ペール ギュント 組曲。 グリーグ「ペールギュント」組曲

ペール・ギュント (グリーグ)

ペール ギュント 組曲

とあるノルウェーの村人で、支配欲が強くて自由奔放で壮大なホラ話ばかりしていた若者 ペール・ギュント(左 上 絵)が引き起こす、約半世紀の時と世界を股に掛ける壮大な冒険物語です。 その後しばらくして、彼は村の実家に一時帰宅するが、母オーセは衰弱しきって虫の息だった。 物語の序盤、ペール・ギュントを慕うイングリッドが、彼女に飽きて去ろうとする彼を無理矢理引き留め、嘆き悲しむ場面です。 この曲は基本的に、以下3つの部分から構成されています。 AとBは曲の最初と最後で何度か繰り返されますが、最終的にBが演奏され、ペール・ギュントがイングリッドを捨て、冷酷に去っていく様子が描かれます。 A)Allegro furioso(furioso: 荒れ狂う様に) この部分はイングリットがまさに「荒れ狂う様に」ペール・ギュントを必死に引き留める様子を描いています。 B)Andante(曲想標語無し) この部分はイングリッドとは対照的に、何の情感も無く去ろうとするペール・ギュントの冷酷さを描いています。 C)Andante doloroso(doloroso: 悲痛さをもって) この部分は「あなたをこんなに慕っているのに、なぜ私から去るの!?」と嘆きながらペール・ギュントにすがるイングリッドの「悲痛さ」を描いています。 (写真: ソルヴェイグに扮したオペラ歌手) 全財産を失った上に、もはや故郷では存在すら忘れられ、茫然自失としたペール・ギュントが、最後に行き着いた山小屋で、 半世紀以上ひたすらに彼を待った恋人ソルヴェイグの子守歌 (と言うより、彼をひたすら待っていた時に歌っていた歌) を聴きながら、静かに最期を迎える場面です。 Poco Andante(曲想標語無し) この曲は本来、 ソルヴェイグ役の女性が以下の歌詞で歌う独唱曲です。 独唱バージョンのYouTube動画は以下リンクで見られます。 前半はペール・ギュントが自分の元に帰ってくること、長調に転じたヴォカリーズ (歌詞の無い 「アァー・・・」(母音のみ)で歌う歌唱法)を挟んだ後半は、彼が神に祝福されること、彼が死んだのであれば、また天国で会いましょうと切々と歌います。 Ah….

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ペール・ギュント (グリーグ)

ペール ギュント 組曲

からへの手紙(1874年1月23日) 『ペール・ギュント』はイプセンがに書いた作品である。 元は上演を目的としないとして書かれたが、その後イプセンはこれを舞台で上演することになった。 本来は舞台向きでないこの作品の上演に当たって、イプセンは音楽によって弱点を補うことを考えた。 そこでに、当時作曲家として名を上げつつあった同国人のグリーグに、劇音楽の作曲を依頼した。 グリーグは自分の作風が小品向きであり、劇的でスケールの大きな舞台作品には向かないと考えていて、一旦は依頼を断わろうともしたが、報酬と、民族的な題材への作曲に興味を引かれたこともあり、作曲を引き受けた。 作曲は同年に開始したが難航し、翌に完成した。 『ペール・ギュント』の舞台上演は2月24日、クリスチャニア(現)の王立劇場で初演が行われた。 音楽の指揮はヨハン・ヘンヌムによる。 上演は、イプセンの狙い通りに音楽のおかげもあって成功を収めたが、一方で近代性を備えた風刺的なイプセンの戯曲に対してグリーグの音楽がロマンティックに過ぎることへの批判もあった。 グリーグはその後、再演のたびに改訂を行っており、1885年、1887年から1888年、1890年から1891年、1901年から1902年に改訂されている。 1876年にのみ出版された後、1908年にのから出版されたが、完全な形で全曲版がペータース社から出版されたのは1987年である。 編成 [ ] 、2、2、2、2、4、2、3、、、、、、、、、、、、、、(または独奏)、、独唱、合唱 組曲版でもおおよそ同じ編成であるが、声楽やオルガン、ピアノなどは省かれている。 構成(作品23) [ ] グリーグが作曲した音楽は全27曲(番号付きの26曲と番号なしの1曲)である。 演奏時間では第1幕約8分、第2幕約22分、第3幕約7分、第4幕約28分、第5幕約20分で、計約85分となる。 他にがグリーグのピアノ曲を編曲した追加曲もある。 第1幕• ハリング舞曲(Halling)• 跳躍舞曲(Springar) 第2幕• 花嫁の略奪とイングリ(イングリッド)の嘆き(Bruderovet - Ingrids Klage) 第2幕への前奏曲。 ペール・ギュント「育ちのよさは馬具見りゃわかる」(Peer Gynt: 《Pa Ridestellet skal Storfolk kjendes! ドヴレ山の魔王の広間にて(I Dovregubbens Hall) 男声合唱が加わる。 ドヴレ山の魔王の娘の踊り(Dans av Dovregbbens Datter)• ペール・ギュントはに追い回される(Peer Gynt jages av Troll)• (番号なしの1曲) 第4幕• (、)(Morgenstemning) 第4幕への前奏曲。 盗賊と密売者(Tyven og Heleren) 盗賊と密売者が交互に歌う。 アラビアの踊り(Arabisk Dans) 女声二部合唱と独唱(アニトラ)が加わる。 ()(Anitras Dans)• ペール・ギュントの(Peer Gynts Serenade) ペール・ギュントの歌。 ペール・ギュントと(Peer Gynt og Anitra)• ()(ソルヴェイグの歌、Solveigs Sang) 舞台裏の歌手が歌う。 ペール・ギュントの帰郷、海の嵐の夕方(Peer Gynts Hjemfart. 難破(Skipsforliset)• 小屋でソルヴェイ(ソルヴェイグ)が歌っている(Solveig synger i Hytten)• 夜の情景(Nattscene)• の「祝福の朝なり」(Pinsesalme: 《Velsignede Margen》) 無伴奏のによるペンテコステ(聖霊降誕祭)の賛美歌の。 ソルヴェイ(ソルヴェイグ)の(Solveigs Vuggevise) 女声独唱。 第1組曲 作品46 [ ] による演奏 これらの音声や映像がうまく視聴できない場合は、をご覧ください。 1891年に編曲された。 原曲の第13、12、16、8曲の4曲を選び、声楽のパートや台詞を省き、楽曲の一部を削除している。 第1曲「 (、)」(ホ長調)• 第2曲「オーセの死」(ロ短調)• 第3曲「アニトラの踊り」(イ短調)• 第4曲「 (、)」(ロ短調) 第2組曲 作品55 [ ] 1892年に編曲、翌1893年に改訂された。 原曲の第4、15、21、19曲の4曲を選び、第1組曲と同様に編曲した。 「ソルヴェイグの歌」では歌唱のパートを器楽に置き換えている。 なお、当初は「アラビアの踊り」の代わりに「山の魔王の娘の踊り」(原曲の第9曲)が入っていたが、改訂時に現行の形に改められた。 第1曲「イングリッドの嘆き」(ト短調)• 第2曲「アラビアの踊り」(ハ長調)• 第3曲「ペール・ギュントの帰郷」(嬰ヘ短調)• 第4曲「ソルヴェイグの歌」(イ短調) 使われた作品など [ ]• 「山の魔王の宮殿にて」の一部を原曲にしたものが・の応援ソングとして使われていた。 の楽曲『』にも「山の魔王の宮殿にて」の一部が引用されている。 、のText-To-Speechの「Cellos」は、テキストを「山の魔王の宮殿にて」の旋律を使って読む。 のアルバム『』収録の「Hall of the Mountain King」は「山の魔王の宮殿にて」をアレンジしたもの。 同曲には「朝」の一部も引用されている。 のアルバム『』のリマスター盤にボーナス・トラックとして収録された「Hall of the Mountain King」も「山の魔王の宮殿にて」のアレンジ。 のアルバム『』収録の「In the Hall of the Mountain King」も「山の魔王の宮殿にて」をアレンジしたもの。 同曲にも「朝」の一部が引用されている。 イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、の1stアルバム『』収録の「Synphony No. 2」には一部「山の魔王の宮殿にて」のメロディーが引用されている。 のアルバム『Karma』収録の「Forever」にも「ソルヴェイグの歌」の一部が引用されている。 のアルバム『』収録の「ゴーガー」の間奏部にも「山の魔王の宮殿にて」の一部が引用されている。 の『』にも「アニトラの踊り」と「山の魔王の宮殿にて」の一部がアレンジされ引用されている。 の『』のステージ3で、の「」と合わさる形で「山の魔王の宮殿にて」がとして使用されている。 同じくの『』のステージ9で、の音楽「」と合わさる形で「山の魔王の宮殿にて」がとして使用されている。 から発売されたゲーム『』では「マジンダンサー」という曲名で「アラビアの踊り」をアレンジしたものが使用されている。 監督、主演の映画「」では、ローレ演じる連続殺人鬼が「山の魔王の宮殿にて」を口笛で口ずさんでいる。 「」において、「ソルヴェイグの歌」のメロディに歌詞をつけた「みずうみ」という歌が放送されていた。 歌っていたのは。 の楽曲『Dream A Dream』(「 X2」に収録)で、「山の魔王の宮殿にて」のメロディーが淡々とミニマルで奏でられている。 より系列で放送されている情報番組『』にテーマ曲に、「山の魔王の宮殿にて」の後半部が使用されている。 10月期に系列で放送されていたテレビドラマ『』で、「山の魔王の宮殿にて」がBGMとして、第5話を除く全話で使用されていた。 参考文献 [ ]• の楽譜 -。 として無料で入手可能。 の楽譜 -。 として無料で入手可能。 の楽譜 -。 として無料で入手可能。

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グリーグ:『ペール・ギュント』第1組曲、第2組曲、シベリウス:フィンランディア、他 カラヤン&ベルリン・フィル : グリーグ(1843

ペール ギュント 組曲

ヘンリク・クラウゼン演ずるペール(1876年) 著者 発行日 、劇詩 [ ] 『 ペール・ギュント』( Peer Gynt )は、がに作った(劇詩)。 で書かれた。 自由奔放なペール・ギュントが旅に出て年老いて帰ってくるまでの物語。 全5幕。 元々は舞台上演を意図して書かれた作品ではなかったが、、クリスチャニア(現)の国民劇場で初演された。 その際、イプセンの依頼でがを作曲している。 後にグリーグはこの音楽の中から4曲ずつを選び、2つの組曲に改作した(詳細は を参照)。 劇音楽は後に同じくノルウェーの作曲家も作曲している(同様に2つの組曲が編まれた)。 また、ドイツの作曲家がこの戯曲を化、がを作曲している。 登場人物 [ ]• ペール• オーセ - ペールの母• ソルヴェイ• イングリ• イングリの花婿• 緑衣の女• ドヴレ王 - の王• 一座(バロン、コットン、エーベルコップ、トルムペーターストローレ)• アニトラ• やせた男 - の服を着ているが片足が蹄。 ボタン職人 あらすじ [ ] 落ちぶれた豪農の息子で、母と共に暮らしている夢見がちな男ペール・ギュントは、かつての恋人イングリを結婚式から奪取して逃亡する。 しかしイングリに飽きたら彼女を捨て、の娘と婚礼寸前まで行くが逃げ出す。 純情な女ソルヴェイと恋に落ちるが、彼女を待たせたまま放浪の旅に出る。 山師のようなことをやって金を儲けては無一文になったり、でになったり遍歴した後に老いて帰郷する。 死を意識しながら故郷を散策していると、ボタン職人と出会うが、彼は天国に行くような大の善人でもなく地獄に行くほどの大悪党でもない「中庸」の人間をボタンに溶かし込む役割の職人だった。 「末路がボタン」というのだけは御免だと、ペール・ギュントは善悪を問わず自分が中庸ではなかったことを証明しようと駆けずり回るが、トロルの王も「やせた男」もそれを証明してくれなかった。 彼は最後の証人として会ったソルヴェイにを歌ってもらいながら永眠する。 日本語訳 [ ]• 原千代海訳が『イプセン戯曲全集 第2巻』(、1989年)に所収。 訳『ペール・ギュント』論創社 2006年もある。 関連項目 [ ]• - 実業家としてペールが成功した頃に勃発。 ペールは、損得勘定から側を支援しようとする。 英仏独スウェーデンの紳士たちとの会話でこの決断を表明するシーンを書くことによって、当時ほとんどの西洋人たちが(文化的な理由から)ギリシャ側を支持したことと対比させている。 外部リンク [ ]• - の。 この項目は、に関連した です。 などしてくださる()。 この項目は、 に関連した です。 などしてくださる(/)。

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