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クローン病と免疫抑制剤について|潰瘍性大腸炎・クローン病のまとめ

免疫 抑制 剤

Key:QFJCIRLUMZQUOT-HPLJOQBZSA-N 物理的データ 0. ののため、の治療のために医学分野で使われている。 ヒトにおいて機能を持ち、移植の拒絶の予防において特に有用である。 (IL-2)の産生を低下させることによっておよびの活性化を阻害する。 ()のコーティング剤としても使われている。 ラパマイシンは1972年にSuren Sehgalらによって、の土壌から発見された放線菌 Streptomyces hygroscopicusから初めて単離され 、イースター島の名の「ラパ・ヌイ」のラパと、「菌類から生じた」を意味する接尾語のマイシンとを組み合わせてラパマイシンと名付けられた。 当初はとして開発されていた。 しかしながら、 ()によって強力な免疫抑制作用と抗増殖作用を示すことが発見され、この目的では使用されなくなった。 1999年9月にによって認可された。 商品名はラパリムス錠1 mg()。 日本国外ではラパミューン Rapamune として(以前は)から販売されている。 「」も参照 似た名称のとは異なり、シロリムスはではないが、免疫系に対して同様の免疫抑制作用を有する。 シロリムスはに作用し、との活性化を妨げることによって、IL-2およびその他のサイトカイン受容体依存的シグナル伝達機構を阻害する。 タクロリムスとはを阻害することによってIL-2の分泌を阻害する。 シロリムスの作用機序はタクロリムスと同じく、細胞質タンパク質 FKBP12 への結合である。 カルシニューリン PP2B を阻害するタクロリムス-FKBP12複合体とは異なり、シロリムス-FKBP12複合体は、mTOR複合体1 mTORC1 に直接結合することによって、mTOR mechanistic Target Of Rapamycin 経路を阻害する。 薬物動態 [ ] シロリムスはによって代謝される。 また、 P-gp 排出ポンプの基質である。 は57から63時間である。 シロリムスの腸から血流への吸収は患者によって大きく異なる。 ある患者では同量を投与された他の患者の8倍も吸収量が高いこともある。 したがって、患者の状態に対して適切な用量を確かめる必要がある。 これは次の投与の前に血液サンプルを採取して決定することができ、トラフ濃度が分かる。 82)、その PK プロファイルを知るためには1つの濃度だけを取ればよい。 シロリムスとタクロリムスのPKプロファイルは同時投与によって変化しない。 8)、患者は双方について似た生物学的利用能を示す [ ]。 免疫抑制作用 [ ] ラパマイシンが、免疫抑制作用においてより優れている点は、に対しての毒性が低いということである。 カルシニューリン阻害剤により長期的に免疫を抑制された患者は、腎機能が低下し、時にはを発症する場合もあるが、ラパマイシンではその心配が少ない。 また、臓器提供者がに罹患している際には、カルシニューリン阻害剤を使用することによって移植後に再発する危険性もある。 しかし、ラパマイシンは2008年10月7日により、腎機能低下のリスクを警告するラベルを訂正する許可が出されている。 また VEGF の発現を抑制して、血管内皮細胞の増殖や管腔形成を抑えるとされる。 最近では、腎移植を行う予定の患者にラパマイシンを投与したところ、の進行が抑制されたことが確認されている。 また、とラパマイシンとを併用したに対する治療では、AKT陽性のが不活性化されたことが示されている。 はによる研究で、ラパマイシンと共に使用することで、相乗効果的にを不活性化させる事が判明している。 平滑筋増殖抑制作用 [ ] 増殖抑制効果があり、・等におけるにおいて用いられる血管内に、ラパマイシンを配合したステント(サイファー Cypher)が製品化されており広く領域で用いられている。 また、においても使用されている。 2017年8月1日、京都大学の戸口田淳也、池谷真らの研究グループが、骨格筋中に異所性骨が形成される難病であるの治療薬として「ラパマイシン」をを使って見つけたと発表した。 また同日、臨床試験を開始すると発表した。 iPS細胞を使った創薬の治験は世界で初めてとなる。 2017年10月5日、京都大学病院は「ラパマイシン」を用いた臨床試験を開始したと発表した。 iPS細胞を使って発見した薬を用いた世界初の臨床試験となる。 同研究の注意書きによると、実験は生後20ヶ月の成熟したマウス(に換算すれば60歳前後)で行われた。 これは、一般的な延命策と違って、すでに高齢化しているヒトの寿命を伸長させる可能性を示唆している。 脚注 [ ]• Buck, Marcia L. 2006. Pediatric Pharmacotherapy 12 2. PubChem Compound. National Center for Biotechnology Information. 2016年8月1日閲覧。 Simamora, P; Alvarez, JM; Yalkowsky, SH 1 February 2001. International journal of pharmaceutics 213 1—2 : 25—9. United States Food and Drug Administration. Wyeth Pharmaceuticals, Inc. 2015年5月. 2016年5月28日閲覧。 Antibiot. 28 10 : 721—6. October 1975. Seto, Belinda 2012. Clinical and Translational Medicine 1 1 : 29. Pritchard DI 2005. Drug Discovery Today 10 10 : 688—691. Journal of Transplantation 2009: 1—20. Ther Drug Monit. 24 3 : 346—50. June 2002. Sun SY, Rosenberg LM, Wang X, et al. August 2005. Cancer Res. 65 16 : 7052—8. 2009年7月8日閲覧。. 2017年8月1日. 2017年8月1日閲覧。 2017年8月1日. 2017年8月1日閲覧。 2017年8月1日. 2017年8月1日閲覧。 2017年10月5日. 2017年10月5日閲覧。 2017年10月5日. 2017年10月5日閲覧。 「」460号 392-395ページ 2009年7月16日• 富取秀行、 ファルマシア 2013年 49巻 1号 p. 68, : 関連項目 [ ]• mammalian target of rapamycin - ラパマイシンにより阻害される標的タンパク質• - ラパマイシン誘導体• この項目は、に関連した です。 などしてくださる(/)。 この項目は、に関連した です。

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膠原病治療でのステロイド剤と免疫抑制剤の副作用は?

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犬の皮膚炎の殆どは細菌性皮膚炎と真菌性(カビ等)性皮膚炎だ。 細菌性皮膚炎の場合は、ひば水で簡単に治る。 真菌(カビや酵母)性の場合はひば油エタノール液で治る。 何年治療しても獣医が治せなかった皮膚炎もひば油エタノール液で完治する。 そのひば油エタノール液はブログ「愛犬問題」が考案して世の中に公表したものだ。 発明品だ。 皮膚炎に顕著な薬効のある新薬だ。 ひば水では完治しない皮膚炎もひば油エタノール液でなら完治する。 愛犬家の皆さんが立証している。 詳細は下段の関連随想集にある。 ところが、獣医はそれらの皮膚炎を治せない。 ブログ「愛犬問題」にそのような事例に関する愛犬家の投稿が多い。 獣医はステロイド剤と抗生物質を処方しているからだ。 ステロイド剤には殺菌作用はない。 獣医は薬剤の効能に無知蒙昧だ。 どんな病気にもステロイド剤を処方する。 儲けるためだけの理由でだ。 抗生物質も万能ではない。 獣医が売りつけている抗生物質では犬の皮膚病は治らない。 気休め薬剤だ。 多くの愛犬家が実証している。 獣医は自分では治せない皮膚炎を アトピー性皮膚炎だと診断している。 科学的な根拠もなく、自分勝手の思いで診断している。 言い換えると、高価な薬剤をだまし売りして儲けるために治療の難しい皮膚炎のような診断名を付ける。 再度いう。 科学的な根拠を全く示さず妄想で診断している。 アトピー性皮膚炎はきわめて稀な皮膚炎だ。 遺伝的に「 アトピー素因」を持っている犬だけが発症する。 ほんとにわずかな割合の犬だけがその「アトピー素因」をもって生まれてきているだろう。 ところが、獣医にかかると、ほとんどの犬がアトピー性皮膚炎と診断される。 高価な薬剤を売りつけて獣医が儲けるためだ。 免疫抑制剤のがその高価な薬剤だ。 高価であるだけでなく、その投与は普通の医師にさえできない。 シクロスポリンを投与する医師は アトピー性皮膚炎の治療に精通している医師か、またはその指導のもとで行うことが必要だと警告文が出ている。 獣医は細菌性や真菌性皮膚炎ですら治せないのに、アトピー性皮膚炎の治療に精通しているといえるのか。 獣医はシクロスポリンを投与するには 不適格者だろう。 獣医には犬のアトピー性皮膚炎を完治した 実績はないだろう。 シクロスポリンで治療を続けた多くの犬が 死亡しているだろう。 つまり、獣医は儲けるためだけの理由で高価なシクロスポリンを売りつけているだけだ。 白衣の悪魔の詐欺商売だ。 シクロスポリンは免疫抑制剤 獣医はシクロスポリンの作用機序を理解しているのか。 疑問だ。 免疫とは、生き物が病気に打ち勝つための自己防衛組織のことだ。 生まれながらない備わっているシステムだ。 免疫力は 自然治癒力ともいう。 野生動物はその自然治癒力で健康を保持して天寿を全うしている。 言い換えると、 免疫力が低下したり、無くなるとその生き物は死期を早める。 シクロスポリンはその免疫力を低下させる薬剤だ。 自然の摂理に反する作用をする薬剤だ。 人の 臓器移植時には、免疫は他人の臓器を異物だと認識して 受け入れを拒否するのが自然の摂理だ。 拒絶反応という。 つまり、臓器移植は自然の摂理に反しているのだ。 そこで、どうしても臓器移植をしたいときは、その人の免疫力を低下させて、他人の臓器を受け入れてもらう必要がある。 その時に免疫力を低下させるために使われるのが免疫抑制剤だ。 その薬剤がシクロスポリンだ。 言い換えると、 細菌性皮膚炎や真菌性皮膚炎の犬にシクロスポリンを投与すると免疫力が低下して、その皮膚炎は治りにくくなる。 逆効果が出る。 その科学的な事実を獣医は理解できているのか。 疑問だ。 さらに言うと、 免疫抑制剤のシクロスポリンには殺菌効果はない。 細菌や真菌(カビや酵母)を退治する薬効はない。 まとめていうと、 犬の皮膚炎が遺伝性の「アトピー素因」に起因するものではないのに、免疫抑制剤のシクロスポリンを投与すると、その皮膚炎は治らないどころか、ますます悪化する。 その事実を獣医は理解できているのか。 シクロスポリンを投与した犬の殆どが皮膚炎が悪化しているのではないか。 免疫力が低下して、 他の病気をも誘発して死亡している犬も多いのではないか。 犬の皮膚病の治療に免疫抑制剤を投与するのは過誤診療だ。 自然の摂理に反逆する不正診療だ。 獣医が儲けるために犬を犠牲にしている白衣の詐欺師の悪業だ。 余談 獣医は自身が治せない皮膚炎は アレルギー性皮膚炎だと診断することもある。 アレルギー性皮膚炎だと診断している獣医に言う。 アレルギーの原因物質は獣医が投与している薬物だ。 の一種だ。 だから、 狂犬病ワクチン、混合ワクチン、フィラリア薬、ノミ・ダニ駆除等の薬剤の投与を病めたら、薬物アレルギーが原因の皮膚炎は治る。 言い換えると、それらの薬剤は犬の健康には有害無益だ。 獣医が儲けるために愛犬家に騙し売りしている詐欺商品だ。 次の随想のコメント欄に愛犬の死亡に関する 悔恨の投稿があった。 獣医にアトピー性皮膚炎だと診断されて、免疫抑制剤のシクロスポリンを長年投与され続けたのに皮膚炎は一向に良くならないままに死亡したとのこと。 多くの愛犬家がその事実を知ることが肝要だ。 貴方の愛犬が白衣の詐欺師の犠牲にならないために熟読することをお勧めする。 免疫抑制剤の長期投与で死亡! 投稿者:もぐはちみー さん 先日愛犬を亡くしました。 A動物病院の獣医に アトピー・アレルギーと言われ、 長期にわたって免疫抑制剤のシクロスポリンの投与とオゾン療法を繰り返し行われました。 愛犬を苦しめてしまいました。 B動物病院もC動物病院のどの獣医も同じ考えで同じ治療法を勧めてました。 愛犬が亡くなってから、悔しくて、何度も免疫抑制剤・長期服用・副作用で検索してみましたが動物病院による良い情報しか出てきません。 そして、先ほどようやくこのブログ「愛犬問題」に辿り着きました。 投稿者: Paroowner もぐはちみーさん、こん〇〇は。 獣医は白衣の詐欺師ですよ。 犬の病気を治すために治療をしているのではなく、自身が儲けるために無用有害な治療もしますよ。 愛犬の冥福をお祈りいたします。 もぐはちみー さん ありがとうございます。 もっと早くにこの記事に出会えてたらと思うと悔しくてたまりません。 今かかっている獣医が同じ療法を勧めています。 8年以上も獣医を信じて 免疫抑制療法を頑張って続けたのですが、その治療がかえって愛犬を苦しめたました。 愛犬への申し訳なさと獣医への恨みで、今は苦しくて仕方がありません。 でも、こうやってこのブログ「愛犬問題」に辿り着けたのも愛犬モグのおかげだと思っています。 獣医の間違っている診療で同じような苦しみをするワンちゃんが無くなるように私自身が発信出来たらなと思います。 Paroowner もぐはちみーさん、こん〇〇は。 ご投稿文をブログ「愛犬問題」の本文に掲載して、多くの愛犬家にご体験をお知らせして、注意を喚起するのも亡き愛犬への供養となりますよ。 急ぎませんから、お時間のある時に、現在あるご投稿文を補足する文章をご投稿いただきませんか。 多くの愛犬家のご参考になりますよ。 もぐはちみー さん 亡くなった愛犬はフレンチブルドッグで11歳11か月でした。 去勢済みでした。 狂犬病ワクチンと混合ワクチンの接種は6歳までしました。 フィラリア薬とフロントラインも毎年投与していました。 2007年4月生まれです。 2008年、毛の色が白い子だったので、ちょっとした 涙やけが気になってA動物病院に行きました。 獣医が愛犬のちょっとした皮膚の赤みを見つけて治療の必要があると言いました。 今でもよく覚えています。 その時から 抗生物質とステロイド剤を投与し続けました。 2009年4月、獣医がアトピーやアレルギーだと診断して、 シクロスポリンの投与が始まりました。 1日1回・食後30分。 3か月後のその年の7月に獣医が 組織球腫と診断しました。 そして、 インターフェロンによる治療が始めました。 また、獣医が1日おきのシャンプーを勧めました。 マラセブや ノルバサンなどを愛犬の皮膚に直接塗布して放置する方法です。 これで、私の手はボロボロになりました。 それなのに、獣医に言われた通り洗い続けました。 2010年、アレルギー検査の結果、獣医に 療養食が必要言われて、始めました。 2011年、誤飲が原因の腸閉塞で手術・その時のレントゲンでヘルニアだと言われる。 次にかかるB病院を紹介される。 2012年、痛みを訴えて震える。 ヘルニアと言われたのもあり,B病院に行くも臨時休業だったためA病院に行く。 A病院で施術されたのがオゾン療法です。 肛門からオゾンの気体を腸内に入れる。 薬も出さないので、不信だった。 しかし、自宅に帰ると愛犬は普通に元気になったので、驚いて色々調べてみた。 オゾン療法は皮膚にも良いとの事。 肛門から気体を入れる方法だと直ぐにオナラが出てしまった場合は効果が無いようです。 2013年には肛門法から血液クレンジングに切り替えました。 血液クレンジングとは、血液を一定量抜いてオゾンを当ててまた体内に戻す。 オゾンの水溶液を愛犬の体に塗る。 その間も抗生物質とステロイド剤の投与をした上にシクロスポリンの投与が続いた。 何故だか、この動物病院では薬のあげ方の指導は無し。 2016年、愛犬が首なのか、腰なのか、痛がって動けない、震える。 B病院に行くと血液クレンジングと酸素室で終わり。 翌日いっこうに良くならないので再受診、酸素室で終わり。 次の日も痛がるが、B病院に行っても酸素室に入れられるだけだから、前に知り合いに紹介してもらったC病院に行く。 痛みは神経痛だからアリナミンで治ると処方されました。 実際治りました。 免疫抑制剤をやめる。 2017年回虫が見つかる。 同じように生活していた2頭は大丈夫。 そのうち1頭は1歳未満。 成犬で回虫が入る事は滅多にないらしい。 このころから 免疫力が全く無くなっていると獣医が言った。 そして、 免疫力を戻す治療に切り替えました。 9月になって愛犬が突然の下痢。 食欲はあるのに寝ていても糞を垂れ流す状態。 皮膚の状態も悪化。 体重MAX17キロが8キロまで落ちた。 もうフラフラの状態だった。 一生懸命歩こうとしても転んじゃったりしました。 見ていて泣けちゃうほど、まるで骨格標本みたいになっちゃって、それでも時々子供の頃の顔をしました。 脱水症状に備えるために投薬と1日おきの点滴。 11月になる頃には下痢も治まって体重も10キロをキープ出来るようになりました。 しかし、 皮膚炎の状態は良くならずに2月になって 血と膿が体中から噴き出すようになりました。 3月中頃、痛みを訴えて歩けなくなりました。 投薬と点滴を続けながら血と膿を絞り出す。 3月末に愛犬が亡くしました。 獣医にアトピー・アレルギーと言われ、長期にわたって免疫抑制剤のシクロスポリンの投与とオゾン療法を繰り返し行われました。 愛犬を苦しめてしまいました。 ブログ「愛犬問題」で 獣医は犬の皮膚病を治す治療法を知らないことを知りました。 獣医が治せない難病の皮膚病でもひば油エタノール液で治ることを知りました。 もっと早くブログ「愛犬問題」を知っていたら、愛犬は皮膚病が完治していたと思うと悔しくてなりません。 獣医が アトピー性皮膚炎や アレルギー性皮膚炎と診断したら、その動物病院では皮膚病は治せないと判断した方が良い。 そして、ブログ「愛犬問題」が勧めている ひば油エタノール液で飼い主自身が愛犬の皮膚病を治すことが肝要だ。

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新型コロナウイルスの感染者で、免疫抑制剤を服用されている若い人の症例...

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履歴 2019年09月12日 表3 免疫療法(効果が証明されている)の種類2【エフェクターT細胞療法】を追加しました。 表2、5、6を中心に、2019年8月現在の状況に基づいて内容を更新しました。 2018年10月22日 表2、表3を中心に、2018年10月現在の状況に基づいて内容を更新しました。 2018年07月31日 【体内の免疫 T細胞など の活性化を持続する方法について、さらに詳しく】の説明文を一部修正しました。 2018年03月29日 表2、表3、表5を中心に、2018年3月現在の状況に基づいて内容を更新しました。 2017年05月02日 クレスチンが経過措置品目に移行したことから関連する記述を削除しました。 2017年03月31日 掲載しました。 「免疫」には私たちに生まれつき備わっている「自然免疫」と、私たちが生きていく中でさまざまな異物と接触することで得られる「獲得免疫」とがあります。 自然免疫は、異物の種類によらず反応しますが、獲得免疫は異物の種類ごとに異なった反応をします。 自然免疫では、白血球の種類の中でも異物に攻撃を加えるNK細胞や、異物を取り込んで分解してしまう貪食(どんしょく)作用を持つマクロファージや好中球が働きます。 獲得免疫では、T細胞やB細胞が重要な役割を果たしています。 B細胞は、異物に個別に働く抗体をつくり、異物を無害化したり貪食されやすくしたりします。 T細胞は、サイトカインと呼ばれる物質をつくり、B細胞に抗体をつくるように促したり、ほかのT細胞による異物の排除をしやすくしたりします。 がんの療法では、特にT細胞が中心的な役割を担っています。 サイトカインや抗体は、免疫関連物質と呼ばれます。 以前から研究されているほとんどの免疫療法(広義)は研究段階で有効性(治療効果)が証明されていません。 現在、効果が証明され、診療ガイドラインに記載されて標準治療となっている治療方法は、大きく次の3種類に分けられ、この後に示す表2~4に記載されている方法に限られます。 (ただし、表2、3には、国内の診療ガイドラインへの掲載の検討がなされている新しい薬や、新たに保険診療 (*)として認められたがんの種類も掲載しています。 この免疫を抑制する仕組みを利用して、がん細胞は免疫による監視から逃れていることがわかってきました。 免疫チェックポイントには、PD-1(T細胞の表面にある)やPD-L1(一部のがん細胞や一部の免疫細胞などの表面にある)、CTLA-4(T細胞の表面にある)などいくつかの種類があります。 現在、免疫チェックポイント阻害薬は、表2に示した薬とそれぞれ決められたがんの種類に対してのみ国内で承認されています。 インターフェロン(IFN)とインターロイキン(IL)がその代表格で、体の中にあるサイトカインとしては、現在までに100種類以上が知られています。 ・インターフェロン(IFN) 国内で承認されているインターフェロン製剤には、IFNアルファ、IFNガンマなどの分類があり、さらに細かく分類された製剤があります。 製剤によって使われるがんの種類が異なり、腎がんや皮膚悪性腫瘍に使用されます。 ・インターロイキン-2(IL-2) インターロイキン-2は数あるインターロイキンのうちの1つで、腎がんに使用されます。 放射線治療や化学療法のように、がん細胞を標的とする治療法とは異なる考え方です。 ・免疫賦活薬(BCG) 結核菌製剤であるBCG(イムシスト、イムノブラダー)は、膀胱がん(上皮内がん)に対する膀胱内注入療法として診療ガイドラインに記載されており、標準治療となっています。 しかし、ほかには「体全体の免疫を高めてがんを治療する」という考えが、科学的に検証されて治療に応用されている例はありません。 ・免疫賦活薬(ピシバニールなど) 溶連菌製剤であるOK432(ピシバニール)なども免疫賦活薬と呼ばれます。 これらの免疫賦活薬は、1970~80年代に厚生省(当時)の承認を受け、現在でも公的医療保険の対象になっていますが、有効性(治療効果)についての科学的根拠が必ずしも十分とはいえないことから、診療ガイドラインに引用、記載されることなく、標準治療とは考えられていません。 免疫療法(効果が証明されている)ではすぐに治療効果があらわれることが多いのですが、場合によっては治療の開始からがん細胞への免疫の機能が高まるまでに日数がかかることがあります。 治療を開始してから数カ月後にがんが小さくなる場合(遅延効果)や、一部の患者さんでは免疫療法(効果が証明されている)を終了してからも治療効果が長く続く場合があることがわかってきました。 そこで、化学療法とは別の効果判定の考え方が必要とされ、免疫療法(効果が証明されている)の特性にあった効果判定の基準が検討されています。 現在までのところ、標準治療となっている免疫療法(効果が証明されている)についてもすべての患者さんに効果があるわけではなく、一定の割合の患者さんに効果があることがわかってきました。 そこで、治療効果や予後を予測する診断法を開発するために、がん細胞や免疫細胞に存在するバイオマーカーと呼ばれる目印となる遺伝子やタンパク質により、がんの特性を調べる研究が進められています。 免疫療法(効果が証明されている)が、どのような患者さんの長期の生存につながるかどうかについては、まだまだ多くの時間をかけて研究する必要があるとされています。 しかし、個人差が大きく、いつ生じるか予測がつかないため注意が必要です。 投与直後に生じることや、まれですが投与を終了してから数週間から数カ月後に生じることもあります。 また、免疫は全身で働くものなので、全身のあらゆる箇所に生じる可能性があり、思わぬ部位に副作用が出ることがあります。 副作用が出たときには、その副作用に対して適切な治療を受ける必要があります。 免疫療法(効果が証明されている)を受ける前に、治療を提供する医師や薬剤師、看護師などに副作用についてよく確認しておきましょう。 副作用の種類は多岐にわたり、疲労、発熱、食欲不振などのほかは、免疫療法(効果が証明されている)の種類によって異なります。 免疫チェックポイント阻害薬を例に取ると皮膚障害、肺障害、肝・胆・膵障害、胃腸障害、腎障害、神経筋障害、内分泌障害、眼障害、インフュージョンリアクションなどがあげられます。 主な症状については表5を参考にしてください。 副作用を過度におそれることなく、事前に起きるかもしれない症状を知り、ご自身の体調を観察して、治療中や治療後にいつもと違う症状を感じたら、医師や薬剤師、看護師にすぐに相談しましょう。 免疫療法は免疫チェックポイント阻害薬を含め、治験や先進医療での検討が進められています。 表6にがん免疫療法ガイドラインに記載があり、まだ国で承認されていない免疫療法(広義)の種類を記載しています。 これらは「効果があるかどうか」や「安全かどうか」についてはまだ明らかにされていませんので、慎重な確認が必要です。 効果が証明されていない治療法は、保険診療として認められていないことから、患者が全額治療費を支払う自由診療として行っている医療施設もあります。 一口に「免疫療法(広義)」といっても、効果が証明され保険診療になっているものと、効果が証明されていないものがありますので慎重な確認が必要です。 患者さんやご家族が、標準治療が使えなくなって治療の選択に困り、自由診療でのがん免疫療法(広義)を選択肢として考えるときには、その選択をする前に公的制度に基づく臨床試験、治験などの研究段階の医療に熟知した医師にセカンドオピニオンを求めることをお勧めします。 セカンドオピニオンを求める医師がわからない場合には、ご自分の担当医やがん診療連携拠点病院などに設置されているがん相談支援センターにご相談ください。 大腸癌研究会編:大腸癌治療ガイドライン 2019年版;金原出版• 日本胃癌学会編:胃癌治療ガイドライン 2018年版;金原出版• 日本血液学会編:造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版;金原出版• 日本頭頸部癌学会編:頭頸部癌診療ガイドライン 2018年版;金原出版• 日本肺癌学会ホームページ:EBMの手法による 肺癌診療ガイドライン 2017年版 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む• 日本肺癌学会編:肺癌診療ガイドライン 2017年版 IV期非小細胞肺癌薬物療法;金原出版• 日本皮膚科学会編:皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン第2版;日本皮膚科学会雑誌,2015;125(1):35-48• 日本皮膚科学会、日本皮膚悪性腫瘍学会編:科学的根拠に基づく皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン 第2版(2015年);金原出版• 日本泌尿器科学会編:腎癌診療ガイドライン 2017年版;メディカルレビュー社• 日本泌尿器科学会編:膀胱癌診療ガイドライン 2015年版;医学図書出版• 日本臨床腫瘍学会編:がん免疫療法ガイドライン第2版 2019年版;金原出版.

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