幻想 ポロネーズ。 幻想即興曲・英雄ポロネーズで解説!黒鍵白鍵が入り交じるフレーズや跳躍のポイント

ポロネーズ 第7番「幻想」 Op.61 CT156 変イ長調/Polonaises Polonaise no.7 As

幻想 ポロネーズ

この場をお借りして、 不幸に見舞われた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 幸いにもボクの親戚や友人たちが住む地域は大きな被害もなく、みんな無事で元気でした。 そして最近、まったくブログ更新できずにいた言い訳をさせてください… ToT 7月に入ってWEB案件が同時に複数舞い込んできて、プロトタイプ()制作に追われ、ブログネタをリストアップする時間すらありませんでした。 そのためにはOS環境を変えないといけないので不安ですが、いつかはアップグレードしていかないといけないのだから、それは自分的には今なのかなぁ…と。 流行歌に置き換えるとしたら、あなただけではなく家族や親族までもが(しかも何代にも渡って)一生遊んで暮しても遣いきれないほどの印税が振り込まれ続けるレベルでしょう。 そのフォンタナが、の 類まれなる即興演奏能力について言及しているように、かなりの 即興演奏の名手だった。 とは、その名の通りその場でインプロヴァイズして演奏することですから、その時に弾いたまま譜に書き起こしているわけではありません。 ですから、後に曲想を深く考察しながら長期にわたって記譜することになるワケで、実際もこの作曲の工程にかなりの労力を要したようです。 この4曲に関しても、出版された時期は様々ですが、がどこかサロンやリサイタルで即興演奏を楽しんだ後にそうしたプロセスを経て作曲され、200年近くもの間弾き継がれてきたのです。 そう考えると、何故こんなにもとして残っている曲数が少ないのか? という疑問も解消できます。 幻想はまさに幻の曲 作曲されたのはですから、が24才の頃。 しかしながら、この曲は彼の死後に遺作として出版されました。 なぜだと思います? 実はは、この曲に関してはあまり重視していなかったという逸話があるのです。 『納得できる曲じゃないから、私の死後に捨ててくれ!』 と、概ねフォンタナに対してそんなニュアンスで伝えたようです。 こんなにも美しく素敵な曲なのに、なんで!? と思うのはボクだけではありませんよね。 その証拠に、の代表曲の中でも1、2位を争うくらい人気があり、世界中で愛されて続けているのですから。 その理由には諸説ありますが、有名な2説を挙げてみましょう。 生存時期はとダダかぶりしており、は弟子たちに好んで彼の曲を弾かせたくらいなので、相当な影響を受けているはずです。 また、上の説の増長になるかも知れませんが、モは ベーベンに生涯傾倒し、から多大なる影響を受けてますので、いずれにしてもが何らかの形でインスパイアされたのは間違いないでしょう。 気の短い方は、ピンポイントで 『2:07 - 3:15』あたりをご覧ください。 モのとの比較演奏も聴けますよ。 本来であれば永久に闇に葬り去られたであろう曲だったものを救出し、不朽の名作として後世に残したのですから、それは歴史的な功績といって良いでしょう。 しかし、1964年にこの曲のより新しい自筆の譜が発見されたのです。 これがによる最終稿なのかは分かりませんが、は納得できないと出版しなかったというのですから、この曲自体をこれ以上推敲して完全に仕上げようという意思はなかったのかもしれません。 ですから幻想は、大まかに フォンタナ版と 版に分類されますが、現在はその後の研究と校訂により多くの版が存在しますので、どの版で弾くかはピアニストの意向によります。 しかし今となっては、業界的にフォンタナ版はあまり評価はよろしくないようですね。

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ポロネーズ 第7番「幻想」 Op.61 CT156 変イ長調/Polonaises Polonaise no.7 As

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「英雄ポロネーズ」の曲の仕組みを知る為に、楽曲分析をしてみよう! 音楽を聴いていると、全く同じ部分や似ている部分が繰り返し、聴こえてくることがありませんか? それは、音楽に形式があるからです。 作曲家は音楽の流れが停滞しないようにする為に、1つの曲の中に全く違う曲想のものを入れて作曲します。 しかし、違うものばかりを入れると、曲としてのまとまりがなくなり、聴いている人に同じ曲だ とわかってもらえないので、同じ部分、似ている部分も入れながら、曲を作っています。 「英雄ポロネーズ」にも形式があります。 早速、曲の仕組みを見て行きましょう!! この曲の形式は、複合3部形式で、構成は、このようになっています。 16小節の中をもっと細かくすると4小節単位に区切ることが出来ます。 中間部分はこの形がやや崩れますが、形式としてはとてもわかりやすい作りになっています。 「ポロネーズ」というのは、このリズムを使って作曲された曲のことです。 しかし、曲の始めからポロネーズのリズムが出て来なければならないというわけではありません。 [序奏] この曲は始まってすぐにはポロネーズのリズムを刻んでおらず、16小節の序奏が代わりについています。 この部分は、もっと短く出来たハズですし、曲の構成的にはなくても良い部分のようにも見えます。 しかし、この部分があるからこそポロネーズのリズムが生きてくるのです。 16分音符で書かれている右手の4度の音程は不安定に聴こえる響きです。 そこに、左手が半音ずつ上がってさらに不安感を煽っています。 この序奏の部分には半音がたくさん使われていて、調性が分からないように出来ている為、全体がとても不安定に聴こえるんです。 安定した音(1小節目の4分音符、2小節目の8分音符と4分音符)と不安定な音(16分音符部分)が順番に出てきて、方向性がよく分からないまま進んで行きます。 そして、序奏の最後の4小節で同じ音形を何度も繰り返し聴かせることで次に何が来るんだろうと期待を持たせています。 その後、待ちに待ったポロネーズのリズムを聴くことがようやく出来るのです。 [主部] やっと主題が出て来ましたね。 しかし、楽譜を見ると、左手がポロネーズのリズム刻んでないんですよね。 でも、曲を聴いてみると、確かにポロネーズのリズムが聴こえますね。 どこにあるかというと、実は右手と左手に分かれていて、合わせるとポロネーズのリズムが完成するという作曲テクニックが使われているんです。 主部では、この主題が3回出て来ます。 楽譜だけみると、下行している16分音符がずっと連なっているように見えると思います。 弾いてみるとわかるのですが、この部分、実は動きが途中で変わっているんです。 白鍵からだと、 反時計回り。 黒鍵からだと、 時計回りになります。 つまり、白鍵から弾くか、黒鍵から弾くかで、手の動きが変わるのです。 しかもこれが、2回あるんですよね。 あぁ~大変!! この部分がこの曲の中で1番大変です。 弾くにはコツが要ります。 コツと練習方法については、後で説明しますね! オクターブが終わった後から主部に戻るまでの間は、これまで出てきた部分とは全く違ったものが2つ出て来ます。 1つ目は、ポロネーズのリズムをしっかり刻む部分です。 2つ目は、ここでは左手はリズムを刻みません。 そして右手のメロディーは、ふわふわと漂っているような感じです。 ここは、これまでずっとあったリズムの刻みがなくなって、落ち着く部分です。 序奏部分と同じようにこの部分があるから、主部の主題が戻って来た時に、「来た~」という感じになるんです。 [主部] 通常版の主題が再現されています。 [コーダ] 主部の後、8小節のコーダがあります。 初めて弾く曲はすぐに弾き始めるのではなく、弾く前にこのようなおおまかな曲の分析をしてみると良いと思います。 分析をすると良い点が3つあります。 「英雄ポロネーズ」の難易度はどれくらい? 「英雄ポロネーズ」の難易度は、間違いなく上級です。 この曲は、オクターブが届かないと弾けません。 オクターブが無理なく届く手の大きさがないと、弾くのは無理なので、届かなければ諦めた方が良いです。 手の大きさがクリア出来た人には、次の難関があります。 この曲は芯のある、しっかりした音が必要です。 腕や手首を使わなくても、指だけでしっかり音を出せる人でないと、この曲の曲調から考えると、弾くのはキツイかなと思います。 人それぞれ骨格や筋力が違いますよね。 その為、出せる音は人によって違います。 演奏者が元々持っているタッチの違いによって、この曲の完成度は左右されると思います。 説明が難しいのですが、芯のある音というのは、力を入れて上から押さえつけて弾くのとはちょっと違うんですよ。 芯のあるしっかりした音にするには、瞬間的に鍵盤をストンと叩くような感じで、一瞬だけ力を入れてその後すぐに力を抜くんです。 この曲には、この弾き方が絶対に必要です。 この弾き方は時間をかけて練習すれば出来るようにはなりますが、元々のタッチが柔らかい人だと、苦労されるかもしれません。 「英雄ポロネーズ」にあった芯のある、響く音を出せるよう努力してみて下さい。 私はこちらの楽譜を使っています。 この曲の難所はどこ?弾き方のコツと弾きこなす為の練習方法!! この曲の難所を出て来る順番で説明して行きます。 同じ音程が連続して出て来ると弾きにくくなります。 ここは、地味に弾きにくい部分です。 出だしで失敗するのはカッコ悪いのでよく練習しましょう!! ここは、まず4つセットの16分音符と次の小節の8分音符までを練習します。 弾く時に手首の位置が上下しないように、指だけで弾けるように気を付けましょう。 (版によって指使いが異なります。 自分に合った指使いを探して下さい。 ) 1つずつしっかり弾くのではなく、4つセットの16分音符は一気に弾いて行けるようにしましょう。 それが出来たら、2つセットの16分音符をくっつけましょう。 音の跳躍を外さず、上手く弾くコツは、跳躍する時に、横に飛ぶように練習し、素早く次の準備をすることです。 上に飛んでしまうのは、パフォーマンスとしては良いかもしれませんが、次の音へ跳躍する為の時間をムダ使いしていることになります。 指使いをしっかり守って、まずはゆっくり練習しましょう。 この部分は、クレッシェンドがかかっていますが、指でクレッシェンドをあまりし過ぎない方が良いと思います。 それよりも、素早く弾きとばすようにする方がカッコ良く聴こえると思います。 そのように弾くには、くぐらせる指とくぐらせた後の指に注意を払う必要があります。 この部分は、人によって弾き方が違います。 手の大きな人は、オクターブ部分を全部左手で弾きます。 そして、人によっては、4の指も使いながら弾きます。 手のあまり大きくない人は、メロディーが出て来ない部分(2小節)を右手と左手に分けて弾きます。 そして、途中から左手だけに換えます。 少しでも左手の負担を減らす為の工夫ですね! この部分は、疲れないように機械的に動かすのがポイントです。 力で弾くと疲れますので、力は抜きましょう。 この難所をすぐ練習するのではなく、まずはオクターブをたくさん弾き、手をずっと開いておく感覚に慣れましょう。 こんな練習が役に立つかもしれません。 オクターブを弾くことに慣れたら、次は楽譜通りに弾いてみましょう。 動き方は変わりますが、弾き方は基本的に変わりません。 どちらも白鍵と黒鍵を両方弾かなくてはいけませんね。 黒鍵と白鍵を交互に弾くと、手の位置が上下するのが分かると思います。 この難所部分を試しに、黒鍵をピアノのふたに近い方で弾いて、白鍵を逆に鍵盤の端の方で弾いてみて下さい。 どうですか手を動かす範囲がとても大きくなってしまいますよね。 この弾き方では、ムダな動きが多いので疲れてしまいます。 手への負担を少なくする為には、 手を動かす範囲をなるべく小さくなるようにすることが重要です。 つまり、 鍵盤のどこを押さえるかが、カギになるということです! 実際にどうすれば良いかというと、 白鍵、黒鍵のどちらとも弾く時になるべく真ん中で弾くようにするんです。 そうすると、弾く時の移動範囲が最小限で済む為、疲れにくくなります。 本当は弾くのにあまり良いポジションとは言えないのですが、疲れない為です。 挑戦してみて下さい。 手の大きい人はそれ程、気にする必要ありませんが、手のそれ程大きくない人にとっては、疲れるようなムダな動きはなるべくしたくありません。 この2つのコツでかなり、力を温存出来るのではないかと思います。 クレッシェンドをかけなくてはいけないところがありますが、ここはあまり左手で大きくしようと思い過ぎないことが重要です。 確かに、出来たら音量が欲しいところではありますが、右手につられて自然と大きくなって行きますからそこまで気にすることはありません。 大きくし過ぎて割れた音になったり、無理にクレッシェンドしたせいで左手が疲れることの方が、問題です。 あまりガツガツと速く弾き過ぎなくても大丈夫です!!それよりも、リズムに乗って弾きましょう!! 同じ曲でも、ピアニストによって弾き方が全く違う?!比べてみよう! 「英雄ポロネーズ」はピアニストもプログラムに入れたり、CDに収録したりする曲です。 それだけ、曲としても優れていて、弾きごたえ、聴きごたえがある曲ということになります。 前に書いた通り、骨格や筋力の差で弾き方に差が出ます。 ピアニストでも同じです。 演奏者自身の骨格や筋力の差+演奏者それぞれの曲の解釈によって、同じ曲でも雰囲気はかなり違います。 《ピアニストの演奏を比較》 力強い、リズム重視 ランラン 標準 小山実稚恵 アシュケナージ 優しい、メロディー重視 カツァリス 仲道郁代 他にも素敵な演奏をするピアニストはたくさんいますが、今回はこの5人のピアニストの「英雄ポロネーズ」の演奏を比べてみました。 しかし、鋭すぎる程のリズムは、好き嫌いがあるかもしれません。 ピアニストによってこんなにも違うんです。 いろんなピアニストの演奏を聴き比べて、自分の目標を決めてみるのも1つの方法だと思います。 ある程度は弾かなければなりませんが、とにかく力強く弾くというだけが正解ではありません。 利点が3つ。

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幻想即興曲・英雄ポロネーズで解説!黒鍵白鍵が入り交じるフレーズや跳躍のポイント

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「英雄ポロネーズ」の曲の仕組みを知る為に、楽曲分析をしてみよう! 音楽を聴いていると、全く同じ部分や似ている部分が繰り返し、聴こえてくることがありませんか? それは、音楽に形式があるからです。 作曲家は音楽の流れが停滞しないようにする為に、1つの曲の中に全く違う曲想のものを入れて作曲します。 しかし、違うものばかりを入れると、曲としてのまとまりがなくなり、聴いている人に同じ曲だ とわかってもらえないので、同じ部分、似ている部分も入れながら、曲を作っています。 「英雄ポロネーズ」にも形式があります。 早速、曲の仕組みを見て行きましょう!! この曲の形式は、複合3部形式で、構成は、このようになっています。 16小節の中をもっと細かくすると4小節単位に区切ることが出来ます。 中間部分はこの形がやや崩れますが、形式としてはとてもわかりやすい作りになっています。 「ポロネーズ」というのは、このリズムを使って作曲された曲のことです。 しかし、曲の始めからポロネーズのリズムが出て来なければならないというわけではありません。 [序奏] この曲は始まってすぐにはポロネーズのリズムを刻んでおらず、16小節の序奏が代わりについています。 この部分は、もっと短く出来たハズですし、曲の構成的にはなくても良い部分のようにも見えます。 しかし、この部分があるからこそポロネーズのリズムが生きてくるのです。 16分音符で書かれている右手の4度の音程は不安定に聴こえる響きです。 そこに、左手が半音ずつ上がってさらに不安感を煽っています。 この序奏の部分には半音がたくさん使われていて、調性が分からないように出来ている為、全体がとても不安定に聴こえるんです。 安定した音(1小節目の4分音符、2小節目の8分音符と4分音符)と不安定な音(16分音符部分)が順番に出てきて、方向性がよく分からないまま進んで行きます。 そして、序奏の最後の4小節で同じ音形を何度も繰り返し聴かせることで次に何が来るんだろうと期待を持たせています。 その後、待ちに待ったポロネーズのリズムを聴くことがようやく出来るのです。 [主部] やっと主題が出て来ましたね。 しかし、楽譜を見ると、左手がポロネーズのリズム刻んでないんですよね。 でも、曲を聴いてみると、確かにポロネーズのリズムが聴こえますね。 どこにあるかというと、実は右手と左手に分かれていて、合わせるとポロネーズのリズムが完成するという作曲テクニックが使われているんです。 主部では、この主題が3回出て来ます。 楽譜だけみると、下行している16分音符がずっと連なっているように見えると思います。 弾いてみるとわかるのですが、この部分、実は動きが途中で変わっているんです。 白鍵からだと、 反時計回り。 黒鍵からだと、 時計回りになります。 つまり、白鍵から弾くか、黒鍵から弾くかで、手の動きが変わるのです。 しかもこれが、2回あるんですよね。 あぁ~大変!! この部分がこの曲の中で1番大変です。 弾くにはコツが要ります。 コツと練習方法については、後で説明しますね! オクターブが終わった後から主部に戻るまでの間は、これまで出てきた部分とは全く違ったものが2つ出て来ます。 1つ目は、ポロネーズのリズムをしっかり刻む部分です。 2つ目は、ここでは左手はリズムを刻みません。 そして右手のメロディーは、ふわふわと漂っているような感じです。 ここは、これまでずっとあったリズムの刻みがなくなって、落ち着く部分です。 序奏部分と同じようにこの部分があるから、主部の主題が戻って来た時に、「来た~」という感じになるんです。 [主部] 通常版の主題が再現されています。 [コーダ] 主部の後、8小節のコーダがあります。 初めて弾く曲はすぐに弾き始めるのではなく、弾く前にこのようなおおまかな曲の分析をしてみると良いと思います。 分析をすると良い点が3つあります。 「英雄ポロネーズ」の難易度はどれくらい? 「英雄ポロネーズ」の難易度は、間違いなく上級です。 この曲は、オクターブが届かないと弾けません。 オクターブが無理なく届く手の大きさがないと、弾くのは無理なので、届かなければ諦めた方が良いです。 手の大きさがクリア出来た人には、次の難関があります。 この曲は芯のある、しっかりした音が必要です。 腕や手首を使わなくても、指だけでしっかり音を出せる人でないと、この曲の曲調から考えると、弾くのはキツイかなと思います。 人それぞれ骨格や筋力が違いますよね。 その為、出せる音は人によって違います。 演奏者が元々持っているタッチの違いによって、この曲の完成度は左右されると思います。 説明が難しいのですが、芯のある音というのは、力を入れて上から押さえつけて弾くのとはちょっと違うんですよ。 芯のあるしっかりした音にするには、瞬間的に鍵盤をストンと叩くような感じで、一瞬だけ力を入れてその後すぐに力を抜くんです。 この曲には、この弾き方が絶対に必要です。 この弾き方は時間をかけて練習すれば出来るようにはなりますが、元々のタッチが柔らかい人だと、苦労されるかもしれません。 「英雄ポロネーズ」にあった芯のある、響く音を出せるよう努力してみて下さい。 私はこちらの楽譜を使っています。 この曲の難所はどこ?弾き方のコツと弾きこなす為の練習方法!! この曲の難所を出て来る順番で説明して行きます。 同じ音程が連続して出て来ると弾きにくくなります。 ここは、地味に弾きにくい部分です。 出だしで失敗するのはカッコ悪いのでよく練習しましょう!! ここは、まず4つセットの16分音符と次の小節の8分音符までを練習します。 弾く時に手首の位置が上下しないように、指だけで弾けるように気を付けましょう。 (版によって指使いが異なります。 自分に合った指使いを探して下さい。 ) 1つずつしっかり弾くのではなく、4つセットの16分音符は一気に弾いて行けるようにしましょう。 それが出来たら、2つセットの16分音符をくっつけましょう。 音の跳躍を外さず、上手く弾くコツは、跳躍する時に、横に飛ぶように練習し、素早く次の準備をすることです。 上に飛んでしまうのは、パフォーマンスとしては良いかもしれませんが、次の音へ跳躍する為の時間をムダ使いしていることになります。 指使いをしっかり守って、まずはゆっくり練習しましょう。 この部分は、クレッシェンドがかかっていますが、指でクレッシェンドをあまりし過ぎない方が良いと思います。 それよりも、素早く弾きとばすようにする方がカッコ良く聴こえると思います。 そのように弾くには、くぐらせる指とくぐらせた後の指に注意を払う必要があります。 この部分は、人によって弾き方が違います。 手の大きな人は、オクターブ部分を全部左手で弾きます。 そして、人によっては、4の指も使いながら弾きます。 手のあまり大きくない人は、メロディーが出て来ない部分(2小節)を右手と左手に分けて弾きます。 そして、途中から左手だけに換えます。 少しでも左手の負担を減らす為の工夫ですね! この部分は、疲れないように機械的に動かすのがポイントです。 力で弾くと疲れますので、力は抜きましょう。 この難所をすぐ練習するのではなく、まずはオクターブをたくさん弾き、手をずっと開いておく感覚に慣れましょう。 こんな練習が役に立つかもしれません。 オクターブを弾くことに慣れたら、次は楽譜通りに弾いてみましょう。 動き方は変わりますが、弾き方は基本的に変わりません。 どちらも白鍵と黒鍵を両方弾かなくてはいけませんね。 黒鍵と白鍵を交互に弾くと、手の位置が上下するのが分かると思います。 この難所部分を試しに、黒鍵をピアノのふたに近い方で弾いて、白鍵を逆に鍵盤の端の方で弾いてみて下さい。 どうですか手を動かす範囲がとても大きくなってしまいますよね。 この弾き方では、ムダな動きが多いので疲れてしまいます。 手への負担を少なくする為には、 手を動かす範囲をなるべく小さくなるようにすることが重要です。 つまり、 鍵盤のどこを押さえるかが、カギになるということです! 実際にどうすれば良いかというと、 白鍵、黒鍵のどちらとも弾く時になるべく真ん中で弾くようにするんです。 そうすると、弾く時の移動範囲が最小限で済む為、疲れにくくなります。 本当は弾くのにあまり良いポジションとは言えないのですが、疲れない為です。 挑戦してみて下さい。 手の大きい人はそれ程、気にする必要ありませんが、手のそれ程大きくない人にとっては、疲れるようなムダな動きはなるべくしたくありません。 この2つのコツでかなり、力を温存出来るのではないかと思います。 クレッシェンドをかけなくてはいけないところがありますが、ここはあまり左手で大きくしようと思い過ぎないことが重要です。 確かに、出来たら音量が欲しいところではありますが、右手につられて自然と大きくなって行きますからそこまで気にすることはありません。 大きくし過ぎて割れた音になったり、無理にクレッシェンドしたせいで左手が疲れることの方が、問題です。 あまりガツガツと速く弾き過ぎなくても大丈夫です!!それよりも、リズムに乗って弾きましょう!! 同じ曲でも、ピアニストによって弾き方が全く違う?!比べてみよう! 「英雄ポロネーズ」はピアニストもプログラムに入れたり、CDに収録したりする曲です。 それだけ、曲としても優れていて、弾きごたえ、聴きごたえがある曲ということになります。 前に書いた通り、骨格や筋力の差で弾き方に差が出ます。 ピアニストでも同じです。 演奏者自身の骨格や筋力の差+演奏者それぞれの曲の解釈によって、同じ曲でも雰囲気はかなり違います。 《ピアニストの演奏を比較》 力強い、リズム重視 ランラン 標準 小山実稚恵 アシュケナージ 優しい、メロディー重視 カツァリス 仲道郁代 他にも素敵な演奏をするピアニストはたくさんいますが、今回はこの5人のピアニストの「英雄ポロネーズ」の演奏を比べてみました。 しかし、鋭すぎる程のリズムは、好き嫌いがあるかもしれません。 ピアニストによってこんなにも違うんです。 いろんなピアニストの演奏を聴き比べて、自分の目標を決めてみるのも1つの方法だと思います。 ある程度は弾かなければなりませんが、とにかく力強く弾くというだけが正解ではありません。 利点が3つ。

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