテップはなだめる。 「油断してはいけない わたくしメンフィスの代理としてーーしっかり心してお会いします」 キャロルの知らない秘密を持っている国かもしれないパサルガダイ国ーーー…キャロルは心してかかることを誓うのだった。 盛り上がるよそで… イムホテップは警備たちに、明日キャロルがパサルガダイ国の公子に会うため、くれぐれも不祥事なきよう警備の強化を頼む。 トラキアの暗殺事件のこともあるーーー…王のお留守中なればなお、心しないといけないのだ。 外が盛り上がるの中、王の弟君のネバメンはふてくされていた。 公子と会見などと知らせは自分のもとにはこない…あれほどいた取り巻きの大臣どももまったく寄り付かなくなってしまい、酒に明け暮れていた。 どうすれば前のように弟君の立場を取り戻せるのかーー…なんとかしてメンフィスの留守中に立場を取り戻したいと思考を巡らす。 そしてネバメンは会見の場に出席してやろう、という考えになる。 「みんなはおれを無視するがーーおれは王の弟君だぜ メンフィスの留守のいま!ビシッと飾り立てて弟君としてーー会見に出席してやろう!」 しかしペルトが帰ってこないーーー…とネバメンは壁を殴る。 するとカーテンの先で「ネバメン殿下…」とか細い声で話しかけてくる者…メクメクがいた。 彼女はカプター大神官の御命令で、ペルトの留守中ネバメンの世話をするように命じられてきたのだ。 ネバメンは早速、会見に出席することを伝え準備をする。 メンフィスには負けたくない…と黄金の『男面の胸飾り』 コミック45巻参照 を胸につける。 「さあこれでメンフィスにもひけはとらねえぜ おれはーーエジプト帝国の王の立派な弟君『ネバメン殿下』だ」 ここで弟の信頼をとりもどし、存在を知らしめなければーーー…とネバメンは会見に意気込むのだったーーー…。 会見 会見は始まり、キャロルとクルシュ公子は挨拶をする。 そんな時、ネバメンはやってくるーーー…馴れ馴れしい様子のネバメンにパサルガダイ国の人たちはひいていると、彼の胸につけている胸飾りに気づく。 それはパサルガダイ王国に伝わる宝物…砂漠の地で盗まれた黄金の胸飾り『男面』だということに。 なぜエジプトの王の弟がつけているのか…とネバメンをクルシュ公子らは睨むーーー…しかしネバメンはなぜ睨まれているかわからなかった。 キャロルはクルシュ公子に、まもなく王も帰城するし、王宮でおくつろぎを…というも、クルシュ公子らは険しい顔をして帰ってしまった。 会見は公子から申し込みなれば何か目的なり話があってことーー…なのに公子は説明なく即刻帰国してしまったことに、キャロルらは慌てる。 イムホテップはこの事態に、油断ならない…と軍備をひきしめなくては…と話す。 キャロルは公子がネバメンを見て態度が変わったような気はした…しかしそれ以上のことはわからないのだったーーー…。 一方クルシュ公子は、タレス大臣にエジプトに密偵を放つように命ずる。 ネバメンが盗まれた王家の『黄金の胸飾り』を身につけていた…それは一体なぜか、そしてなんとしても取り戻さねばならんない。 いまにエジプト帝国とをキャロルものろも、奪ってやるーー…とクルシュ公子は意気込むのであったーーーー…。 帰国 あの会見はなんだったんだ…と王宮中がザワザワしていたその時、メンフィスが帰還した。 パサルガダイ国の公子がきたことを伝えるキャロルの顔は、どこか青く感じるメンフィス。 メンフィスはすぐに公子らが帰国したことを聞き、なぜこの国を訪れたのか、目的は何なのか…そして急に態度を変え無言ファブルんで帰国したのはなぜなのか…と疑問は深まるばかり。 「よし会議の間で話あおう」 そう言い、メンフィスは公子に会えなかったことを残念そうにする。 パサルガダイ国はまわりの国々を戦で滅ぼしながた、めきめきと頭角を現してきたーー…今は調査し情報を集めている段階で詳しいことはわかっていない。 キャロルは古代の歴史がまた、ざわめき動き始めているのを感じるのだったーーー…。 トラキア城にて トラキア城ーーー…イズミルは見晴らしはいいが、右にも左にも動けぬの動くのような場所にいた。 イズミルの顔色も良くなったころ、従者からトラキアの食事は食べないようにいうーー…彼らはヒッタイトから食事や薬を持ってきてくれていたのだった。 食事を持ってくるトラキアの侍女には、従者がイズミルは気分がすぐれず、ふせているから自分が世話する…と伝える。 その話がトラキア王へも伝わるーーーー…娘のタミュリスは自分が世話をする、とイズミルの元へと行きたいというが、止められるのだった。 従者は、海は船すべてトラキア軍が抑えていて脱出ができないーー…さらに北の山地では、兄のシタルケス王子が常にゲタイ族と戦っているためそちらも厳しい。 そのため脱出はトラキアの地を馬で駆け抜けるしか他ない。 ルカよりの知らせでは、トラキアのは人を喰う馬が飼われているとか…イズミルは岩城の地下で見たことがあった。 トラキア王はイズミルに、自分を喰わせると脅してきたーーー…脱出の際トラキア王はその馬を王子に放つやもしれぬ…と従者は脱出への心配が募ってゆく。 イズミルはというと、ただただキャロルに会いたいーーーー…そんな気持ちでいるのだったーーー…。 ネバメンのせいで、争いが起きそうな予感です。 しかしキャロルたちはなぜ公子が急に帰ったのかわかっていません。。 そしてトラキア城では、なんとかイズミルは回復していってる様子に安堵しました。 従者らは必死でイズミルの脱出を企てますが、イズミルの心はイマイチここにあらず…キャロルのことにお熱です。

次の

王家の紋章 ネタバレあらすじ!最新刊内容と最終話予想!ミュージカル(帝国劇場)のキャストは?

王家 の 紋章

『王家の紋章』と『天(そら)は赤い河のほとり』。 両者の間に横たわる因縁について、往年の少女漫画ファンならピンと来る方も多いのではないでしょうか。 現代に生きるアメリカ人と日本人の2人が、『王家』はエジプト王国に、『天河』はエジプトに敵対するヒッタイト帝国にタイムスリップし、それぞれの国を勝利に導くという対立構図についてです。 特に、『王家』に登場するヒッタイトの王子・ イズミルは、アナトリアの神ではなくシュメールの女神イシュタルを信仰していますが、このイシュタルとは『天河』の主人公・ ユーリ・イシュタルの事。 イズミルが愛の女神に誓う度に、『王家』と『天河』の比較が面白くなります。 今回は、知る人ぞ知る少女漫画界の隠れた歴史対決にスポットを当ててみましょう。 『王家』と『天河』~古代オリエントタイムスリップ対決 『王家』vs『天河』の人物相関図 引用元: まずは、『王家の紋章』と『天は赤い河のほとり』の時代設定と、それぞれの登場人物の関係性について纏めてみます。 『天河』は古代アナトリア(現在のトルコ)に栄えたヒッタイト帝国を舞台にしており、文書によって実在が確認されている歴史上の人物が登場する事から、 紀元前(BC)1300年頃の時代だと分かります。 一方の『王家』は、13巻で「エジプト新王国時代」と明記され、またヒッタイトが滅んだ時代(紀元前1200年頃)の100年前と考古学に詳しいキャロルが解説している事から、同じく紀元前1300年頃と推測出来ますが、こちらは1000年以上前後する時代の国々がオールスター形式で登場する為、はっきりと時代を特定出来ません。 本稿では、首都がテーベに遷移している事、アメン神の信仰が復活している事などから、宗教改革の失敗から立ち直り、 王朝が安定していた紀元前1300~1200年代として考察します。 時代設定としては、 『天河』が前、『王家』が後の時代となるでしょうか。 『王家の紋章』の作中で現在、下エジプトに建設中の新都というのが、ペル・ラムセス(ラムセス市)の事だと判明すれば、ラムセス2世(BC1200年代のエジプト王)の治世として年代が特定出来そうです。 『天河』の代ではエジプト王子がヒッタイト妃に横恋慕し、『王家』の代ではヒッタイト王子がエジプト妃に横恋慕するという、実にややこしい事に。 ヒッタイトでは、ムルシリ2世の子の代に首都をハットゥシャから遷移し、次の代で元に戻している為、イズミルはそれ以降の王子だと考えられます。 つまり、 『天河』のカイルとユーリの間に生まれた可愛らしい子の1人が、『王家』ではキャロルに下心丸出しのスケベおじさんになった可能性がありまして…。 ううっ…知りたくなかったよ…。 また、カイルが持っていた風属性の魔法適性は、現代人と交わったせいなのか、イズミルの代では既に失われています。 もっともイズミルは魔女キルケーの怪しげな妖術に頼っており、ヒッタイトでは困った時の懐刀として後世でも魔法が使用されているようですが。 『天は赤い河のほとり』ユーリ・イシュタル 引用元: 『天河』の主人公・ 鈴木夕梨(ユーリ)は、現代の日本に生まれた女子中学生。 生まれ持った運動神経を武器に、剣術・馬術を学び、軍神イシュタルとして愛馬アスランと共に戦場を駆け抜けます。 古代人と現代人が駆けっこすると、瞬発力では古代人に、スタミナでは現代人に分(ぶ)があるそうで、古代人は過酷な労働を全て手作業で行っていた為、上半身の骨格が優れていた半面、下半身の骨格は現代人より有意に細く、栄養状態の差もあって特に長距離走では勝負にならないだろう、と言われています。 体育が得意で栄養摂取も極めて良好だった成長期のユーリが、古代人の中に放り込まれると、周囲の雑兵と比べてさぞかし機敏だったでしょう。 また、ユーリは現代の日本で、自由・平等・博愛といった倫理観を当たり前の権利として学んでいる為、支配層に人権を虐げられる古代の一般の人々からの信望も厚く、イシュタルの冠名に相応しい振る舞いを行っていました。 ユーリの博愛精神は、民の安寧を理想とするエジプト王子・ラムセスからも目を付けられ、妻として迎え入れんとするエジプト側に何度も攫われます。 『王家』のイズミル王子といい、この時代の王子は他国の妃にちょっかいを出すのが流行っていたのでしょうか。 ムルシリ2世より後の時代は、実際にイシュタル神殿が保護され、歴代の王の信仰によって女神としての地位を向上させていったそうですから、死後も100年続いたユーリの威光は凄まじく、生前はどんだけ凄かったんだよと、同じ日本人として誇らしい気持ち(?)になります。 皆さんも異世界に召喚される機会があれば、ぜひ『天河』を参考にして下さい。 『王家の紋章』キャロル・リード 引用元: 『王家』の主人公である キャロル・リードは、21世紀のアメリカ生まれ。 彼女の武器は何と言っても、 考古学の知識です。 その知識量は幅広く、自然濾過、製鉄、潜水法、植物学、歴史学、危険物取扱、地質学、真贋鑑定、毒性学、医学、測量と、もはや考古学ほぼ関係無いほど。 諸葛亮孔明なの?江戸川コナンなの? あまりに知識が豊富すぎて、隣接する国々から誘拐・拉致・監禁されること20回。 政治や軍略にも長けると来れば、そりゃ狙われるでしょうよ。 『天河』のユーリは、運動神経が優れていると言っても現代の基準から見れば超人レベルだった訳ではなく、時代にたまたま適合したに過ぎません。 軍政改革によって職業兵士が生まれ、体を鍛える事が流行っていたギリシャ・ローマ時代(紀元前100年頃)に飛ばされていたら、何も出来ずに殺されていたでしょう。 それに対して『王家』のキャロルは、現代の基準から見ても知識が突出しており、どんな時代に飛ばされても、才能をいかんなく発揮したであろう事が容易に想像付きます。 『王家』と『天河』はストーリーに共通点は多くあれど、両者が目指すヒロイン像は全く異なり、ユーリにはただの女子中学生が皇妃の資質を得るまでの成長が、キャロルには持ち前の知識で絶体絶命の局面を鮮やかに解決する活躍が描かれる事で、それぞれの作品の面白さへと繋がっています。 展開が似ているのは序盤だけで、『王家』は次々と新しい敵を登場させてはキャロルを攫わせ、『天河』はユーリ自ら戦場に出て立身出世していきます。 『王家』は終わらない面白さ、 『天河』は終着点に向かって収束する面白さ、 と言い換える事が出来ますね。 前者はスーパーマリオ的で、後者は森本梢子の『アシガール』に似ている印象です。 同じタイムスリップものでも、作者の歴史解釈によってヒロインの立ち位置まで変わるというのが、『王家』と『天河』の比較から分かります。 両方を読んで異なる解釈を味わうのが、歴史好きの筆者がお勧めする楽しみ方です。 まとめ 『王家の紋章』と『天は赤い河のほとり』のタイムスリップ対決、いかがでしたか? 時代設定から比較されがちな両作ですが、共通点や異なる点を見つける事で、楽しみ方が2倍、3倍にもなります。 カイルの子孫がイズミルで、皇妃の復権と共にイシュタル神への信仰も復活させて、キャロルを執拗につけ狙うのも女性の社会的地位を認めているからで、~と次々に二次創作的な読み方が生まれ、同時に古代オリエントの知識も深まります。 引用元: 『天河』の作者・篠原千絵氏は現在、オスマントルコ時代のアナトリア半島を舞台にした『夢の雫、黄金の鳥籠』を連載しており、そこではまた違ったヒロインが描かれています。 こちらもお勧めしたい作品です。 関連する記事• 2018. 28 リオ五輪閉会式のトーキョーショーにて、日本を代表する漫画文化として紹介された高橋陽一の傑作サッカー漫画『キャプテン翼』。 この漫画には、2つの続編が存[…]• 2018. 10 少女漫画は、年代ごとの世相を強く反映しています。 70年代のフェミニズム運動の最盛期に生まれた『はいからさんが通る』。 80年代の多様性社会の到来に伴[…]• 2018. 08 『るろうに剣心』の志々雄真実(ししおまこと)は作中最強クラスのキャラですが、全身火傷を追ってしまった後遺症のせいで15分しか全力で戦うことができません[…]• 2018. 19 夏といえば高校野球! そして高校野球漫画と言えばこの作品! 今回テーマとして挙げるのは、週刊少年マガジンにて10年以上の連載を誇る『ダイヤのA』、筆者[…].

次の

『王家の紋章』キャロル vs 『天は赤い河のほとり』ユーリ 知る人ぞ知る少女漫画界のタイムスリップ対決

王家 の 紋章

3つどもえ4つどもえの諸国の不穏な動きも一時休止。 王妃キャロルがめでたく男子を出産したところから始まって・・・すぐ終わる?! アイシス メンフィス アイシス キャロル メンフィス 愛するメンフィス、そなたは私のもの・・・ わあー!姉上、何を・・・す・・る・・おのれえ・・・ これでメンフィスは永遠に私の・・も・の・・・誰にも・わたさ・・ない・・ キャー!!何と言う事!!メンフィス、しっかりして、死なないで、私を一人にしないで! キャロル・・我らの子を・・エジプトをた・の・・む・・ 王子の誕生に沸くテーベの宮殿に、嫉妬に狂って乗り込んで来たアイシスによって、メンフィスは愛妻と嫡男を残して死ぬ。 狂ったアイシスもメンフィスの剣によって命を落とす。 幸福の絶頂から突き落とされ、呆然とするキャロル。 メンフィスを守る事が出来なかったと、自分を責め、泣く事もできないでいる。 夫の葬儀のすべての儀式が終わろうとしている。 キャロル イズミル カプター ああ、棺に花を捧げたのは、この私だったのだ。 あなたを守りたかったのに・・。 ナイルの姫よ・・(何でお前がここにいる!!講和状態で葬儀に列席している、て事で。 ) アイシス様はあのような亡くなり方をなさいましたので、死後の王の世界を乱すやも しれませぬ。 アイシス様の魂から王を守るために、この呪術版を置きまする。 メンフィスの墓は封印され、すべての儀式は終わる。 まわりに指示されるままに、葬儀のためのむなしい日々を過ごして来た キャロルは、ふと大切な事を思い出す。 20世紀にアイシスがよみがえった事を。 あの女はメンフィスを求めている!そして父を、多くの人を殺したのは!! キャロル なぜアイシスがよみがえったの?! あ、呪術版!!あの時私が割ってしまった呪術版のせい? 彼女の魂は、20世紀にまださまよっているのかしら・・・・ライアン兄さん!! もしメンフィスの遺体が見つかったとしたら・・・今度は兄さんがねらわれるかもしれない。 20世紀に戻らなくては!・・・でも、どうやって?! その時、キャロルはライアンの叫びを聴く。 はじかれたように神殿の中に走っていくキャロル。 後を追うイズミル,ルカ,ウナス (ワラワラ)。 キャロルは神殿の奥にある神剣(どんなモノだ?!)をつかむ。 と同時に4人は闇に呑み込まれる。 ********** ここは20世紀、ブラウン教授の研究室。 盗まれたミイラが戻ってきたという知らせにやって来たライアン,ブラウン教授,ジミー。 その目の前に、無惨な助手の死体がころがっている。 そして血に汚れた手でアイシスが立っている。 ライアン アイシス ライアン アイシス キャロル イズミル ウナス ルカ キャロル アイシス キャロル イズミル アイシス ア、アイシス、これはお前が・・・なぜだ!! ホホホ・・・私の愛するメンフィス・・誰にも渡さぬ!! お前達はすべて私の呪いを受けて死ぬのだ!! くっ!お前こそ!(銃を取り、アイシスを撃つが、アイシスは倒れない。 不敵に笑うのみ。 ) 何!どういう事だ?! ホホホ・・・呪術版が割れたのだ!!誰にもじゃまされぬわ! お待ちなさい!!(セラムンうさぎちゃん風に)ほろびるのはあなたよ! なんだ、ここは!!いったいどうしたというんだ?! ア、アイシス様、なぜ亡くなったアイシス様がここにおられるのだ?! 気を付けろ!あれはこの世のものではない!! な・なんであなた達までいるのよ?!まあどうでもいいわ。 あれはアイシスの盲執が生み出した化け物よ!! アイシス!!我が夫メンフィスを殺し、ミタムン王女を殺し・・私のパパを殺したのもあなたね。 かわいそうな人とも思ったけど、許さない!! あなたには多くの人の命を奪った罪、つぐなってもらうわ!! 目障りな女、お前さえいなければメンフィスと幸せになれたのに・・・ 違うわ!あなたのように自分勝手な人に、メンフィスを幸せにする事は出来ない!! やはりミタムンを殺したのはお前か、それでは私にとっても敵と言う事だな! メンフィスを私から奪う者はすべて死ぬのだあ! キャロルは剣を構えるが、アイシスにはね返される。 イズミル,ルカ,ウナスがキャロルを取り囲む。 アイシスがおおいかぶさって来るが、イズミル、キャロルの剣を持つ手を握り、体を支える。 二人が持つ剣はアイシスを貫く。 アイシス ぎゃー!わ、私がほろびるというのか、私の美しい体が・・・メンフィスといたいだけなのに・・・ アムドゥアトの神よ、力を・・・いや・・じゃ・・・ アイシスの体はもとのミイラと化す。 キャロル、ライアンのライターで火をつける。 たちまち燃え上がり、 やがて灰となって散る。 (>おい、火事になるじゃないか!) キャロル、力が抜けたように座り込んでいたが、やがて静かに立ち上がろうとする。 イズミル、手を貸す。 メンフィスの棺に歩み寄り、横たわるミイラをいとしそうにふれる。 そばにあったハサミを手に取り、自分の髪の一房を切り取り、ミイラのそばに置く。 沈黙を破るように、ライアンが言葉を絞り出す。 ライアン ジミー キャロル ブラウン ジミー キャロル ライアン ブラウン ジミー キャロル ライアン キャロル ブラウン イズミル キャロル キャロル、キャロルなのか・・・ キャロル、今までいったいどこにいたんだ!その格好は?その人たちは誰?! (ライアン,ジミー,ブラウン教授を静かに見渡して)ライアン兄さん、ジミー、教授、 心配かけました。 私は3000年前の古代エジプトにいたのです。 なんと!! どういう事だい?タイムスリップしていたとでも言うのかい?! そうです。 彼らは・・・・ヒッタイトの王子イズミル、そしてルカとウナス・・・ そして、このミイラは私の夫だった人、エジプト王メンフィス。 キャロル、とっても信じられない・・・・ キャロル、古代エジプトはどうだったい?我々の研究の通りか?(>おいおい) 夫って・・・!キャロル、きれいすぎて、大人っぽくて、別の人みたいだよ・・・ (かすかにほほえんで)兄さん、お願いがあります。 どうか、メンフィスを・・・私の夫の遺体を 王家の谷に戻して。 誰も入れぬよう、もう一度封印して。 どうして・・・(まっすぐに自分をみつめるキャロルを見て)ああ、何だかよくわからないが、 いいだろう・・・・そうだ、キャロル、お母さんを呼ぶ。 すっかり弱って病気がちなんだ。 ああ、ママ!・・・(キャロルの目からひとすじの涙) そこのお方!(イズミルをつかまえて)ヒッタイトの王子と申されたな、ちょっと話を聞かせて・・・ ・・・(白目) ・・・ブラウン教授ったら・・・あ、兄さん、もうひとつお願い、お医者様を呼んで! この人の肩の銃弾を摘出してあげてほしいの。 時を越えて兄さんが撃った弾を・・。 これは、私と会いさえしなければ負わなかった傷だから。 医師達が駆けつけ、 たちまち研究室は臨時の手術室と化す。 そうこうしているうちに、連絡を受けたキャロルの母,ロディ,そしてジェットヘリでアブドラがやって来る。 母 キャロル ウナス ルカ 母 キャロル 母 キャロル アブドラ キャロル イズミル ライアン キャロル ライアン アブドラ キャロル イズミル ウナス キャロル イズミル キャロル ブラウン ジミー アブドラ ウナス ルカ イズミル 母 ロディ イズミル キャロル 母 キャロル 母 キャロル キャロル、キャロルなの?!おお、神様、感謝します! ママ、ママ、会いたかった、ずっと・・・(キャロル、泣き出す。 母に抱きしめられ、だんだんと声を 上げて号泣しはじめる。 ) キャロル様が泣いておられる・・。 メンフィス様が崩御されてから、ずっとこらえて いらっしゃったのに・・。 あれがナイルの姫の母上、同じ髪、同じ目の色をなさっている・・・。 (髪をなでながら)キャロル、つらい事があったのね。 もういいのよ、ママがついている。 あ、赤ちゃんは無事に産まれたの? (だんだんと落ち着きを取り戻して)いいえ、・・・ヒック・・・あの子を守れなかったの・・ あの女、アイシスに・・ヒック・・・死海に突き落とされて・・・。 でもママ、私にはあの後生まれたぼうやがいるの。 私、ママになったのよ。 まあ、なんて事でしょ!あのおてんばなキャロルが・・・会わせてちょうだい、おばあちゃまに! ・・・ごめんなさい、ダメなの・・・だって3000年前の古代エジプトにおいてきちゃったから。 (母、目を丸くしている。 キャロル、涙をふき、アブドラの方を向き) アブドラ・・・あなたに言わねばならない事が・・・。 あの時、わたしのおなかにいたのは、夫メンフィスの子。 あなたは、記憶の無い私の名誉を守ってくれたのね。 ありがとう。 (一同、はっとしてアブドラを見る) いや、キャロル・・・やっぱり君は王家の呪いなんかじゃなく、王の愛を受けたんだな。 (治療が始まったのに、まだブラウン教授の質問責めにあっているイズミルをはっと見て) もしかして・・イズミル王子、あの時私をわざと逃がしてくれたの? 王に捕まって殺されるのを恐れて・・・・ありがとう・・・。 ナイルの姫、そなたの口からそのような言葉を聞けるとは・・・ キャロルに恩がある方だったのか?申し訳ない事を・・・ いいえ、謝る事ないの。 私、この人に何度も拉致されて、ムチで打たれて、肩を刀で刺して、 縛られたまんま海に落ちて・・・それからそれから・・・ 何!私の大事な妹に!!キャロル、今度何かされたらまた私を呼べ!!今度は・・ バズーカでも用意しておきますか? フフフ、アブドラ、あなたが言ったらしゃれにならないわ。 ) ナイルの姫の兄上は、なんだかメンフィスと似ておるな。 あ、私もそのように! え〜!私、ブラザーコンプレックスなんてなかったわよう! (医者の様子を見ながら)なるほど、このような道具を使うのか・・・イタ!・・くない?ナゼだ! 動かないで、局所麻酔よ。 あなたが見ていたいだろうと思ったから・・。 私も、お医者様に治してもらった。 ライオンの噛み傷もこんな風に治療を受けたの。 不思議でも何でもないの。 ・・・・私は、神の娘、ナイルの娘なんかじゃない・・・・ 未来を見通せるわけじゃない・・・ただ知っていただけ。 私はただのキャロル・リードなの・・。 わかってもらえなくて、辛かった・・・。 (一同沈黙) いや、勉強熱心な良い生徒じゃったぞ、わしの自慢の愛弟子じゃ。 そうだよ、キャロルはいつも歴史、考古学はトップだった。 相手が誰であろうとものおじしない姿は、誇り高く、魅力的だった。 キャロル様はわれら家臣の命までも大切にしてくださいました。 そのおやさしい姿に、我らは命にかけてもキャロル様を守ろうと心に誓いました。 人の心に灯をともすような微笑みをメンフィスは愛した。 私はそれを渇望した・・。 (キャロル、真っ赤になる) あ、あたりまえです、キャロルはリード家の・・・、私の自慢の娘です!! そうだ、僕たちのかわいい妹だ!(>ごめんよ、これだけしかせりふなくって・・・) (キャロル、母と目を合わせ、そしてゆっくりそれぞれの顔をみわたしながら、微笑む。 その目から、涙がぽとぽと落ちる。 ) ようやく感情が出せるようになったようだな。 (泣き笑いしながら)みんなに会えてよかった・・・。 メンフィスが死んで、もうなにもかも 終わった、って、思ってた・・・・もう大丈夫、元気になれた。 キャロル、あなた、またどこかに行ってしまうの? (凛とした表情で)ええ、約束したから。 エジプトと私たちの子を守っていくって。 そんな・・・私のもとにせっかく帰って来たのに・・・・いやよ、みんな止めて・・・! ママ、ごめんなさい。 でも、私はどこにいたって、大好きなママの娘だって事、忘れない。 すてきな兄さん達の妹だって事を誇りに思ってる。 イズミルの肩から無事弾が摘出され、治療が終わる。 イズミルは弾を手に取り、しげしげと見つめている。 「お薬は一日三回食後に」と、医師から薬と抜糸の注意を聞いていると、遠くからキャロル、イズミルらを呼ぶ声が聞こえてくる。 キャロル イズミル ジミー キャロル ジミー キャロル 母 イズミル ライアン キャロル 行かなくっちゃ。 ああ、我らを呼んでいる。 キャロル、これ・・・・(欠けた粘土板を持ってきて)これは君が? まあ・・・ちゃんと届いていたのね・・ふふ、欠けちゃってるけど・・ キャロル、ずっとこんな風に僕たちにメッセージを届けてくれないか? そしたら僕は君の足跡をたどれるから・・。 ええ、わかったわ。 あなたなら読んでくれる。 (真っ赤になって)ママ、ちょっと、か・・勝手に決めつけないでようー! 彼らを呼ぶ声が強くなる。 古代エジプトの兵士の幻がキャロル達を取り囲んでゆく。 キャロル、万感の思いを込めて家族を、一同を見渡す。 キャロル 一同 ライアン ママ・・・みんな・・・どこにいても私はみんなの事を愛しているわ。 どうか元気で!! (口々に)キャロル!! ・・・イズミル、妹を・・キャロルを頼む・・ 瞬間、キャロル,イズミル達の目には、ライアンに重なってメンフィスの姿が見えた。 キャロルが手を伸ばそうとしたその時、四人は暗闇につつまれた・・・・。 ********** 一年後、キャロルは幼いメンフィス二世の共同統治者として、イムホテップと共にエジプトを統治している。 王が崩御し、ヒッタイト王に即位したイズミルより、キャロルとの結婚の申し込みがある。 アッシリアの不穏な動きをヒッタイトが牽制しくれている事情もあり、 メンフィス二世が15歳(成年と認められる)で独り立ちするまでエジプトに留まるという条件で、家臣一同賛成する。 ためらうキャロルに、「それとも、私と結婚しますか?」、と言ってイムホテップが後押しをする。 そして婚儀のため、ヒッタイトより、イズミル一行が到着する。 キャロル イズミル キャロル イズミル キャロル イズミル キャロル イズミル 本当にエジプトを離れなくてもいいのですか? ああ、かまわぬ。 気が向いた時にでも、来ればよい。 私は・・・メンフィスの事を決して忘れられないと思います。 かまわぬ。 彼の事は私も忘れない。 良き好敵手だった。 あなたは・・・私を・・・愛しているのですか? ああ、天にも地にも、私が愛するのは、あなただけだ。 !!・・・杏の花が咲く頃に、行ってみたいわ・・・。 ・・・私の好きな花だ・・・・歓迎するよ。 イズミルとキャロルの間には、一人の王女と、二人の王子が生まれる。 王女はメンフィス二世と結婚し、息子が15歳になったのを機に、キャロルは政治より身を引き、ヒッタイトの首都ハットウシャに移る。 そして、歳月は流れる・・・。 イズミル キャロル イズミル キャロル イズミル やはり・・・・行くのか? ・・・ええ・・・行かせてください・・・帰りたいの、ナイルへ・・・。 あれほどの医者がいて、そなたを癒せないとは!! ・・・私は精一杯・・・生きました・・・ 命の終わりに・・・・ナイルへ・・・どうか、帰らせて・・・。 ・・・今まで・・ありがとう・・・幸せでした・・・・。 キャロル・・・・・そなたを得て、私も幸せだった・・・・・。 王子よ、私に代わり、母をエジプトへ。 兄弟たちと共に、母をナイルに帰してやってくれ・・・。 200X年、ナイル川に古代エジプトの格好をした中年女性が沈んでいる、という情報を得たライアン・リードは、 それが妹と確信し、現場に急行する。 微笑むような死に顔に、「キャロル、精一杯生きたんだな。 幸せだったか?」と問う。 完 つけたしのつけたし おばかなお話に最後までつきあってくださって、ありがとうございます。 いまいちまじめ路線にもお笑い路線にもいけない、中途半端な文になってしまいました。 (まあ、自分らしいか・・・。 ) メンフィスには悪いが、運命通り、姉もろとも死んでもらいました。 アイシスは同情する点はあっても、やっぱり罪はきっちり償ってもらいました。 キャロルには、一番彼女にとって辛かったまわりからの「誤解」からの解放、 「神の娘」でなくっても、みんなは自分の事を愛してくれているのだ、と、わからせてあげたかったのです。 今回の参考文献(・・・て、ほどでもないですが。 「インカ帝国のなぞ」「ツタンカーメンの呪い」「トロイの木馬」・・・・。 小学校時代に読んでいた本です。 他にも「埋もれた日本」「象の来た道」など、けっこう読みました。 私が「王家の紋章」にはまったのは、きっとこの本たちの思い出のためでしょう。 たかし・よいち氏の本を読んでその道に進んだ人も、きっといるでしょう。 「王家の紋章」を読んで考古学に進んだ方もいるくらいだし。 今回子供の時に読んだ本ではなく、1986年出版の 「少年王ツタンカーメン」(大日本図書出版) を読みました。 (大人向けを読む根性も時間もないので・・・なさけな〜。 ) ツタンカーメン(18王朝在位)の時代は、政治も宗教もとんでもない様相を呈していました。 その政治のゴタゴタで彼は暗殺されたとも言われています。 残された王妃のアンケセナーメンは、運命に弄ばれた女性です。 彼女はもともとツタンカーメンの兄にあたるアケナトン(宗教改革王)の第3王女でしかも王妃です。 弟セメンカクラの妃にも後ほどなったようですが、二人が亡くなって、わずか9歳のツタンカーメンが即位すると、 12歳で彼の王妃になりました。 たとえまわりに決められた結婚であっても、わずかな年月であっても、 ツタンカーメンとアンケセナーメンは、愛情にみちた生活を送ったようです。 その様子は彫刻や絵として残っていますが、 何よりツタンカーメンの棺に捧げられた花束が、彼らの愛を物語っています。 (「王家の紋章」の冒頭にこのエピソードは使われていますよね。 ) ツタンカーメンが18歳で亡くなると、彼の小さい時に政治の実権を握っていた大臣アイが 彼女に結婚をせまります。 (イムヘホップが求婚するようなものですな。 ) 当時彼女は21歳、ツタンカーメンとの間の王女二人も相継いで亡くしています。 40歳も年上の人との結婚を嫌い、彼女はヒッタイトの王子を婿に迎えようとします。 が、アイの妨害に合い、泣く泣くアイと結婚する事となり、アイが王位につきました。 ただし、それも5年で亡くなり、また25歳で未亡人になります。 その後は軍司令官のホレンヘブ(ミヌーエだなっ)が別の王女と結婚し、王位につきます。 彼女のその後はわかっていませんし、墓もミイラもみつかっていません。 キャロルは王家の血をひきませんから、ホントは王位継承権は無いと思うのですが、 それだとお話が続かないので、仮に王位継承権があったら、メンフィス・アイシス亡き後、 アンケセナーメンのようになる可能性はあるでしょう。 イムヘホップとミユーエがホントにに忠臣なので、それはなさそうですが、(あ、カプターがいた!) 念のためにキャロルに王子を産んでもらいました。 (笑) ラストは大好きな塩野 七生の本からヒントを得ました。 「王家の紋章」をざーっと読んでまず思い出したのが、塩野氏のエッセイ集 「イタリア遺聞」から、「ハレムのフランス女」(新潮文庫)です。 フランス貴族の娘で、ナポレオン妃ジョセフィーヌの従姉妹にあたるエメ・ドュブク・ド・リビュリ。 海賊に捕らえられ、スルタン・アブドゥール・ハーミッド一世のハレムに献上された実在の人物のお話です。 金髪で快活な性格の美少女を59歳(!!)のスルタンは、ことのほか可愛がり、 翌年彼女は男子を出産します。 (何もヨーロッパ人がハレムに入る事はめずらしくなく、軍人などはすべてキリスト教徒の子弟だった。 ) 彼女がトルコの近代化のひとつの原動力になったのは、間違いないでしょう。 彼女の死に際し、子であるスルタンは母の最後の望みをかなえるべく、 嵐の夜、金角湾対岸にあるキリスト教の修道院に、ひそかに使いを出します。 連れてこられた修道院長は、彼女の最後の懺悔を聞きます。 これはイスラム教国の皇帝であるスルタンにとって、非常に勇気ある行動なのです。 彼は彼で母の臨終の苦しみを少しでもやわらげようと、アラーの神に祈ります。 (エエ話やぁ〜涙) つまり、彼女はもとの世界(キリスト教)に還っていったわけですよね。 それで、キャロルもメンフィスがいない今、もとの世界に返してあげたい、と思ったのです。 「私はエジプトの土になる」なんて言っていたじゃない、と突っ込まれそうですが、 それはメンフィスあっての事だし、どうせ時代が違うだけだし・・(いいかげん)。 彼女の子供達は、断腸の思いで愛する母キャロルをナイルに流したんですよ、きっと。 これを書くにあたって、某巨大掲示板意外、関連HPは閲覧しませんでした。 他の方の文を読んだら、ぜえったい書けなくなると思ったので。 ま、これからヒマを見て関連HPの波乗りでもしよっかな、と思っています。 最後に、私にどんっ、とコミックス44巻お貸し下さったSさま、ありがとうございましたあ!!.

次の