原油 先物 マイナス。 原油先物価格が暴落、ついに史上初のマイナス

原油価格がマイナス化した意味、国内ガソリン価格への影響は?(小菅努)

原油 先物 マイナス

原油需要が激減する中で在庫が増え、保管スペースが枯渇している。 ファンドが投げ売りし、1分で10ドル以上下落する場面もあった。 21日に取引を終える5月物だけの局所的な話だが、世界を代表する国際商品市場で極めて異例の事態だ。 20日のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近5月物の清算値は1バレルマイナス37. 63ドルで、前日から55. 9ドル下落した。 朝から売りが先行したが、拍車がかかったのは午後に入ってからだ。 正午すぎに10ドルを割ると、10分おきに1ドル下がるような展開になった。 午後2時すぎに節目の0ドルを割ると午後2時30分には一気にマイナス40ドル強まで崩れた。 背景には需要激減と原油保管スペースの枯渇がある。 米国では外出規制でガソリンの使用が激減しているほか、企業のエネルギー需要も急減している。 米エネルギー情報局(EIA)によると、4月2週の米原油在庫(戦略備蓄除く)は5億バレル強と3週間で5千万バレル以上増えた。 全米の貯蔵能力は約6億5千万バレルとされ、余地はなくなりつつある。 このため買い持ちしたままでは原油の保管先を確保できなくなる恐れがある。 プライス・フューチャーズ・グループの原油アナリスト、フィル・フリン氏によると、原油の受け渡しに使う取引所の倉庫は満杯に近く、「マイナスの価格は原油の貯蔵コストを意味する」という。 19日時点で5月物の契約残高は約1億バレル残っていた。 19日の価格でみれば約20億ドル相当だ。 買い手不在のなか、原油の引き取りを避けるための投げ売りがマイナス価格をもたらした。 極端な価格の動きで取引所は何度も売買を停止した。

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【投資用語1分解説】原油価格、なぜマイナスに?先物市場のメカニズム

原油 先物 マイナス

4月20日の原油先物市場で史上初の事態が発生した。 ニューヨーク商業取引所のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物5月限は55. 90ドル安のマイナス37. 63ドルで引けた。 一時マイナス40. 32ドルに下落した。 原油先物の指標のひとつといえるWTIの先物価格が初めてマイナスとなってしまったのである。 今回の石油先物価格のマイナス化についてはいくつかの説明が必要になる。 ひとまず原油価格そのものが下落した理由としては、新型コロナウイルスの世界的なまん延による経済活動の低下を受けて原油の需要が大きく後退したためといえる。 価格は需要と供給によって決まるが、原油の供給そのものも過多となっていたところに、飛行機はそれほど飛ばない、人は移動しなくなるなどしたことで、石油そのものの需要が大きく後退した。 先行きの需要も見えなくなっていた。 米国内ではすでに原油在庫が貯蔵施設の能力の限界に達するとの見方が強まってきた。 タンカーに積み込もうにも用船料が数倍に跳ね上がっているとの報道もあった。 つまり供給過多で原油在庫が満タン近くとなっていた上に、需要が大きく後退し、供給は続くことで、まさに石油があふれんばかりとなりそうな事態となった。 この需要減と供給過多で原油価格の下落圧力が加わったのである。 それでも何故、原油先物価格はマイナスにまでなってしまったのか。 今度は原油価格のそのものの動きではなく、「先物取引」の仕組みの説明が必要になる。 日本の江戸時代の大阪堂島の米の先物が発端となって生まれたのが先物取引である。 先物取引とは将来の一定期日に、今の時点で取り決めた価格で、特定の数量の、特定の債券(原商品)の受渡をする契約のことである。 多くの参加者が一堂に会して取引できるよう、これらの項目を定型化し取引所で取引している。 日本では大阪取引所に日経225先物や長期国債先物が上場されている。 ちなみに江戸時代の堂島米会所では、米切手を売買するいわゆる現物取引の「正米商い」に加えて、米の先物取引である「帳合米商い」が行われた。 帳合米商いとは1年を春夏冬の三期にわけて、それぞれ4月28日、10月9日、12月24日を精算日とし、各期に筑前・広島・中国・加賀米などのうちから1つを建物 標準米 として売買し、反対売買による差金決済を原則とする取引である。 原油先物取引でのWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)とはこの標準米に相当するものであり、その名の通りの西テキサス地方の中質原油で、この原油は含有硫黄分が少なく軽質で、ガソリンや軽油が多く採れるといった特徴を持っている。 取引量と市場参加者が多く、原油価格の代表的な指標となっている。 堂島の帳合米商いで精算日があったように、WTI先物も精算日が存在する。 2020年5月限(ぎり)の精算日は4月25日となり、3営業日前となる日が取引最終日となる。 ただし、前月25日が営業日でなければ、25日の前営業日から3営業日前となる日に取引が終了する。 つまり、WTI先物5月限の取引最終日は4月21日となる。 原油先物取引で注意すべきは、その決済の方法にある。 堂島の「帳合米商い」や日経225先物取引は、いわゆる差金取引で決済される。 反対売買によって、売値と買値の差額で決済する方法である。 取引最終日に建玉(たてぎょく)を残しても最終的には反対売買で決済される。 これに対して長期国債先物取引や原油先物取引には現引き・現渡しという手段が存在する。 最終取引日の最終取引までに反対売買を行うことで差金決済はできる。 しかし、取引最終日に反対売買を行わなければ、買いと売りの建玉が残る。 それは原油や国債現物の「現引き・現渡し」によって決済されるのである。 通常の長期国債先物取引は1億円単位である(ミニは異なる)。 もし個人が最低単位の1億円を買って、途中で反対売買した際に、大きな動きでなければ数万から数十万円単位での利益か損失が発生する(証拠金等は必要となる)。 しかし、取引最終日に反対売買をしなければ、買い手は最低でも1億円相当の現金を用意して国債を引受けなくてはならず、売り手は1億円の国債を用意して渡さなくてはいけない。 このため、大昔、長期国債先物の委託も受けていた私は、特に個人の取引の際には取引最終日の前に反対売買をしてもらうよう注意していた。 今回の原油先物取引については、原油の生産者などに加え、ヘッジファンドなどが売買を行っていたとみられる。 特に買い手が21日の取引最終日が迫り、もし現物、つまり原油そのものを現渡しされるとなれば、貯蔵する設備等が必要となる。 WTI先物の現物を受け渡す場所があるオクラホマ州クッシングの原油貯蔵施設はあと数週間で満杯になると予想となっている。 このため、保管についてのリスクが出てきたのである。 クッシングは米国の中央部に位置することもあり、タンカーも使えないとの事情もあったようである。 いずれにしても買い方が原油在庫を抱えるリスクを嫌がり、取引最終日が迫り、保管費用などを考慮するとマイナスの価格でも売却を急がざるを得なくなったというのが、今回の原油先物価格がマイナスとなった原因である。 ちなみにまだ取引最終日が先となるWTI原油6月限は20日の時点でプラスの20. 92ドルとなっていた(21日には11. 57ドルに下落した)。 ___________________________________ 牛さん熊さんの本日の債券(朝)2013年5月1日 ___________________________________ ・・・・・・・・・・まずは、朝方 熊「今日から5月、まさに新緑の季節となるが」 牛「マーケットは新たな動きを見せるのか、それとも五月病になってしまうのか」 熊「ちなみに五月病とは、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称である」 牛「すでに債券市場は4月4日の異次元緩和以降、そのような症状が現れているような」 熊「その影響がどの程度残っているのか、今日は10年国債の入札が予定されている」 牛「昨日の債券相場の下落を見る限り、業者さんもヘッジ等を進めているようにも」 熊「市場は多少なり安定を取り戻しつつあるものの、投資家さんも慎重姿勢か」 牛「利率は0.

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NY原油先物、0ドル割れで初の「マイナス価格」に

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【先物取引と現物取引】 冒頭で紹介したのは、あくまで先物取引です。 買った後に上がったら得、下がったら損というわけです。 「現物取引の仕組み」 これは難しく考えずに、そのままです。 お金と原油を交換する取引です。 「先物取引現物を組み合わせて価格変動リスクをヘッジしている」 原油価格によって企業の売り上げが左右していては大変です。 【現物市場は供給(在庫)過多になっていた】 OPECとロシアの交渉が決裂して以降、原油価格は下がり続けていました。 その後、アメリカのシェール会社が倒産してもなお、新型コロナウイルスの影響(自粛モード)でガソリンが売れずに原油価格は低調に推移していました。 アメリカ国内でガソリンを中心に需要が大幅減となり、ガソリンは大量の在庫を抱える状態になっていました。 (貯蔵タンクがいっぱい) 「現物価格が先物よりも先に下がる」 4月15日、アメリカのエネルギー省の在庫統計では、貯蔵施設の能力限界に近いところまで在庫が増加していると発表されました。 現物の原油(ガソリン)が売れない状況で、4月17日の現物市場では1バレル=2ドル台に急落していました。 先物市場よりも先に現物市場で価格が急落するという謎の現象が起きていました。 「買っても貯蔵するタンクがない」 現物価格が安くて買いたくても、それを貯蔵するタンク(在庫)がいっぱいだから買えない。 買う人がいない、価格が下がる、という負のスパイラルで1バレル=2ドル台までいきました。 原油生産者たちは、いっぱいになった貯蔵タンク内の原油を売り捌かなければと考えます。 そこで最後の手段として、先物市場で無理やり売り、先物価格はマイナスになってしまいました。 「マイナスになるということは?」 販売価格がマイナスになるということは、売り手が原油と現金を買い手に渡すということです。 買い手は原油と現金をゲットできるということです。 「金をやるからもらってくれ!」というカヲス状態ですね。 【今後どうなる?】 4月21日のNY原油先物市場の終値は、 前日比47. 64ドル高の1バレル=10. 01ドルと大幅に上昇しました。 新型コロナウイルスの影響が長引けば、また同じ現象が起きてもおかしくありません。 OPECが緊急会議をやったらしいですが、サウジアラビアとロシアは参加せず、ただただ先日の協調減産についての確認にとどまったようです。 コロナが終息して経済活動が再開すれば、今度は極端な供給不足状態になることも考えられます。 すると原油価格も上がり、生産も増やし、いい感じになるでしょう。 【原油先物、やるべき?】 たまたま「原油先物に全資産、投入していいですか?」とTwitterで見かけましたが、ただのギャンブルです。 先物取引はあくまで価格変動のリスクヘッジのためにやるものだと思います。 単純に儲けたいからやるというのはオススメできません。 【まとめ】 原油価格は経済、株式市場に大きな影響を与えます。 実際、ダウ市場も下落しました。 正直、ここまでなるとは思いませんでした。 (コロナの影響をナメてました) いかに普通の生活が幸せなことだったかを痛感する出来事でした。 LINE公式アカウント友達追加で 2大特典プレゼント! 虎の巻其の壱「クレジットカード」 年間37万マイル貯める男が使うクレジットカード1枚を大公開! 虎の巻其の弐「ふるさと納税の極意」 ふるさと納税の自己負担が実質0円!?知らなきゃ損の裏ワザ! その他、セミナー情報をはじめ世界情勢や旬な情報をお届けしています!•

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