液体 ミルク 災害。 話題の「液体ミルク」は超便利!なぜ災害時に使えるのか?

「液体ミルクは危険だから飲むな」って本当?災害時には便利で乳児がいる家庭は備蓄がおすすめ

液体 ミルク 災害

地震などの災害が発生した際に便利な「液体ミルク」。 開ければそのまま口にできる手軽さは災害時だけでなく、日常使いでも子育てママを助けてくれるようです。 愛知県知立市で開かれた防災イベント…。 赤ちゃんがママの腕の中で液体ミルクを飲んでいます。 防災ママかきつばた 高木代表: 「災害時は水とかが貴重になって、なかなか除菌とかできないと思いますので、こういった紙コップを使って下唇に当ててもらって、 口に 含ませるような形で飲ませることができます」 断水などで哺乳瓶が洗えない災害時に備えた、紙コップでの授乳訓練。 使われているのは赤ちゃん用の「液体ミルク」。 災害時に役立つと、注目されています。 きっかけは2016年の「熊本地震」。 断水が続いて哺乳瓶が洗えない…精神的なストレスで母乳が出ない…避難生活に悩むママたちのもとに、救援物資としてフィンランドから届けられたのが液体ミルクでした。 防災ママかきつばた 高木代表: 「災害時に水は貴重になってきますし、すぐ 哺乳瓶を 煮沸消毒できるような環境じゃないかもしれないので、こういった液体ミルクがあると、紙コップとかに移してあげることができるので、便利じゃないかなと思ってます」 海外では当たり前に流通している液体ミルク。 しかし安全性についての規格基準がなく、日本では販売できませんでした。 災害時に役立つアイテムとしてニーズが高まり、去年3月にようやく解禁されました。 三重県は去年8月、県内6か所の防災拠点で備蓄するミルクすべてを、粉から液体に変更。 液体ミルクを災害用に備蓄する自治体は徐々に増えています。 三重県防災対策部 内山課長: 「粉ミルクに比べると賞味期限が短いことがございますが、それ以上に断水であるとか、ガスが来ない、停電だといったときの、お湯を沸かすという手間がなくなって、直接赤ちゃんに提供することができるというメリットの方が大きいという判断です」 メリットは災害時だけではありません。 愛知県日進市のベビー用品店で、一番目立つ場所に並べられた液体ミルク。 4ヵ月の赤ちゃんの母親が手に取って見ていました。 また、別の理由で気になっている母親も…。 別の母親: 「こっちが湯冷ましで水を入れているのと、こういう哺乳瓶と粉ミルクの粉入れるやつとっていう感じで。 すごい重たいです」 そう、荷物の多さは粉ミルクを使う母親の悩みの種。 液体ミルクだったら荷物も減って、お出かけが楽になります。 同・母親: 「すごい便利だなと思うんですけど、このパック自体が量がちょっと少ないのでどうかなって。 1本だと ちょっと足りないかなって。 もうちょっといろんなところで手に入るようになったらいいかなって」 別の母親: 「旅行に行くときは挑戦してみたい」 さらに、父親にもいい影響があるようで…。 父親: 「粉ミルクは1回2回作りましたけど、分量とかどこまで溶かしていいのか、冷まし方が分からないですよね。 液体ミルクはストローさして注ぐだけなので楽でしたね」 一方で、街で聞いてみると…。 母親: 「周りが使っていれば…。 馴染みがないと、なにかどこか怖いようなイメージがあって…」 赤ちゃんの口に入るもの。 手軽とは分かっていても、慎重なママもいました。 知立市の防災イベントも、そんなママたちに液体ミルクを知ってもらうために開かれているもの。 防災ママかきつばた 高木代表: 「 液体ミルクは 広まってはきてるかなと思いますが、こういった試飲会をするときに液体ミルク初めてって方もまだまだいらっしゃるので、これからもどんどん広がっていったらいいなと思います」 災害時に、育児に…。 手軽で便利な「液体ミルク」。 子育てママの生活が変わるかもしれません。

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乳児用「液体ミルク」がやっと解禁に 災害時に必要なのに誰が妨害していた?: J

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日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)は、乳幼児と妊産婦および授乳婦の支援を目的とする「赤ちゃん防災プロジェクト」を2018年に11月に立ち上げ、被災地で乳幼児の栄養源となりうる液体ミルクの周知活動をスタートさせました。 本講演では、本会常務理事でJDA-DAT総括の下浦佳之氏が、設立経緯と赤ちゃん防災プロジェクトを中心に、JDA-DATの活動を報告しました。 東日本大震災の教訓を活かした活動 「JDA-DATの設立目的は、災害による間接死を防ぐこと」と、冒頭で下浦氏は訴え、JDA-DATのこれまでの歩みを紹介しました。 JDA-DAT(The Japan Dietetic Association-Disaster Assistance Team)は、(公社)日本栄養士会が、国内外の大規模自然災害発生時の約72時間以内に、人的・物的支援活動および他団体との連携などにより、被災者の栄養と食生活支援を行う目的で設立。 契機となったのは2011年に発生した東日本大震災で、災害派遣のための管理栄養士・栄養士を初めて募集し、組織として初の人的対応を実施しました。 全国で専門研修を終えたJDA-DATリーダー620人、JDA-DATスタッフ2,117人の管理栄養士・栄養士で構成されています(2018年11月21日現在)。 災害発生後、所有する災害支援医療緊急車両JDA-DAT号(河村号、トーアス号など)に企業などの賛助会員や支援者から寄せられた物資を積みこみ、被災地に向かいます。 現地ではすぐさま被災地の行政栄養士の指揮下に入り、被災者の方々へ食と栄養の面における人的・物的支援を開始します。 下図は、北海道胆振東部地震発生後の連携の様子です。 「最近では、被災地での災害発生後の食事内容は、パンやレトルト食品、カップ麺だけでなく、炊き出しや弁当提供のスピードが早まってきましたが、栄養バランスの面で言えばまだまだ課題が多く、改善の余地があります。 加えて、要配慮者に対する、食物アレルギー除去食、離乳食、介護食などの特殊栄養食品が必要とされることも多くあります」 東日本大震災では、特殊栄養食品が被災地に支援物資として届いたにもかかわらず、その他の物資と混在して保管されたことで、必要とする被災者になかなか行き渡らないという事態が発生しました。 こうした教訓から、JDA-DATは2017年の関東・東北豪雨災害から、被災地で特殊栄養食品の調達、在庫管理、配送調整などを行う「特殊栄養食品ステーション」を開設。 被災地が広範囲にまたぐ場合は、サテライトも併設するようにしています。 下図は、これまでの災害支援の取り組みの抜粋です。 「赤ちゃん防災プロジェクト」発足 「関東・東北豪雨、熊本地震、平成30年7月豪雨 西日本豪雨 、北海道胆振東部地震など、JDA-DATが活動してきたなかで見えてきた課題の1つが、乳幼児と妊産婦および授乳婦への支援です」と、下浦氏は続けます。 JDA-DATエビデンスチームが中心となり2013年に全国1,789自治体を対象に行なった調査(1,272自治体が回答)によると、特殊栄養食品の備蓄率は、乳児用粉ミルクが22. 8%、アレルギー対応食品11. 8%、ベビーフードが2. 液体ミルクに関しては、東日本大震災発生後、ミルクを求める乳幼児の家族の切実な姿が度々報道されたことで、 公社 日本栄養士会としても、液体ミルクの国内承認に向け、関係機関に対して要望したという経緯があります。 2018年8月8日に食品衛生法の「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」の一部が改正されて乳児用調製液状乳(液体ミルク)の規格基準が策定され、消費者庁において表示許可基準が改正されました。 下浦氏は、「この改正により、災害時において乳幼児を守るために、液体ミルクについて、我々管理栄養士・栄養士がしっかりと学ぶ必要がある」と話し、JDA-DATでは昨年11月に「赤ちゃん防災プロジェクト」を発足させたと説明しました。 その活動として3つの柱を掲げ、災害時にまず母乳育児を保護・推進・支援すること、そして母乳が提供できない場合は代替栄養(粉ミルク・液体ミルク)が安全に使われるように、備蓄の推進と適切な提供について、特定非営利活動法人日本防災士会などと連携した周知活動を開始した、と報告しました。 2019年1月末、国内メーカーで初めて江崎グリコ株式会社、株式会社明治の2社の液体ミルクが承認されました。 現在、JDA-DATでは、厚生労働省、消費者庁と連携し、管理栄養士・栄養士、防災士、防災担当者、医療従事者、行政担当者を対象に周知活動を始めています。 液体ミルクの種類を理解しておく これまで被災地で使われる母乳代替食品は粉ミルクだけでした。 それに対して、液体ミルクは紙パックや缶を開封するだけで飲ませることができるのが大きな利点。 保存期間は製品によって6〜12か月程度で備蓄も可能です。 液体ミルクは、殺菌方法の違いにより2つのタイプに分かれます。 使用方法は同じですが、色や保存期間に若干の差があります。 JDA-DATでは、こうした液体ミルクの特徴を含めて、災害時における母乳代替食品として粉ミルクと液体ミルクの正しい使い方を広めるため、管理栄養士・栄養士や医療従事者向けに「災害時における乳幼児の栄養支援の手引き」と、一般生活者向けに「災害時に乳幼児を守るための栄養ハンドブック」を作成し、当会ホームページでの公開や研修会などでの配布をしています。 特にこれまで日本には存在しなかった液体ミルクについては、よく振って撹拌すること、開封後は速やかに飲むこと、飲み残しは捨てること、常温保存で温める必要はないことなどの注意点のほか、海外製品の期限表示の読み方についても説明が書かれています。 「JDA-DATは日本防災士会と連携をとり、防災士会会員や医療従事者などに向けた研修会を企画して開催したり、地域防災計画の中でベビーフードや母乳代替食品を備蓄するように呼びかけをしたりしています」 講演後半には、液体ミルクの試飲が行われました。 会場からは「甘い」、「粉ミルクよりさらっとしている気がする」などさまざまな声があがりました。 管理栄養士・栄養士から注目を集めたのは、液体ミルクを衛生的かつ簡単に哺乳瓶などに移し替えられる専用ストローや、災害時に哺乳瓶や乳首の確保が困難な際にも赤ちゃんにミルクを提供できるコップなどを用いたカップフィーディングの方法です。 下浦氏は、全国のJDA-DATメンバーと管理栄養士・栄養士に向けて、液体ミルク=母乳代替食品として、適正な使用方法や母乳代替食品の販売流通に関する国際基準(WHOコード)の遵守などの周知活動に協力を求めて、講演を終えました。 乳児の最良の栄養源が母乳であることには変わりありません。 しかし、被災によるストレスや疲労によって母乳が一時的に止まってしまったり、減ってしまう場合もあり、また、避難所で授乳スペースが確保できない、母子が離れ離れになるなど、粉ミルクおよび液体ミルクによる授乳が必要になる状況が起こりえます。 JDA-DAT、管理栄養士・栄養士としては、液体ミルクを非常時の新たな選択肢のひとつとして、その知識と理解を得ておくことが必要です。 また、会場では新たにトーアス株式会社より寄贈された2台「トーアス号」を含む、JDA-DAT号3台が展示されました。 いずれも災害支援医療緊急車両でキッチンボックスを搭載しています。 どんなときでも、あたたかい食事提供と支援ができるように、平時においても各都道府県でのJDA-DAT活動やイベント、研修会で利用されています。 講師プロフィール: 下浦佳之氏((公社)日本栄養士会常務理事・災害支援チームJDA-DAT総括) 1981年、神戸学院大学栄養学部卒業。 兵庫県に入庁。 福祉部、こども病院、がんセンター、尼崎総合医療センターなどでの勤務を経て、現在は(公社)日本栄養士会常務理事。 災害支援チームJDA-DAT総括・運営委員会委員長。 厚生労働省、消費者庁、文部科学省などで各種検討委員会の委員を務める。

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液体ミルクの備蓄進む 災害時に有用 高知県内10市町村採用|高知新聞

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日本小児科学会専門医。 2002年、慶応義塾大学医学部卒。 神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。 内科・小児科・アレルギー科を担... 液体ミルクを知っていますか?ひょっとしたら、地震や水害のニュースなどで目にしたことがある人もいるかもしれませんが、実際に手に取ったことがある人は少ないと思います。 そこで今回は、乳児用液体ミルクとはそもそもどんなものなのか、日本では販売されていないのか、通販で買えるのかどうかなど、ママやパパが気になるところをご紹介します。 液体ミルクとは? 液体ミルクとは、粉ミルクと違い、最初から液状で売られている乳児用のミルクのことで、日本では紙パックや缶に詰めて販売されています。 お湯を沸かしてミルクを溶かしたり、暖かい季節は温度調節をしたりといった手間もなく、容器を開けたらすぐに飲ませることができるため、注目されている商品です。 粉ミルクを作る間、泣いている赤ちゃんを待たせてしまう、なんてこともありますよね。 液体ミルクではそのような時間が少なくて済むのも、大きなメリットといえるでしょう。 また、ボトルのまま常温で保存することができ、保存期間も長いため、災害時の救援物資や備蓄用としても重宝されています。 人前で授乳できない環境や、長時間の移動を伴うレジャー、夜間授乳などにも良いとされています。 関連記事 液体ミルクは日本でも解禁に! 液体ミルクが日本で販売されるようになったのは、2019年3月のこと。 それまでも海外では普通に流通していましたが、日本では販売されていませんでした。 日本での液体ミルクの発売が遅れた理由は、当時日本に乳児用液体ミルクの規格自体が存在しなかったからです。 また、販売するにも消費者庁の許可を得る必要があり、乳児用のミルクは赤ちゃんが飲む製品で高い安全性が求められるため、販売の基準が厳しくなっていました。 しかし、近年日本で相次いでいる災害時に、海外から支援物資として液体ミルクが送られてきていたことなどから、国内でも乳児用液体ミルクの販売を望む声が高まっていました。 現在は、ネット通販やベビーグッズ専門店などで気軽に購入することができますよ。 2019年6月現在、日本で販売されている液体ミルクは、次の2種類です。 アイクレオ 赤ちゃんミルク 125ml 関連記事 液体ミルクはデメリットもある? 液体ミルクを粉ミルクと比較した時のデメリットには、価格が高いということがあります。 さらに、粉ミルクは飲ませる分だけ調乳できるのに対し、液体ミルクではあらかじめ内容量が決まっていて、飲み残しは使い回しせず、捨てることが推奨されています。 そのため、ロスも多いと考えられます。 とはいえ、ママの負担や災害時のことを考えるとメリットも多い商品なのは確かです。 メリット・デメリット両方を考慮しながら、生活に取り入れていけるといいですね。 関連記事 液体ミルクの使い方は? ここまで液体ミルクについて説明してきましたが、一体どのように使うのでしょうか。 ここでは液体ミルクの使い方を紹介します。 液体ミルクの使い方1:容器から哺乳瓶に移す 液体ミルクの容器から、清潔な哺乳瓶に赤ちゃんが飲む量だけを移し、哺乳瓶のキャップを閉めます。 写真では缶タイプの液体ミルクを使用しいていますが、哺乳瓶に移すのは紙パックの液体ミルクでも同様です。 液体ミルクの使い方2:そのまま赤ちゃんに飲ませる 液体ミルクを赤ちゃんにあげるときも、普段ミルクを与えるのと同じように、哺乳瓶を赤ちゃんの口に運んで飲ませます。 液体ミルクは液体ミルクはお湯が沸かせない状況などでの活躍に期待! 乳児用の液体ミルクは便利ですが、毎日赤ちゃんに飲ませるとなると、決して安い値段とはいえません。 しかし、長期間保存できるうえ、調乳のためのお湯が必要ない液体ミルクは、清潔なお湯が手に入りにくい状況や不衛生な環境でも、安心して赤ちゃんに与えられます。 旅行などで長時間移動するときの授乳や、災害などの万が一の備えにも便利ですよ。 もし万が一のために購入するのであれば、災害避難用のリュックに、おむつやおしりふき、除菌シートや缶詰、ペットボトルの水などと一緒に入れておくのがおすすめです。 これを機に、自宅の避難用の荷物の中身を見直してみるのもいいかもしれませんね。

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