俺ガイル ss 喧嘩。 #やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 #雪ノ下雪乃 喧嘩をした日。

#1 やはり俺が千葉最強の喧嘩士なのはまちがっている。

俺ガイル ss 喧嘩

比企谷ハウス 小町 つ、ついに呼んじゃった!お兄ちゃんのこと名前で! 八幡「え……どうした小町」 小町「な、なんでもないよおに……八幡!」 小町 やっぱり名前で呼ぶの恥ずかしい……でもこうしてれば、お兄ちゃんも小町のこと少しは女の子として見てくれるはず! 八幡「なんでもあるだろ。 もう少しだけ俺に時間をくれないか」 小町「えっ、あ、うん……」 小町 そうだよね、返事なんてすぐできないよね 小町「心の準備ができたらいつでも言ってね」 八幡「……ああ」 小町 あのお兄……じゃなかった、八幡があんなに真剣な表情で悩んでる……小町のことそれくらい考えてくれてるんだ…… 小町「じゃ、じゃあ小町部屋に戻るね!」パタパタ 八幡「おう」 パタパタ……カチャ、パタン 八幡「…………」 prrrr 雪ノ下「はい、雪ノ下です」 結衣ヶ浜『あ、ゆきのん!ヤバイの!助けて!』 雪ノ下「落ち着いて由比ヶ浜さん。 状況を説明して頂戴」 結衣ヶ浜『無理無理無理!ヤバイんだって!』 雪ノ下「だから何があったのか説明しなさいと言っているの」 結衣ヶ浜『説明って言ったって、ちょ!痛い!』 雪ノ下「! 由比ヶ浜さん!お願いだから落ち着いて!」 雪ノ下「大丈夫。 私が何としてでも助けてあげるから、ね?」 結衣ヶ浜『うぅ……ご、ごめん』 雪ノ下「ゆっくりでいいの。 ちゃんと聞くから」 結衣ヶ浜『あの、その……えっと。 ……!痛っヒッキー痛い!』 雪ノ下「あの男がそこにいるの!?何されてるの!?結衣ヶ浜さん!」 二学期が始まった。 俺こと比企谷八幡はこの二学期に人生最大の恥辱と屈辱に塗れるのだが、 そんなことはさておいて、小学生の時間である。 鶴見「………」 これは、後に鶴見から聞いた話だ。 二学期が始まって、憂鬱な彼女に待っていた現実。 クラスメイトの明確な無視。 今まで灰色だったものが明確に黒くなったことに気付いた瞬間だ。 それでも、鶴見は気にしなかった。 無視された方が気が楽だ。 後ろでクスクスと声が聞こえても別に気にもならない。 だけど、イジメとは相手が反応して初めて成立するもの。 だから、反応のないイジメは加熱していくのだった。 有香「鶴見さーん」 一学期は留美ちゃんって呼んでたくせに、鶴見は不機嫌そうに振り向く。 何これ? 液体。 こうして、鶴見は怒りの表情を見せながら俺に語った。 甘美で妖艶な、小学生の復讐を。 関連作品 八幡「ああダメだ意味が解らない」 八幡「 昨日、部室で居眠り中に見た夢のことだ 」 八幡「 雪ノ下は猫カフェで働いてるわ、俺は二俣新町で『はちい散歩』を繰り広げるわ、由比ヶ浜は苦手なはずの猫を可愛がるわ…… 」 八幡「 どの情報を基に、俺の脳内はこんな幻想でしかない世界をこっくりこっくり体感させたんだ 」 八幡「 事実なのは、雪ノ下が猫好きなことと、二俣新町が不毛地帯さながらに殺風景ってことくらいじゃねぇか 」 八幡「 ……ただ一点、俺にとって結論があやふやな事象がある 」 八幡「………俺は、由比ヶ浜のことが好きなのか?」 八幡「 自室のベッドで横になりながら、ふと口に出してしまった 」 八幡「 いまのツイート、妹に聞かれてないよな……? 」 八幡「 俺の脳内辞書には『壁に耳あり、障子に小町』ってことわざが収録されてるくらいだ。 こういう機密事項に限って運悪く聞かれてたりするかもしれないしな 」 関連作品 八幡「おいおい、いくら何でもそれは嘘だろう」 結衣「だって、優美子が二俣新町の猫カフェからゆきのんが出てくるところを目撃したって言ってたんだもん!」 八幡「そもそも、あんな辺鄙なところに猫カフェあったのかよ……」 八幡「あんな都会の外れにポツンと取り残されたような駅、二俣新町くらいだぞ」 結衣「いまは二俣新町ディスってる場合じゃないって!」 八幡「猫カフェに客として向かったんじゃないのか?あいつにバイトをする必要性なんてないだろ?」 結衣「それなら、どうしてここ数週間、部活に顔を出さないの? 八幡「……それもそうだな 八幡「しかし、あの雪ノ下がカフェで働くとはね……。 あいつに接客なんか出来るのかよ」 結衣「だ・か・ら、調査しようよ!」 八幡「調査ぁ?」.

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【俺ガイル】八幡「部活に行くと由比ヶ浜と雪ノ下が険悪だった件について」 : やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 SS

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郎「ニ乃と別れたい」 五月「!」 郎「はぁ …… 」 五月「上杉君、今すごい事口走りませんでしたか?」 郎「ん?もう過去問1年分解けたか?採点と解説するか」 五月「まだですが …… 」 郎「勉強に集中しろよ。 そろそろ本番も近いだろ。 今年こそは合格、だろ?」 五月「それはもちろん!ですけど、今とんでもない発言が」 郎「なんか言った?」 五月「二乃と …… 別れたいとかなんとか」 郎「!」 郎「そんな事お前の前で言っていたのか、俺 …… はぁ …… 疲れてるなぁ」 五月「最近ため息多いですけど、二乃と喧嘩でもしました?」 郎「喧嘩ってわけじゃないが …… すまん、お前も大事な時期だよな。 気にすんな、勉強するぞ」 五月「愚痴くらい聞きますよ、いつも大したお礼も出来てませんので、それくらいは …… ほら、今日はもう3時間も家庭教師して貰っていますし!」 郎「はぁ …… 聞いてくれるか、五月」 郎「来年俺大学卒業で、今年二乃が短大卒業だよな」 五月「はい。 時の流れは早いですね」 郎「で、二乃の奴、最近会う度にあの話してくるんだよ。 結婚の話 …… あいつ、卒業したらすぐ結婚したいんだとよ」 五月「け、結婚!?早すぎじゃないですか!?」 郎「だよな!お前ならわかってくれると思っていたよ!」 五月「ですが、女の子なら憧れちゃいますね、花嫁衣装」 郎「しかし俺達まだ 21 かそこらだぞ。 俺に至ってはまだ就職も決まってないし、学生の内から結婚とか無理だろ」 郎「大学の勉強の傍ら、バイトして家に金入れなきゃならんし、これから就職活動や卒業研究とかも始まって忙しくなるのに」 郎「はぁ …… 」 五月「はっきり言えばいいじゃないですか。 結婚はもうちょっと待ってって」 郎「もちろん伝えたぞ。 そうしたら一回大喧嘩になって。 宥めるの大変だったんだから。 あいつ、へそ曲げたらマジで面倒くさい」 五月「あ~それはわかりますね …… 私も高校生の頃大喧嘩して …… あのときは大変お世話になりました」 郎「で、それから 1 ヶ月くらいは結婚の話はお互いしないようにしていたんだけど。 最近、また、ニ乃の結婚熱が高まってきてな」 郎「会う度に週末の予定聞かれる。 どうやらお父さんと三人でご飯食べに行きたいらしいんだ」 五月「お父さんと …… うわぁ、それは大変ですね」 郎「他人事のように言いやがって。 お前のお父さんでもあるだろ。 食事の時どんな会話すればいいんだ?」 五月「私も二人で食事は …… 高校生の時、1回だけで ……。 みんなで食べるときは二乃が会話盛り上げてくれますけど、基本的に二乃以外とは距離ありますから」 郎「高校生の時かなりイキった発言しちまったからなぁ …… 会うの恥ずかしいし。 で、のらりくらりとかわしている訳だけど」 郎「そしたら今度、あいつ俺の親に会いたいって。 はぁ …… 」 五月「いいじゃないですか、親紹介するくらい。 高校生の時何度か会ってますから、初対面ってわけじゃないでしょうに」 郎「いや、この防衛ライン突破されたらいよいよな気がする。 外堀埋められて後がなくなるぜ」 五月「で、別れたい、と。 結婚迫られただけで二乃の事嫌いになっちゃったんですか?小さい男 …… 」ヒキッ 郎「 …… はぁ」 五月「ご、ごめんなさい!そんな落ち込むとは思わなくって!」 郎「まだある。 これは付き合ってしばらくしてわかったんだが、あいつの本性って、出会った時の意地悪い性格なんだなーって思うんだ」 郎「最初の1年くらいは二乃は俺の事色々立ててくれるし、料理はうまいし、いじらしいし、最高の彼女だぜ!って思ってたけど」 五月「あー、付き合いたての頃は毎回会う度に二乃とのこと自慢してくれましたよね、独り身の私に!」 郎「その節はすまなんだ。 でも1年くらい経ってお互い慣れてくるとさ、相手の本性が色々見えてくるんだよ」 郎「確信をもったのは付き合って1年くらいってわけで、それまでも何度か、おや?って思う事はあったんだが」 郎「あいつ、我が強いというか、俺を自分好みにしたがるところがあるというか。 この前まで金髪だったの、あいつに無理やり染めさせられてたからなんだぜ」 五月「てっきり遅めの大学デビューかと思っていました」 郎「会うたび会う度に『フーくんは絶対金髪似合うから、髪染めて!』って。 うるさくて」 郎「それにあいつメチャクチャ御洒落だろ。 俺は金ないからズボラな格好していたら、そこもネチネチ言われてよ」 郎「『私と付き合うんだからもっと御洒落に気をつけて』って。 金ないって言ったら金出すって言われて、それでまた大喧嘩」 郎「彼女に金出して貰ってまで着飾りたくないわボケ!俺はお前のペットじゃないっつーのって感じ。 結局、一緒に古着屋巡って、ニ乃好みのコーディネイトされたりしたんだが」 郎「なんか窮屈でさあ」 五月「た、大変ですね …… でも、二乃の気持ちもわかります。 相手の人には格好に気をつけてほしいというか」 五月「上杉君だって、二乃がデートの時ジャージ姿でボサボサの髪だったら嫌でしょ?」 郎「うーん …… だから、俺も黙って二乃に従っていたんだよ、そのときは」 郎「とまあこんな感じだったけど、なんとか仲良くやっていたんだが」 郎「半年前くらいかなぁ。 俺も高校の頃は尖っていたが、お前たちに出会ってから徐々に他人とのつながりを大切にするように心がけていてだな、いろいろな人付き合いもあるわけ」 郎「バイトの先の後輩の女の子が病んじゃってさ。 一応俺、バイトリーダーとして色々責任感じたんだ」 郎「それまで上杉先輩に何でも頼れーって感じのノリでやってたからな。 で、その病んだ後輩によく連絡して、時々一緒に飯行ったりしてたの」 郎「もちろん、体の関係はないぞ。 そこはしっかり一線引いたから、変な目で見ないでくれ」 郎「で、それがニ乃にバレた。 あいつ、メチャクチャ癇癪起こしてな。 浮気しているんじゃないかって疑われて」 郎「 LINE も全部目を通された。 で、その子と一緒に飯食う約束した日になぜかニ乃も一緒についてきて、三人で飯食った。 すごい気まずかった」 郎「その子とはそれっきりで。 二乃の飯食う度に感想を求められる。 旨いって一言で済めばいいんだが。 一言で済ませるとその日一日あからさまに不機嫌になるからな」 郎「そりゃもう料理漫画の登場人物並に褒めなきゃならん。 旬の食材とかよく使っていて、それ指摘するとニ乃喜ぶから、そこは外さないようにしてだな」 郎「美味いけど疲れる。 料理に関しても嫉妬深い。 だいぶ前の話だけど、二乃と一緒に三玖が働いているレストラン行ったんだ」 郎「ほら、俺たち高校の頃は色々あっただろ …… でも、それを乗り越えて仲良くやってるんだけど」 郎「三玖、当に上手になってるんだぜ、知ってるか?」 五月「そりゃ、飯屋ブロガー MAY としては三玖の働いている店は外せませんよ。 私の評価は星3つ。 家庭的なフランス料理屋さんですよね、私も何度も行きました。 プロ顔負けですよね、三玖の料理」 郎「で、三玖の飯をもちろん俺も褒めたわけ」 郎「そしたら次の日、あいつ三玖が作ったのと同じ料理出しやがったの。 ゾッとしたわ」 五月「ひえっ」 郎「意地悪すぎるだろ …… で、ニコニコしながら俺の感想待ってるわけ」 郎「流石に料理学校で学んで、料理で飯食おうとしている三玖の作ったのの方が美味かったから俺は三玖のことには触れずに、ニ乃の料理褒めたんだ」 郎「そしたらすごい不機嫌になった。 やっぱ三玖より二乃の方が美味いって言って欲しかったんだろうね …… はぁ …… 」 五月「思ったより問題は根深いようですね」 郎「お前に話したら少し楽になったわ、サンキュ。 やっぱり付き合って結婚するなら肩肘張らなくていい相手がいいよなぁ …… はぁ …… 」 五月「でも二乃を最終的に選んだのはあなたの選択でしょ?私達みんなでそれを認めたんですから。 まさに大恋愛って感じですよね」 五月「それなのに二乃と別れたいだなんて、他の上杉君好きだった子達に言ったら怒られちゃいますよ」 郎「いや、一花には相談した」 五月「えっ!?」 郎「二乃に LINE 監視されているから、大学のメール使ってだけど。 一花は OK だって。 別れたいなら別れれば~ってかなり淡白な感じだった」 郎「あいつも今売れっ子女優で大忙しだからな。 もう大して興味ないだろ、俺達の痴話喧嘩なんて」 郎「で、三玖にも伝えたいんだけど …… 二乃と三玖未だに仲良しで二人でよく遊んでいるらしいからな」 郎「三玖に伝えたら二乃に伝わること覚悟って感じで …… その前に、一応に話通したいんだけど、五月から渡りつけてくれるかな …… とは未だに気まずい」 五月「ちょ、ちょっと気持ちの整理が …… 追いつきません、私 …… そんな上杉君が本気だっただなんて」 郎「こっちも必死ですよ。 結婚したらもう逃げられんし」 五月「はわわっ、ど、どうしましょう …… は …… お、怒ると思います!」 郎「はぁ …… だよなー …… じゃあこのままニ乃と付き合うしかないのか …… 」 五月「贅沢ですよ、上杉君。 ニ乃もいいところいっぱいあるじゃないですか」 郎「いいところいっぱい …… おっぱい」 五月「もうっ、下品なのはなしで!」 郎「まあ五月の言う通りニ乃にもいいところはたくさんある。 それは認める」 郎「気立てはいいし、可愛いし、しっかり者だしな。 結婚したら家の中は安定するんだろうなって思うわ。 とても大事な事だ」 郎「だが …… 俺は …… 」 郎「実は、他に好きな子いるから二乃と別れたいって言ったら怒るか五月」 五月「!」 郎「そいつは二乃と違って垢抜けてないし、要領は悪いし、ちょっとだらしない奴だ」 郎「分不相応な夢を追っかけて、苦手なことをずっと頑張っている不器用な馬鹿だ」 郎「俺は高校生の頃、 5 人の進路が決まるまで責任もって家庭教師をやるって宣言したよな」 郎「みんなそれぞれの進路を見つけてこのマンションから巣立っていった。 でもまだ一人取り残された奴がいる」 郎「それでもそいつは諦めずにずっと勉強と向き合っていた」 五月「 …… 」 郎「二乃から聞いたが、この前姉妹みんなで集まったとき、いい加減諦めるよう諭されて大喧嘩しただろ」 五月「それはっ …… !私に教わる生徒が可哀想だ、なんて言われて、 …… 勉強が苦手な子が先生になって勉強を教えるなんて、無謀だってのはわかってるんですよっ …… 」 郎「でも俺は勉強できる奴に、勉強が苦手な子が教わってとても勉強が得意になるとは思わんがな」 郎「お前が浪人している 3 年間、試行錯誤で色々教えたけど、結局、俺はお前を勉強できるようにすることは出来なかった」 郎「この前の模試。 D 判定だよな。 三年間、 D 判定のまま。 俺はお前にとっていい先生だったか?」 五月「 …… 」 郎「実は二乃に頼まれたんだよ。 お前の夢、諦めるように諭して来いって。 それで、俺、二乃と別れようって決心したんだ」 郎「お前が夢に向かってどれだけ頑張ったか、その積み重ねを全部無駄にしろってのはちと許せんよな …… 」 五月「ですが、ニ乃も …… 私の事考えてくれていて」 郎「五月、お前もう 3 浪だろ。 次失敗したら 4 浪 …… もう後に引けないところまで来ているってのは自覚あるか?」 五月「ううっ …… はい …… 周りの同級生はみんなそろそろ就職したり、結婚したりしているのに、私だけ …… 」 五月「これで教育大学合格できなかったら、どうなるのか …… 毎晩不安で寝れないです …… 」 郎「俺も同じ気持ちだ。 ここまで頑張った五月の努力が、全部無駄になるなんて。 それに、友達もいないお前が …… これから先、社会でやっていけるとはとても思えん」 五月「 …… 」 五月「上杉君はいいですよね。 成績優秀で有名大学に現役合格して、素敵な彼女もいて、大学では友達もいるんでしょ?理想的なキャンパスライフじゃないですか」 五月「あの頃友達ゼロの勉君で似たもの同士と勝手に親近感抱いていたんですが」 五月「いつの間にか、私だけ取り残されて。 何が高校生活エンジョイですかっ。 思えば高校 3 年生の夏休み、家庭教師もろくにせず、宿題だけ出して放置して …… !」 郎「うっ、あのときはホントすまなかった」 五月「はぁ …… いいんですよ。 日の出祭のときも私は一人で勉強していて、あなたは二乃や三玖とよろしくやっていたみたいですし」 郎「ぐっ」 五月「それなのに私だけ受験に失敗して …… でさえ合格したのにっ …… ううっ …… 」 郎「五月 …… 」 五月「ですが、感謝しています。 浪人して、一人ぼっちになって自暴自棄な私を …… 家庭教師を続けるという形で支えてくれたあなたには …… 」 五月「こうして 3 年間も、毎週、家で勉強をマンツーマンで教えてくれて …… あなたも忙しいでしょうに」 五月「ごめんなさい、愚痴ばかりですね。 あなたは何も悪くないのに。 もういいですよ、私の家庭教師の仕事は …… 私も、今年で諦めますから。 今年ダメだったら受験は諦めて、お父さんにお願いして就職先探そうと思います」 五月「それで、いいでしょ?」 郎「五月、俺は諦めてないぞ。 お前がここまで頑張ったのを無駄には絶対にさせない。 何が何でも今年合格させてやるから」 五月「上杉君っ …… !」 郎「で、それでも駄目だったら …… 俺が責任とるから」 五月「 …… !!!」 郎「夢諦めちゃったらお前きっと駄目になると思う。 現役の時、不合格の後の事思い出せよ。 本当にみんな心配したんだぞ」 郎「一花も上京やめるって言うし、もお前と一緒に浪人するって言って聞かなくてなぁ」 郎「それでも、全員前に進むために、お前は浪人という道を選んで夢に向かうことに決めたんだろうが。 それで駄目だったら、また前と同じだろ。 そうはさせない。 それが俺の責任だ」 五月「ですが、あなたに何ができるって言うんですか?」 郎「二乃と別れるから。 俺と付き合ってくれ、五月」 五月「!!!」 五月「嬉しい申し出 …… ですけど、二乃が」 郎「だからさっき言っただろ。 二乃とは別れる。 俺、やっぱりお前のことが好きだ。 高校の時から、ずっと思っていたことだ、これは」 五月「えっ …… 嘘 …… 」 郎「恥ずかしくて言えなかった。 俺たち、相性最悪だったから。 でも、色々あって、や二乃と付き合って改めてわかったんだよ」 郎「俺がリラックスして俺らしく …… 上杉郎らしくいられるのは、お前と一緒の時間だけだって」 郎「受験前にこんな話、びっくりするよな。 でも、お前、最近ストレスで眠れてなかっただろ。 受験失敗したらどうなるのかという先の見えない不安で …… 」 郎「最後の受験くらい、リラックスして受けてほしい。 もし失敗しても、その後の人生、俺が責任持ってお前の面倒みるからさ」 五月「ちょっと、上杉君 …… 突然過ぎて …… あと、ちょっと距離が近いですっ …… 手、握るのもやめて …… 」 郎「なあ五月、いいだろ。 あいつ、いつも生でやろうとしてくるから、危なっかしくて」 郎「正直、この空間で数時間、お前に勉強教えながら頑張って理性で抑えようとしていたけどもう無理だ」 郎「頼むよ、五月。 いいだろ。 お前だって満更じゃないはずだ …… 」 そう言いながら上杉郎は五月の肩を抱いた。 五月「駄目っ …… 」 五月は俺の腕から逃げようと身を捩ってきた。 しかし、その力は弱々しかった。 郎「いいだろ?受験前にリラックス …… 大事だから」 五月「はううぅ …… 」 五月は顔を赤くして目を瞑りながら唇を噛んでいた。 郎「ほら、顔上げて。 」チュッ 男は五月の唇を無理やり奪う。 五月「上杉君 …… いい加減、怒りますよ …… んっ」チュッチュ 郎「ぷはっ。 生意気なことをいう口はこうだ」チュッ 五月「んんーっ!んんーっ!! …… んっ、ちゅっ、んっ、はぁ、はぁ …… 駄目っ …… 二乃が」 郎「あいつのこと忘れさせてくれ。 五月、お前が好きだ」 五月「嘘 …… 」 そのまま男は五月を床に押し倒した。 五月は涙ぐみ、肩を小さく震わせていた。 五月「ひゃっ」 服の上から胸を揉む。 五月はいつも肩を出して胸元の開いた服を着ていた。 上杉は高校時代からずっと目のやり場に困っていた。 五月「この …… あっ」 力強く五月の胸をもみながら、男は五月の汗の滲んだ首筋にキスした。 自分だけの証をつけるように強いキスだった。 五月「はぁっ …… はぁっ …… 」 気がつくとお互い汗だくで、五月の服はシワだらけになっていた。 五月「お願いします …… 背中が痛いので、場所を …… 変えて下さい …… 」 五月の体に馬乗りしていたと男ははたと気が付き、五月に謝り、彼女の体を優しく起こした。 男が重い足取りの彼女を支えるようにして二人は寝室に入った。 郎「大丈夫だって。 優しくするから。 なあ …… 」 五月「ひっぐ …… ううっ …… 」 五月は泣いていた。 信頼していた家庭教師、高校時代からの友人、姉の彼氏に突然迫られ困惑しているのかもしれない。 受験間際ということもあり、五月の心は不安定になっていた。 本気で拒絶することも出来た。 しかし、孤独な在宅浪人で、家族以外との唯一の繋がりは上杉郎だけだった五月にとって、拒絶して見捨てられること、それの方が恐ろしかった。 上杉は彼女のベッドに腰掛け、ひとしきり五月を慰めた後、泣き止むのを待ってズボンを脱いた。 五月「これが男の人の …… 」ゴクッ 父がおらず母に育てられた五月は男の人のそれを生で見たのは初めての経験だった。 上杉郎のそれは硬く反り立っていた。 郎「五月、舐めてくれ」 五月「はい!?」ビクッ 郎「準備が必要なんだよ、男も」 五月「も、もう十分勃ってるじゃないですか …… 」 郎「舐めなきゃ先進めないぞ」 五月「いきなり、それは …… ちょっと」 郎「じゃあまず触ってくれよ」 五月「 …… 」 五月は恐る恐る上杉郎の一物を握った。 それは脈打つように芯まで熱くなっていた。 郎「そう。 手を使って、上下に扱く。 いいぞ、五月。 実技はなかなかセンスがあるな」 五月「座学は駄目ですみません」 郎「ほら、お前が握ったらさっきより硬くなっただろ?お前のおかげで興奮してきたんだよ。 ほら、次は口で咥えて」 五月「ううっ …… これを咥える …… 勇気が …… いりますが …… 二乃も、咥えたんですか?」 郎「あいつフェラ嫌いだからな。 めったにしてくれないし下手くそなんだよ …… はぁ」 五月「それじゃあ失礼して …… んっ、あむっ …… ちゅぷっ、ちゅぷっ、れろれろっ、んっ」 郎「おっ …… おおっ …… 」 五月は拙いながらも必死に口を使って奉仕した。 郎「ちょっ、お前っ …… 激しいっ」 五月「ちゅっ、ちゅぷっ、じゅぷっ、じゅぽっじゅぽっ」 郎「ちょいたんま、タンマ、でるでる」 五月「ぷはっ …… がっちり硬くなりましたね …… 」 五月の口技は拙いながらも、口を開けば憎まれ口を叩く五月の口で奉仕させたことで上杉郎は興奮し、己の一物を限界まで怒張させた。 郎「五月 …… 脱がせるぞ」 五月「あっ …… やっ」 それから上杉郎はベッドに横になった五月を生まれたままの姿に剥いた。 五月「ううっ …… 恥ずかしい …… あまりジロジロ見ないで下さい」 五月の体は熟れていた。 男のそれを初めて咥え、興奮したのか彼女の秘所もすでに濡れていた。 郎「足開け、五月」 顔を赤くして弱々しい抵抗をする五月にお構いなしに上杉郎は彼女の両足を力づくで開いた。 郎「ここが五月の …… 」 五月「ジロジロ見ないで下さいっ …… 恥ずかしい …… 」 五月の濡れそぼったあそこに男は顔を近づけた。 花の蕾をかき分けて蜜を吸い出すように男は舌使って五月の女の部分をほじった。 五月「あっ、やっ、あんっ」 陰核を吸い上げるような刺激を加えると五月は面白いように嬌声を上げ、秘所から愛液をとめどなくこぼした。 敏感になった五月の中に男は指を一本恐る恐る入れた。 五月「やだっ …… 怖いっ …… 」 彼女は震えていたが、男はお構いなしに中を刺激した。 五月「あっ、やっ …… あんっ、激しいっ、あっ」 郎「感じる場所は姉妹で同じなんだな」 五月「さ、サイテー …… 」 郎「すまん。 気を取り直して …… ごほん、そろそろいいか、五月」 上杉郎は己の張り詰めた一物を五月の股にあてがった。 五月「ちょ、ちょっと!避妊は!?」 郎「ゴムなんか持ち歩いてない。 五月、初めてだろ。 初めてなら出来ないから大丈夫だって。 あと、きちんと外に出すから」 五月「ううっ …… 科学的根拠はありませんが …… あなたがそこまで言うなら …… 」 五月は観念して足を広げ、体の力を抜き、男に身を委ねた。 郎「挿れるぞ、五月 …… !」 五月「あっ …… 」 男のそれが五月の狭い膣内をこじ開けた。 五月は破瓜の痛みを紛らわせるように強く男に抱きついた。 五月「はぁっ、はぁっ …… はぁっ …… んんっ!」 郎「ふーっ …… 動くぞ」 五月「あっ、いやっ、あんっ、あんっ、あんっ、あぁっ、あんっ」 郎「はぁっ、はぁっ」ズプズプ 五月「あんっ、そこっ、いいっ、あんっ、んっ」 男の動きに合わせて、五月は声を上げた。 郎「やべっ、五月、エロいっ、くっ」ズポズポ 五月は長い髪を振りながら、男の腕の中で乱れに乱れた。 半ば無理やり手篭めにされたのも忘れ、高校の頃から淡い恋心(当時の五月は自覚していなかった)を抱いていた相手に抱かれ、五月は女になった。 五月「あっ、あっあっあっあっ、イクッ、イクッ」 五月の腰が動き、膣内が軽く痙攣して男のを絞り出すような動きをした。 それに合わせて上杉郎も腰の動きを早めた。 五月「駄目っ駄目っ、あぁっ、イクッ、許してぇ~~」 郎「愛しているぞ、五月っ!受け止めろっ!」 五月「あっ、ちょっと膣内はダメッ!あっ、イクッ」 上杉郎は慌てて膣内から一物を抜き、五月の大きな腹に吐精した。 五月は息絶え絶えになりながら、女になった喜びを噛み締めていた …… 郎「はぁっ、はぁっ …… えがったえがった …… ふーっ …… 」 二乃「ちょっとアンタ、最後何勝手に膣内に出してんのよ!」 郎「あれ?フィニッシュは膣内射精じゃなかったっけ?」 二乃「台本確認!ほら、最後はきちんと外に出すって打ち合わせたじゃないっ!馬鹿!それに愛してる禁止!はぁ …… 今日のはいまいち乗れなかったわ、私 …… 」 二乃「それより序盤のアドリブのところ、随分ノリノリだったじゃない。 私のこと、そう思っていたわけ?」 郎「いや、設定は『恋人の二乃に愛想をつかした俺が生徒の五月に我慢できず手を出す』っていうので …… お前がやってみたいって言うからやったんだろ、寝取られプレイ」 郎「俺は案外楽しかったが …… 」 二乃「うーん、五月が浪人生っていう悲しい設定は置いておいて、あの子のフー君への気持ちがいまいちわからないからうまく役作り出来なかったわ …… 」 郎「そういえばあいつ今教育実習で俺たちの母校に勤務しているんだよな。 赤点常連の中野姉妹がまさか先生になって帰ってくるとは、先生方も驚きだろうな。 で、次は、上杉先生と五月先生という設定でやってみるか?」 二乃「しばらく五月は禁止。 愛している宣言入ったら、三ヶ月禁止ルールだからね」プイッ 郎「すまんすまん、へそ曲げないで …… 俺が愛しているのは二乃だけだから」チュッ 二乃「もーっ調子いいこと言っちゃって …… 私も愛しているのはフーくんだけよっ」チュッ 郎「愛い奴め~、もう一回いくか?」 二乃「あんっ、次は二乃をしっかり可愛がってねっ」 郎(喧嘩もするけど、俺達はなんだかんだ仲良くやっています) 郎(来週は …… 久しぶりに一花で頼んでみるか~) 終 元スレ sspark.

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略称が俺ガイルなのはなぜ?由来解説【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている】

俺ガイル ss 喧嘩

67 ID:6QCin5Qo0 小雪「そうよ」 学校から帰ると比企谷小雪と名乗る雪ノ下雪乃そっくりの少女が俺の部屋に居た。 八幡「ちょっと待っててくれ」 小雪「?」 これがドッキリではないかどうか確認するために雪ノ下に電話をしてみた。 雪乃『何かしら?』 八幡「うぉっ!出た!」 雪乃『電話がかかってきたのだから出るのは当然でしょう?』 八幡「……」 ドッキリじゃない…雪ノ下は確かに電話の向こうに居る 雪乃『それで、何の用かしら?』 八幡「……」 じゃあ俺の部屋に居る雪ノ下そっくりのあの子は誰なんだ? 雪乃『比企谷くん?聞いているの?』 八幡「あぁ、悪ぃ…」 雪乃『何の用事か聞いてるのだけど?』 八幡「いや、特に用事は無いんだ。 すまん…」 雪乃『はぁ……用事がないなら切るわね』 八幡「あぁ、すまん」 どういうことだ?ドッキリにしては手が混み過ぎてる。 vip2ch. vip2ch. 44 ID:6QCin5Qo0 八幡「すまん、電話してた」 八幡「えっ…と。 どうやってここに?家の戸締りはしてあったはずだが」 小雪「私は自分のベッドで寝てたはずなのだけど、目が覚めたら部屋の風景が少し変わっていて貴方が入って来たわ」 八幡「風景が少し変わっていた…てのは?」 小雪「置いてる物が少し違うけれど、私の部屋と同じみたいなの」 八幡「……」 似ている部屋くらいはあるだろうが… 小雪「それと、この机」 八幡「机がどうかしたか?」 小雪「私の使っている机と同じ物ね。 私の部屋はパ…お父さんが使っていた部屋で机もお下がりなの」 八幡 今パパって言いかけた? 八幡「質問ばかりで悪いんだが、親父さんの名前は?」 小雪「比企谷八幡よ。 小雪「今日が誕生日だったの」 八幡「よし、帰り方がわからんならここに居ろ。 22 ID:6QCin5Qo0 八幡「お前、好きな食いもんは?」 小雪「えっ…と…たべっこどうぶつ」 八幡「すまん晩飯の話だ」 小雪「か、唐翌揚げ…」 八幡「意外と普通だな」 小雪「唐翌揚げが嫌いな人は居ないと思うのだけれど。 68 ID:6QCin5Qo0 八幡「とにかく小町に電話しとくわ。 血は争えないとはよく言ったもんだ」 小雪「捨て身で我が子に嫌がらせするなんて」 八幡「嫌がらせとは人聞きが悪い。 26 ID:6QCin5Qo0 小町「ただいまぁ~…」 八幡「おう、お疲れ」 小町「だぁ~!!重かった!!いきなり電話かけてきてケーキ買ってこいとか晩御飯唐翌揚げにしてくれとかお兄ちゃん小町的にポイント低過ぎ…」 八幡「これには色々事情があるんだよ」 小町「事情ってなに。 小町が納得できなかったら晩御飯の用意全部お兄ちゃんがやってよね」 小雪「あの…」 小町「はえ?雪乃さん来てたの?」 八幡「それなんだがな小町。 この子雪ノ下じゃねえんだよ」 小町「いや、どっからどう見ても雪乃さんじゃん」 小雪「比企谷 小雪です。 44 ID:6QCin5Qo0 小雪「あの…」 小町「ん?どうしたの?」 小雪「私、料理したことが無いから何をすればいいのかわからないのだけれど…」 小町「え……」 小雪「そもそも家事全般のやり方がわからないわ」 小町「………」 小雪「あの…おばさん?」 小町「あ!ごめん。 いやぁ雪乃さんは家事全般完璧だから意外だなぁって」 小雪「その辺はあまりお母さんに似ていないみたいね」 小町「それでも女子高生たる者家事ができないとはいただけないなぁ~」 小町「ウチに居る間はおばさんがビシバシ鍛えてあげるから!」 小雪「私は将来大黒柱として社会で働くつもりだから専業主夫になってくれる男性と結婚するか、もしくは家政婦を雇えば私自身が家事をする必要は無いと思うのだけれど」 小町「うわぁ…お兄ちゃんの似ちゃいけない所が受け継がれてるなぁ…」 小雪「だから私はパパを手伝いに… がしっ 小雪「!?」 小町「女の子がそんな考えでお嫁に行けるワケないじゃん!ごみいちゃんじゃあるまいし!」 小町「炊事洗濯掃除。 83 ID:6QCin5Qo0 小町「よーしっ!夕飯完成!流石は雪乃さんの娘だけあって飲み込み早いね」 小町「あとは途中でつまみ食いしようとする行儀の悪さを除けば完璧なんだけどなぁ…」 小雪「良質を求めるなら味見が必要だと思って…」 小町「そんな屁理屈ばっか言ってるとお兄ちゃんみたいになるよ?」 小雪「以後気を付けるわ」 八幡「ふぅ~…腹減った」 小町「あ!お兄ちゃん」 小雪「ちょうど夕飯の準備ができたわ」 八幡「げっ……俺だけトマト多くね?」 小雪「そうかしら?気の所為だと思うけれど」 八幡「つーか何で俺のは丼鉢に入ってんだよ。 71 ID:6QCin5Qo0 小雪「大志おじさんとおばさんが結婚するってわかった時にお爺ちゃんとお父さんが怒り狂ったと聞いたから…」 八幡「当然だ。 ていうか付き合ってるとわかった瞬間から怒り狂うぞ」 小町「うえ~…身内に変な人居るって思われたくないからシスコンもほどほどにしてよね」 小雪「そうなる事が皆わかっていたから付き合ってることも隠してて結婚も式の日取りとかお爺ちゃんとお父さん以外で決めて事後報告したとか…」 八幡「あいつ次会ったらブン殴ってやる」 小町「お兄ちゃん人の事言えないじゃん。 雪乃さんと結婚するんだし」 八幡「それはそれ、これはこれだ。 82 ID:6QCin5Qo0 八幡「ここで寝るのか?」 小雪「ダメかしら?」 八幡「俺の部屋なんだけど」 小雪「私の部屋でもあるのだけれど」 小雪「それに父親と一緒に寝るくらい普通よ」 八幡「小さい頃ならまだしも高校生の娘と高校生の親父が同じ部屋で寝るのは普通じゃねぇだろ。 むしろ超常現象だわ」 小雪「お父さんは嫌なのかしら?」 八幡「嫌ってわけじゃないんだが…なんていうか、自分の娘とはいえ雪ノ下そっくりの女子が同じ部屋で寝るのは抵抗があるな」 小雪「そう、なら大丈夫ね」 八幡「おい!せめて自分の布団で寝ろ!」 小雪「このベッドは私の物でもあるのよ?ということはこれは自分の布団ということになるんじゃないかしら?」 八幡「人の都合とか色々無視するその強引な性格は雪ノ下の姉ちゃんだな」 小雪「陽乃おばさんは……ちょっと苦手ね。 可愛がってはくれているんだけど…過剰というか…」 八幡「雪ノ下も俺も苦手だ。 11 ID:6QCin5Qo0 八幡「未来で俺と雪ノ下は死んじまってお前には寂しい思いをさせてるみたいだが、お前のことを心配してくれる人が居るからな」 小雪「お父さんが良いこと言うと何だか気持ち悪いわ」 八幡「娘に気持ち悪がられるのはパパの宿命なんだよ。 ソースはウチの親父」 小雪「昔を思い出すわ」 八幡「ん?」 小雪「私が小さい頃、まだお父さんもお母さんも生きていて。 怖い夢を見た私は1人で眠れなかったからお父さんとお母さんの間に入って三人で川の字で寝たの」 八幡「明日雪ノ下に会ってみるか?」 小雪「お母さんに?」 八幡「ここに来る前に俺達に会いたいって思ってたんだろ?なら雪ノ下にも会っとくべきだ」 小雪「でも、そんなことをしたら未来が変わってしまったり…」 八幡「俺と小町はもう知っちまってるけどお前は消えてないし大丈夫だろ」 八幡「お前は会いたくないのか?」 小雪「会いたい」 八幡「なら決まりだな。 99 ID:6QCin5Qo0 雪乃『何かしら?保険や家庭教師なら間に合ってるわ』 八幡「セールスの電話じゃねぇよ。 俺だ」 雪乃『折田さん?そんな知り合いは居ないのだけれど?』 八幡「そういうのいいから」 雪乃『その声は比企谷くんね。 間に合ってるわ』 八幡「おい」 雪乃『で、何の用かしら?』 八幡「今日ちょっとお前ん家に行っていいか?」 雪乃『怪しい臭いがするからお断りするわ』 八幡「待て、大事な客が居てだな。 お前に会わせたいんだ」 雪乃『大事な客?まさか姉さん?尚更お断りするわ』 八幡「ちげぇよ。 51 ID:6QCin5Qo0 雪乃「こんにちは」 八幡「おう、わざわざすまんな」 雪乃「本当よ。 これで会わせる客は姉さんでしたなんて言ったら由比ヶ浜さんの手料理の実験台になってもらうわ」 八幡「いや、違うから。 しかも何だよ実験台って」 八幡「で、会わせたい客ってのはこの子なんだが」 小雪「こんにちは、比企谷小雪です」 雪乃「!?」 雪乃「ひきがや…こゆき?」 雪乃「比企谷君」 八幡「ん?」 雪乃「私そっくりの美少女を紹介するなんて、何かのドッキリかしら?」 八幡「そう思う気持ちはわかるがドッキリじゃない。 00 ID:6QCin5Qo0 雪乃「つまりは貴女は未来からタイムスリップしてきた私と比企谷君の娘…ということかしら?」 小雪「はい」 八幡「その通りだ」 雪乃「信じられない…と言いたいのが実の所だけれど」 八幡「まぁそうだろうな」 小雪「………」 八幡「ん?どうした?」 小雪「私のお母さんってこんなに美人だったのね…」 八幡「お前ら紛れもなく親子だわ。 しかもお前は写真か何かで雪ノ下の顔は知ってるだろ」 雪乃「私に会いたいと言っていたみたいだけど、会ってどうするつもりだったのかしら?」 八幡「おい、そんな言い方無いだろ。 子供が親に会いたいって思うのは普通だ」 小雪「そうね、いくつか聞きたいことがあるけれど。 まずどうしてうだつが上がらない男と結婚したのか聞きたいわ」 八幡「即座に相手の非を突いてやり返す辺り流石は雪ノ下の子だな」 自分を非って認めちゃうのかよ俺… 雪乃「現時点で結婚するつもりなんて全くないけれど。 92 ID:6QCin5Qo0 小雪「何度か会話に出ているけど、ゆいがはま…さんって誰なの?」 八幡「お前由比ヶ浜知らねぇのか」 雪乃「貴女が知らないということは、由比ヶ浜さんとは疎遠になってしまったということね…」 八幡「由比ヶ浜ってのは俺らの部活仲間で俺の同級生だ」 小雪「それって結衣おばさんのこと?」 八幡「なんだよ知ってるんじゃねぇか」 雪乃「結婚して苗字が変わってしまったんでしょうね。 良かったわ」 八幡「そういうことか。 ところで由比ヶ浜は誰と結婚したんだ?」 小雪「彩加おじさんと結婚してるけれど」 八幡「彩加…おじさん?」 八幡「待て待て……まさかとは思うが、そいつの苗字って…戸塚?」 小雪「そうだけど」 八幡「……………」 小雪「自分が死ぬって聞かされたときより悲愴な顔をしてるんだけど…」 雪乃「放っておきなさい。 59 ID:6QCin5Qo0 小雪「おか…雪乃さんはあまり動じないというか落ち着いているけど」 雪乃「お母さん」 小雪「?」 雪乃「親を名前で呼ぶなんて生意気よ。 ちゃんと呼びなさい」 小雪「お母さん」 雪乃「何かしら?小雪」 八幡「俺はパパって呼ばれてるぞ」 雪乃「そう、何か越に浸ってるようだけど。 どう呼ばれていようが父親なんて娘には煙たがられるものよ」 八幡「そんなことないよな?な?」 小雪「そんなことはないけれど、あまり知り合いには見せたくない…」 八幡「それじゃ生きてても運動会も参観日も行けねぇだろ。 家族が揃ったってのに何だこの仕打ちは」 雪乃「私達はまだ婚姻関係にないのだからその表現はおかしいわ」 八幡「あ?子は鎹って言うだろ。 小雪が居るんだから間違ってない」 小雪「小町おばさんが言ってたわ」 八幡「なんて?」 小雪「いつも仲良く口喧嘩してたって」 雪乃「それは違うわ、言い合いではなく罵倒よ。 比企谷くんはそれで喜ぶから」 八幡「子供に変な事吹き込んでんじゃねぇ」 小雪「知ってるわ、さっきからお父さんが喜んでいるから」 八幡「喜んでねぇよ。 それとパパと呼べと言っただろ」 小雪「嫌よ」 雪乃「小雪」 小雪「?」 雪乃「よかったら私の家に来ない?」 小雪「え……いいの?」 雪乃「母親の家に来るくらい普通だと思うけど?」 小雪「でもお父さんが…」 八幡「俺の事は気にしなくていいぞ、行ってこい」 雪乃「比企谷くんも来たければどうぞ」 八幡「俺はやめとくわ。 43 ID:6QCin5Qo0 小雪「よかったのかしら」 雪乃「何のこと?」 小雪「パパを置いてきてしまったから」 雪乃「本人が居ないところではパパって呼ぶのね」 小雪「!?」 小雪「無意識だったわ…」 雪乃「比企谷くんのことなら気にしなくても平気よ。 彼、蔑ろにされるのは慣れているから」 小雪「そんなつもりはなかったのだけれど…」 雪乃「冗談よ。 07 ID:6QCin5Qo0 雪乃「入りなさい」 小雪「お邪魔します」 雪乃「帰ったら『ただいま』でしょ?小町さんから言われなかったのかしら?」 小雪「ただいま、お母さん」 雪乃「ふふっ、おかえりなさい」 雪乃「ところで私の事はママと呼んでくれないのかしら?」 小雪「え……っと、パパはパパだけどお母さんは昔からお母さんと呼んでいたから」 雪乃「比企谷くんに嫉妬する日が来るとは思いもしなかったわ」 小雪「呼び方が違うだけで両親への愛情に差は無いのだけど」 雪乃「比企谷くんよりも上でないと納得できないわ。 全てにおいて」 小雪「親の意地の張り合いに付き合わされる子供の身にもなってもらいたいわね」 雪乃「ところで少し気になっていることがあるんだけど」 小雪「?」 雪乃「私達が居なくなった後、雪ノ下家の方は貴女を引き取ろうとはしなかったの?」 雪乃「こう言っては何だけど私の実家の方が経済的にも力があるし、母がああいう人だから」 小雪「後から聞いたことだけれど。 13 ID:6QCin5Qo0 小雪「陽乃おばさんが反対したらしいわ」 雪乃「姉さんが?」 小雪「ええ、私はお婆ちゃんに悪い印象は持っていないけれど。 陽乃おばさんは雪ノ下家に居ると真っ直ぐ育つものも育たないって小町おばさんに育ててもらうべきだと」 雪乃「それは私も同意見よ。 おそらく姉さんなりに思う所があったのね…」 小雪「お母さんと陽乃おばさんはお婆ちゃんを良く思っていないかもしれないけど、私を可愛がってくれたから…」 雪乃「……そうね、貴女を可愛がってくれたのならそれでいいわ。 ごめんなさい」 小雪「いいえ、そう思うのは無理も無いと知ってるわ。 お婆ちゃん自身も後悔してるみたいだった」 雪乃「貴女を置いて逝ってしまったのだから私も親として失格だと思うわ。 77 ID:6QCin5Qo0 雪乃「あまり深く考えなくていいのよ。 43 ID:6QCin5Qo0 小雪「ええ、パパにも同じことを聞いたわ」 本当は聞いていないけど 雪乃「比企谷くんが何と言っていたかは私に教えないし、私が何と言ったかも比企谷くんに教えない。 30 ID:6QCin5Qo0 雪乃「頼りになる所……とか?」 小雪「具体的には?」 雪乃「昨日一日比企谷くんと居たならもうわかっているはずよ」 雪乃「彼の頼れる所は見えづらいの。 だから彼をよく知らない人は彼を認めなかったり、或いは批難したりもするわ」 雪乃「それでも彼に助けられた人には見えるものよ。 だからつい甘えてしまう」 小雪「確かに…昨日トマトを食べてもらったわ。 それも小町おばさんにバレないように」 雪乃「それくらい自分で食べなさい」 小雪「嫌よ。 12 ID:6QCin5Qo0 小雪「どうして?」 雪乃「彼にトマトを押し付けるつもりでしょ?」 小雪「パパの話さえしなければこんなことには…」 雪乃「親をからかうからそんな目にあうのよ」 雪乃「貴女の嫌いな食べ物はわかったけど、好きな食べ物は何かしら?」 小雪「唐翌揚げ…だけど昨日食べたから。 そうね…」 小雪「クリームシチューが食べたいわ。 」 雪乃「じゃあ今日はクリームシチューにするわね」 雪乃「作るのはしっかり手伝ってもらうけど」 小雪「…………」 雪乃「露骨に嫌そうな顔しないでもらえるかしら?比企谷くんにそっくりよ、その顔」 小雪「料理は得意ではないから」 雪乃「なら良い機会だから克服しなさい。 貴女が将来お嫁に行く時に料理ができないなんて親の教育が疑われてしまうわ」 小雪「私は専業主夫になってくれる男性と結婚するから…」 雪乃「そういえば貴女の父親は専業主夫志望だったわね」 小雪「私、パパと結婚しようかしら」 雪乃「それは勝手だけど夕飯の支度は手伝ってもらうわよ」 小雪「…………チッ」 雪乃「舌打ちはやめなさい。 75 ID:6QCin5Qo0 雪乃「嫌がっていた割には上手ね」 小雪「できることが好きなこととは限らないわ。 逆もまた然りね」 雪乃「とんだ才能の持ち腐れね。 80 ID:6QCin5Qo0 ~~~~~~~~~~ 雪乃「まさかそのせいで私と比企谷くんは……」 小雪「全然違うわ、後まだ話は途中よ?」 雪乃「ごめんなさい、つい」 小雪「そんな悲惨な結末の話しないわ。 00 ID:6QCin5Qo0 ~~~~~~~~~~ 小雪「でねー、お母さんが美人だって皆が言ってた!」 雪乃「お母さん照れるなぁ」 小雪「でもパパに私とお母さんどっちが可愛いって聞いたら私の方が可愛いって言ってたよ!」 雪乃「むっ!」 小雪「私の勝ちだね!」 雪乃「お母さんも同じくらい可愛いもん!」 小雪「えー!じゃあ後でもっかい聞くから勝負ね!」 雪乃「負けないわよ?」 雪乃「駅に着いたわね。 44 ID:6QCin5Qo0 八幡 28 「雨止まねぇな……タクシー拾うしかねぇか」 小雪「パパー!」 八幡「ん?小雪!どうしたんだ?」 小雪「傘持ってきたよー!」 八幡「迎えに来てくれたのか。 ありがとな」 雪乃「おかえりなさい。 あなた」 八幡「おう、ただいま」 八幡「それにしてもすまんな。 迎えに来てもらって」 雪乃「本当よ。 ダメ雨男は健在ね」 八幡「ダメは余計だ」 小雪「ねぇパパ!私とお母さんどっちが可愛い?ねぇねぇ!」 八幡「ん?そうだなぁ…」 雪乃「………」じーっ 八幡「………うーん、悩むなぁ」 小雪「………」じーっ 八幡「」 何この戸塚より可愛い生き物…抱き締めたい! 八幡「……小雪の勝ち!」 小雪「やったー!」 雪乃「ふーん、今日は晩ご飯クリームシチューだけど。 パパはふりかけご飯ね」 八幡「ごめん。 11 ID:6QCin5Qo0 ~~~~~~~~~~ 雪乃「幸せそうな家族ね。 クリームシチュー要素があまり無いけど…」 小雪「この後家に帰ってパパがご飯にクリームシチューをかけて食べたのを見たお母さんがドン引きして、それをきっかけに両親が大喧嘩したの…」 雪乃「長い前置きから酷いオチね。 流石は比企谷くん」 小雪「まるで他人事のように言ってるけどパパを罵倒して怒らせたのはお母さんの方よ」 雪乃「当然よ、クリームシチューはご飯にかけて食べるものではないのだから。 罵倒の一つもしたくなるわ」 小雪「一つ二つの罵倒ならパパも黙って聞いてたでしょうね……。 私も2人の喧嘩を他所にパパの真似をして食べてみたけど普通に美味しいと思ったけれど」 雪乃「パパの真似はやめなさい」 小雪「お母さんも一回やってみればいいと思うわ。 そうすればあの喧嘩は起きないから」 雪乃「絶対嫌よ。 74 ID:6QCin5Qo0 小雪「そういえば…」 雪乃「なにかしら?」 小雪「両親の喧嘩の後の仲直りは基本的にキスをして終わってるわ」 雪乃「……………」 雪乃「この話は終わりにしましょう」 小雪「お母さんが「ちゃんと愛してるならキスして」ってパパにせがんで」 雪乃「恥ずかしいからやめて」 小雪「それでちょっと困った顔したパパが…」 雪乃「やめて!」 小雪「まぁ嘘なのだけど」 雪乃「……………」 小雪「どこに行くの?」 雪乃「トマトを10コほど買い足しに行って来るわ」 小雪「ごめんなさい」 雪乃「反省することはいいことね。 83 ID:6QCin5Qo0 ーーーーーーーーーーーーー 八幡「だぁーっくしゅんっ!!!!!」 小町「大っきいくしゃみやめてよね。 ビックリするじゃん」 八幡「すまん…」 八幡「へーっくしっ!!!!」 小町「もう……さっきからくしゃみばっかしてるけど風邪?」 八幡「何やらあいつらが俺の事好き勝手言ってるような気がする」 小町「気になるんだ」 八幡「まぁ、ちょっとな…」 小町「お兄ちゃんも行けばよかったじゃん」 八幡「あいつら2人に対して俺1人じゃツッコミが追いつかん」 小町「ていうかまたクリームシチューご飯にかけてるし…」 八幡「悪いかよ」 小町「小町はいいけど嫌がる人も居るしさぁ」 八幡「小町が大丈夫なら問題無いな」 小町「小雪ちゃんが嫌がったら?」 八幡「…………」 小町「嫌われちゃうかもよ?「クリームシチューご飯にかけるパパなんか嫌い!」って」 八幡「それは困るな。 14 ID:6QCin5Qo0 雪乃「ところで貴女が通っている高校はどこのなのかしら?」 小雪「お母さんと同じで総武高校の国際教養科よ」 雪乃「奉仕部は知っているかしら?」 小雪「パパとお母さんと結衣おばさんでやっていた部活ね。 話は聞いてるわ」 雪乃「ということはもう部は無くなってしまったのね」 雪乃「貴女は何か部活はやっているのかしら?」 小雪「私はテニス部に所属してるけど」 雪乃「まさか運動部に入っているなんて…」 小雪「お母さんと違って私は体力にも自信があるわよ?マラソン大会では陸上部にも引けは取らないほどに」 雪乃「悔しいけど私の負けのようね。 73 ID:6QCin5Qo0 雪乃「テニス部ではないけれど私も奉仕部への依頼の関係でテニス経験者とダブルスで試合をしたことがあるのだけどね」 小雪「勝ったの?」 雪乃「一応勝ったわね、最初は善戦したけど後半はスタミナ切れになってしまったわ」 小雪「誰と組んだの?」 雪乃「比企谷くんよ」 小雪「やっぱり」 小雪「パパってテニスできるの?」 雪乃「バカにしているけれど比企谷くんのおかげで勝ったのよ?県選抜にも選ばれるような相手だったわ」 小雪「パパのことだから何か卑怯な手を使ったんじゃないかしら…」 雪乃「そこは否定できないわね」 小雪「使ったのね…」 雪乃「ルールは守ってたわよ」 雪乃「なんだかよくわからないけど変なサーブを使っていたわ」 小雪「依頼というけれどどんな流れで試合をすることになったの?」 雪乃「戸塚くんは知っているでしょ?」 小雪「彩加おじさんよね」 雪乃「彼の依頼で練習に付き合っていたの」 小雪「県選抜の相手もテニス部?」 雪乃「その人は部外者よ。 そもそも部外者のその人達が遊び半分に割り込んで来たから試合をする羽目になったのだけど」 雪乃「葉山くんは知っているかしら?」 小雪「隼人おじさんのことね。 25 ID:6QCin5Qo0 小雪「隼人おじさんと結婚してるから」 雪乃「意地悪されたりしていない?」 小雪「いいえ、普通に良い人だと思うけれど」 小雪「まず優美子おばさんからテニスを教わった身だし」 雪乃「ごめんなさい、そっちではお世話になっているのね。 私、彼女とは仲良くなかったから…」 小雪「優美子おばさんが言ってたわ」 雪乃「?」 小雪「おばさんがヘトヘトになるまで練習に付き合ってくれるから何でそこまでしてくれるのか聞いたの」 小雪「そしたら…」 『昔さ、雪ノ下さんとヒキオに結構助けて貰ったんだ。 あいつらは奉仕部としてやっただけとか言いそうだけど。 あーしは感謝してるんだ』 『そんで後悔もしてる、あーし態度悪かったし。 あいつらはお礼も言えないまま死んじゃったけど、受けた恩はアンタに返すことにした』 小雪「……って言ってたわ」 雪乃「あの人まだ「あーし」が一人称だったのね…」 小雪「反応する所そこなの?」 雪乃「でも、あの人なりに感謝の気持ちは持ってくれていたみたいね」 雪乃「三浦さんのこと、少し見直したわ」 小雪「友達になれるかもしれないわね」 雪乃「それは無理よ」 小雪「…思わず滑り転けそうになったわ…なんでかしら?」 雪乃「照れくさいもの。 三浦さんだってきっとそうよ」 雪乃「だからこのままでいいのよ。 未来の三浦さんに「どういたしまして」と伝えておいてもらえるかしら?」 小雪「ええ、必ず伝えておくわ」 雪乃「時間も遅いし今日は止まって行きなさい。 比企谷くんには連絡を入れておくわ」 小雪「うん、ありがとう。 22 ID:6QCin5Qo0 雪乃「布団出しておくわね」 小雪「お母さんと一緒の布団で寝たいのだけど」 雪乃「私のベッドは一人用だから2人は狭いんじゃないかしら」 小雪「私は狭くてもいいわ。 お母さんが嫌でなければ」 雪乃「仕方ないわね、いいわよ」 小雪「ごめんなさい。 無理言って」 雪乃「ダメと言って引き下がるほど聞き分けのいい子でないことくらい知ってるわ。 06 ID:6QCin5Qo0 雪乃「湯加減はどうだったかしら?」 小雪「それはよかったけれど…」 雪乃「けど?」 小雪「お母さんのパジャマ……サイズが合わなくて…胸が少し苦しい」 雪乃「……ジャージを持ってくるわ、サイズが大きいのがあったはず」 小雪「お母さん、怒ってる?」 雪乃「怒ってなんかないわよ?怒られるようなことをしたのかしら?」 小雪「いえ…身に覚えはないけど、顔が怖いから…」 雪乃「1番負けたくない所で負けたからよ」 小雪「あぁ、胸の大きさで人間の価値が決まるなんてことはないから大丈夫よ」 雪乃「一つ聞きたいのだけど」 小雪「なにかしら?」 雪乃「未来の私は…」 小雪「………うん、何て言うか…うん」 雪乃「」 小雪「いひゃい!頬つねらないれ!はなひて!」 雪乃「貴女がたくさん吸ったから縮んだのよ。 10 ID:6QCin5Qo0 小雪「そうよ、犯人はパパよ!」 雪乃「比企谷くんも吸ったというの?変態ね。 気持ち悪い」 小雪「いえ、そこは知らないけれど。 パパが揉んだから減ったのよ、多分」 雪乃「揉むと増えると聞いたことはあるのだけど」 小雪「えっ?普通に考えれば減らないかしら?」 雪乃「そもそも貴女。 それは、彼と私が…その、してる所を見たということかしら?」 小雪「両親との思い出で唯一消したい記憶ね。 33 ID:6QCin5Qo0 雪乃「姉さんは愛情表現が下手だから…。 52 ID:6QCin5Qo0 雪乃「でも安心したわ。 私と比企谷くんが居なくなってしまっても小町さんも姉さんも母さんも三浦さんも皆貴女を心配して見守ってくれているみたいだから」 小雪「昨日パパも同じことを言ってたわ」 雪乃「私もまだ親になったわけでもなければ高校生で親に頼る身分だけど、そういうものなのよ親っていうのは」 小雪「パパもお母さんも私をあっさり受け入れてくれたけど、普通は自分と同じ年恰好の人間に「娘です」なんて言われても戸惑うばかりだと思うわ」 雪乃「私も最初は疑ったし戸惑ったけれど、ここまで私にそっくりなのだから信じるしかないでしょう?」 雪乃「それに…」 小雪「?」 雪乃「私は嬉しかったのだと思うわ。 妹も弟もいないし、家族とはギクシャクしてしまっている状況で私を母親だと慕ってくれる人が現れたのだから」 雪乃「感覚的には娘というより妹という感じだけど」 小雪「私は両親には会いたかったけれど、自分が過去に来たことは良くないんじゃないかって思ったわ」 小雪「私が来たことで両親が結婚しないんじゃないかとか、小町おばさんと大志おじさんが結婚しないんじゃないかとか色々心配だった」 小雪「でも、いざ両親に会ってみたら案外そうでもなくて私の知ってるパパとお母さんだったわ。 84 ID:6QCin5Qo0 小雪「それは嘘よ。 お母さんはパパを認めてるし、どこか安心したような顔をしてる」 雪乃「娘の目は誤魔化せなさそうね。 実を言うと少し安心してるわ」 雪乃「私の結婚相手は母が決めた人で、私自身も逆らえずに母が決めた相手と結婚するものなんだと諦めていたけど。 未来から貴女が来て私の結婚相手は比企谷くんだと言った」 雪乃「私が比企谷くんと結婚したということは少なからず私の意思で彼と結婚したということだから」 小雪「その話だけど…」 雪乃「なに?」 小雪「……。 やっぱり言わないことにする」 雪乃「何よそれ、気になるから言いなさい」 小雪「教えないわ、未来でのお楽しみよ」 雪乃「言うまでこちょこちょの刑よ!」 小雪「あはははは!やめてぇ!そこダメ!」 雪乃「貴女の弱い所なんてお見通しよ!観念して言いなさい!」 小雪「ぜったい言わない!」 雪乃「ふふふ、なんとなく答えはわかった気がするわ」 小雪「じゃあ未来で答え合わせね」 雪乃「楽しみね」 小雪「ところで、何で私の弱点が脇ってわかったの?」 雪乃「私の弱点だからよ」 雪乃「比企谷くんには内緒よ」 小雪「そうね、パパに教えてあげるわ。 49 ID:6QCin5Qo0 小雪「ただいま…」 八幡「おう、おかえり」 雪乃「こんにちは…」 八幡「ゆうべは随分とお楽しみだったみたいだな雪ノ下」 雪乃「どういう意味かしら?」 小雪「…………」 八幡「俺達の娘の寝相が悪いという意味だ」 雪乃「貴方、知っていて教えなかったのね」 八幡「小雪、母ちゃんとお泊まりはどうだった?」 小雪「……朝までお説教されたわ」 雪乃「当然よ。 52 ID:6QCin5Qo0 八幡「だとよ雪ノ下」 雪乃「あら?貴方のことを言ってるのだと思うけど?鼻の下が伸びてるわよ」 小雪「はぁ………」 八幡「おい、溜め息つくな」 雪乃「では私はこの辺でお暇させてもらうわ」 小雪「お母さん帰るの?」 雪乃「ええ、貴女を送ったら帰るつもりだったから。 昨日は楽しかったわ」 小雪「…………」 八幡「雪ノ下、お前今日は用事あるのか?」 雪乃「いいえ、特に用はないけれど」 八幡「上がって茶でも飲んでいけ」 雪乃「ふふ、ナンパかしら?」 八幡「どこがだよ」 雪乃「比企谷くんのお誘いに乗るのは釈ね」チラッ 小雪「?」 八幡「可愛くない嫁さんだな」 小雪「私はもうちょっとお母さんと居たい」 雪乃「小雪の頼みなら仕方ないわね。 97 ID:6QCin5Qo0 その日の夜まで雪ノ下は俺の家に居た。 小雪と小町と雪ノ下の3人がかりでいじられると多勢に無勢でツッコミも追いつかない。 晩飯を4人で食べ、娘とトマト押し付け合いをして小町と雪ノ下に親子で説教をされる。 雪ノ下を家まで送った後小雪は満足そうな顔をしていた。 てっきり寂しそうな顔をすると思っていたが、どちらかというと雪ノ下の方が寂しそうだった。 指摘しても認めなかったが そして、その夜は寝る前に小雪は自分の服に着替えていた。 八幡「寝間着にジャージ出してただろ?」 小雪「いいの、もうそろそろ時間だから」 八幡「時間?」 聞き返しはしたが俺はその意味をわかっていた。 86 ID:6QCin5Qo0 小雪「この服。 お母さんに返しておいてもらえるかしら?」 八幡「返しといてやるけどせめて畳んだらどうだ?」 小雪「そうね」 八幡「まったく…ずぼらだな誰に似たのか」 小雪「お父さんね」 八幡「俺だな」 小雪「今日も一緒に寝ていいかしら?」 八幡「断ってもどうせ入ってくるんだろ?勝手にしろ」 小雪「お言葉に甘えさせてもらうわ」 八幡「なぁ」 小雪「なに?」 八幡「昨日、雪ノ下ん家に泊まってみて。 どうだった?」 小雪「私はお母さんに会えて良かったわ、お母さんもそう言ってくれたし」 八幡「ちゃんと楽しめたみたいだな」 小雪「お母さんね、お父さんの話ばかりしてたわ」 八幡「まぁ、未来の自分の旦那ってことになるわけだしな」 小雪「それはそうなんだけど。 70 ID:6QCin5Qo0 八幡「流石に無ぇだろ。 勘違いだ」 小雪「だってお父さんの話をしてるときのお母さんってすごく楽しそうだから」 八幡「嬉々として俺を罵倒しているのが目に浮かぶ」 小雪「たしかに言ってることといえば。 やれ目が腐ってるとかやれ変態だとか、おっぱいを揉むだとか…」 八幡「待て、後ろ二つは身に覚えがないぞ。 でっち上げだ」 八幡「そもそも変態とおっぱいを揉むはだいたいの会話では同じ意味だ」 八幡「さらに言うなら雪ノ下に揉むような乳は無い」 小雪「お父さんあたふたし過ぎ」 八幡「お前が余計な事を言うからだ」 小雪「お父さんはどうなの?」 八幡「は?」 小雪「お母さんのこと好き?」 八幡「まぁ……嫌いではない」 小雪「で、お父さんはお母さんのこと好き?」 八幡「お前それアレだろ。 96 ID:6QCin5Qo0 八幡「…………好きだ」 小雪「やっぱりね」 八幡「」 このガキ… 八幡「お前ちゃんと友達居るのか?」 小雪「そうね、まずどこからどこまでが友達なのか定義してもらいたいわ」 八幡「居ねぇのかよ…」 小雪「居ないなんて言ってないわ」 八幡「それ友達居ないやつのセリフだから。 ソースはお前の母ちゃん」 小雪「父親が超エリートの圧倒的ぼっちなのだから仕方ないわ」 八幡「何それサイヤ人の王子的なやつですか?」 小雪「ところでベジータはいつまでサイヤ人の王子で居るつもりなのかしら?いい年して息子もいるのに恥ずかしくはないの?無職だし」 八幡「」 まさかのドラゴンボールネタに食いついてきた… 八幡「ベジータに聞け、それか鳥山明に聞け」 小雪「パパ」 八幡「えっ…おぉ、パパって呼ぶのか」 小雪「お母さんを助けてあげてね」 そう言い残して小雪は消えてしまった。 俺が瞬きをしている間に居なくなっていた。 おそらく未来に帰ったんだろう、最後の俺達の会話はドラゴンボールネタだった。 52 ID:6QCin5Qo0 月曜日とは億劫な曜日である。 ある者は仕事、ある者は学校。 中には毎日がホリデーな人間も居るだろうが、世間一般では月曜日とは敵である。 しかし俺の気分が優れないのはどうやら月曜日のせいだけではないらしい。 学校で俺がいつも昼飯を食う場所、今日もいつもと変わらず風が吹いている。 この時間が俺は嫌いじゃない。 でも、その風は俺のセンチメンタルを癒してはくれなかった。 雪乃「その間抜けた顔は比企谷くんね」 八幡「雪ノ下か」 雪乃「こんな所で何をしてるのかしら?」 八幡「ここで飯食ってんだよ」 雪乃「見た限りあまり食がすすんでいないわね」 八幡「ほっとけ、そんな時もあるだろ」 一口しか齧られていない焼きそばパンを見て雪ノ下は察したようだ。 15 ID:6QCin5Qo0 八幡「あ、そうだ昨日小雪が着てたお前の服持って来てるから放課後部室で渡すわ」 雪乃「そう、あの服はあの子にあげたつもりだったのだけどね」 雪乃「私のお気に入りの服だったの」 八幡「あれ高そうだったぞ。 えらく太っ腹だな」 雪乃「自分の娘に着せるんだもの。 惜しくなんかないわ」 八幡「そうか」 畳みもせずに返そうとしたことは黙っておこう 雪乃「あの子、帰る前に何か言ってた?」 八幡「…………」 『お母さんを助けてあげてね』 八幡「いや、ドラゴンボールの話してた」 雪乃「ドラゴンボール?何でまた」 八幡「さぁな」 雪乃「何を考えているのかわからない所は比企谷くんにそっくりね」 八幡「歯に衣着せぬ俺への罵倒は間違いなくお前似だけどな」 雪乃「可愛い所も私似ね」 八幡「その高慢ちきな所もな」 雪乃「比企谷くん」 八幡「あ?」 雪乃「約束しなさい」 八幡「何をだよ。 友達いねぇから約束なんかしたことねーぞ」 雪乃「絶対に死なないと約束しなさい」 八幡「…………」 八幡「そうだな、約束だ。 お前もな」 雪乃「ええ、約束するわ。 あの子のためにも」 雪乃「それと」 八幡「ん?」 雪乃「私、またあの子に会いたいわ」 八幡「俺もだ。 またそのうちひょっこり現れるかもしれねぇな」 雪乃「はぁ………バカ、ぼけなす、八幡。 今のはそういう意味で言ったんじゃないわ」 八幡「八幡は悪口じゃねーって言っただろ」 おわり.

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