宮本から君へ ドラマ 感想。 宮本から君へ|10話の動画見逃し無料視聴はこちら【6月15日放送見逃し】

【全話あらすじ】ドラマ『宮本から君へ』見どころ|感想紹介

宮本から君へ ドラマ 感想

私は劇場で泣くことはめったにないのだが、せき止めていたものが宮本の熱量にぶっ壊された。 そのくらい衝撃的で、猛烈に熱い映画だった。 3年前の2016年は、とにかく邦画の勢いが凄い年だった。 大泉洋主演の『アイ・アム・ア・ヒーロー』やエヴァの庵野秀明監督による実写映画『シン・ゴジラ』、アニメを含めると『君の名は。 』『聲の形』『GANTZ:O』と、映画ファンにとっては御馳走のようなラインナップだ。 そんな傑作が蔓延るなかで強烈な印象を残したのが『』だ。 笑い、恐怖、悲哀、あらゆる感情を振り子のように揺さぶる内容で、観終わったあとは観客に深い影を落とす。 こんな映画を見たら一生忘れられるわけがない。 翌年は正直、洋画邦画含めてハズレ年といった感じで、映画そのものから距離を置いてしまった。 そして迎えた2019年はまさに邦画の当たり年だ。 特に9月10月はすごい。 『』『』と傑作が続いてからの『宮本から君へ』。 しばらくはこれを超える映画は出てこないだろう。 見ている時間はずっと幸せだった。 文具メーカー「マルキタ」で営業として働く宮本浩。 彼は笑顔が作れず、お世辞も言えない。 金もなければ仕事もできないが、人一倍正義感は強くて情熱だけは誰にも負けない不器用な男だ。 そんな宮本は会社の先輩・神保の仕事仲間である大人な女性・中野靖子と恋に落ちていた。 ある日、宮本は営業先の真淵部長と大野部長に気に入られて彼らのラグビーチームに入り、マネージャーとして参加する靖子も連れて彼らの飲み会に行く。 気合いを入れて日本酒の一升瓶を飲み干し、泥酔してしまった宮本を送るために真淵は息子の拓馬を呼びつける。 そこに現れたのはラグビーで鍛え抜かれた巨漢の怪物だった。 その後、2人に人生最大の試練が訪れ……。 正直、ドラマ版を観なくても問題ない。 ドラマ版に出てくるキャラクターがストーリーに大きく関わらないし、あくまで新キャラとのやり取りがメインとなっている。 とはいえ、宮本のキャラクターを知っておいた方がより楽しめるので、時間があればドラマ版から観るといい。 1話24分しかないので、すぐに全部見られるだろう。 簡単にドラマ版についてネタバレありでレビューをしたい。 宮本は稚拙で不器用で、でも熱さだけは誰にも負けない。 とくに彼が後半の仕事編で見せる執着心には心動かされた。 あなたはバカにされる宮本ほど熱くなったことはあるだろうか、情熱を持って何かを取り込んだことがあるだろうか。 結果的にドラマ版の宮本は何も手に入らない。 情熱だけで人生、何とかできるわけがない。 大人になってからは特にだ。 が、彼のほとばしるエネルギーに突き動かされ、最初は冷たい目で見ていたみんなが彼を手助けをするようになる。 人の感情を動かす人間は素晴らしい。 人を元気にさせる人間って素晴らしい。 物凄く価値があると思う。 最後、あの甲田美沙子とかいうクソ女を突き返すことで成長を見せてくれたのは良かった。 序盤は甲田美沙子に振り回されっぱなしだったが、後半の仕事編でのニチヨンとのコンペで自分に対して誠実に生きることの清々しさを学んだのだろう。 何の成果を得られずに終わるという不完全燃焼っぽい終わり方ではあるが、宮本は成果よりも大事な成長を得られたので、私は満足した。 ドラマの後半に出てくる中野靖子に扮した蒼井優もすごく良かった。 まるで『ペンギン・ハイウェイ』のお姉さんそのものだ。 ペンギン・ハイウェイは突如ペンギンが街に発生し、好奇心旺盛な少年がその謎を探り、お姉さんが彼の手助けをするといった内容。 少年をまるで聖母のような暖かいまなざしで支えるお姉さんのキャラクターが魅力的なアニメ映画で、声を蒼井優が担当している。 中野靖子を演じるのも彼女で、アホで無能で情熱しかない子供っぽい宮本を大人の目線で叱る。 暴力的なところはあるけれど、ペンギン・ハイウェイのお姉さんが帰ってきたような錯覚に陥って嬉しかった。 何より印象的だったのが松ケン扮する宮本の会社の先輩・神保だ。 ニヤケ顔で取引先のおっさんの母親の体まで心配する人情派。 そんな彼は「仕事に私情を持ち込みたくない」なんて冷徹なことを言いつつ、誰よりも真摯に仕事と向き合っている。 宮本はそんな彼が大好きで尊敬しているのだ。 松ケンのキャリア史上最高の演技の1つ。 あんな魅力的な彼を観たことがない。 ここからは映画について。 オープニングから混乱させられる。 ドラマ版の後半にちょろっと出てきた中野靖子と宮本の距離感がやけに近くて仲睦ましい。 どうやら二人は付き合っているようだ。 なぜか宮本の腕はギブスで巻かれてて、前歯もない。 観客の頭に?が満たされる。 宮本は靖子を連れて自分の実家に連れていき、両親の前で結婚を宣言する。 しかも彼女の腹の中には子供がいる。 結婚するのに靖子は宮本のことを「宮本」と名字で呼ぶのがなんかいい。 バカでガキな宮本に対して、精神的に成熟している靖子っぽさがあってしっくりくる。 しばらく見ていると場面が切り替わり、歯が生えている宮本が靖子の独り暮らしの家に招かれる。 靖子は宮本のことを「宮本くん」と呼ぶ。 どうやらまだ付き合いたてのよう。 本編は、こんな感じで過去と現在を交互に映す形で進んでいく。 二人がご飯を食べているところに元カレが乱入してきたりと、穏やかではない展開がありつつも、まあ平和だ。 その後も幸せそうな日常が淡々と描かれる中、突如として二人に悲劇が起きる。 思った以上にショッキングなため、内容は控えたい。 公式サイトのあらすじにも書かれていないので直接見て確かめてもらいたい。 なぜこのエピソードがドラマではなく映画で描かれたのかは納得である。 映画でなければ耐えられない内容だからだ。 果たして二人は、この強大な試練にどう立ち向かうのか。 ドラマ版にも言えることだが、映画版もとにかく魅力的なキャラクターであふれている。 特に敵役の男がたまらない。 宮本が参加することになったラグビーチームに所属している真淵部長の息子の拓馬だ。 体型が宮本の2~3倍くらいある巨漢男でまさに化け物。 見た目や喋り方から悪役然とした感じがたまらないし、何より良かったのが彼の内面が一切描かれないこと。 よって観客は彼に感情移入することなく、宮本と靖子をひたすら応援する形となる。 この映画は宮本がこの拓馬と戦うといった、私のようなアホでもわかる内容だ。 だが、相手は見るからに強い。 観客は「こんなやつにどうやって勝つんだ」と心配することになる。 さらにもうひとつのストーリーと平行しており、それが靖子との関係性だ。 彼女も事件の当事者であり、このことがきっかけで宮本と靖子の関係が壊れてしまう。 宮本と靖子は再び繋がることができるのか。 本作の見所といったら言うまでもない、宮本のバカさ加減だ。 肝心な時でも彼は言動は変わらないので、そういった時ほど彼の不器用さが浮き彫りとなって滑稽で笑える。 あまりに単細胞すぎてワンピースのルフィに見えてきたくらい。 クソ弱いルフィだ。 テーマは「親」だ。 繊細なテーマだが、ここは宮本。 力ずくのみでこのテーマを描いちゃうから面白い。 倫理とか常識とかそんなの関係ない。 すべてを情熱のみでぶっ壊す。 それが最高に気持ちいい。 プロポーズのシーンとか死ぬほど笑える。 劇場では後ろにいた女性客がゲラゲラ笑っていて、何だかいい雰囲気に包まれていた。 最後の戦いなんかもほんとブサイクすぎて笑える。 なんだよあれ、むちゃくちゃじゃねーか。 それなのにラストシーンはアホほど泣ける。 笑って泣けるってエンターテイメントからしたら、ただの最強じゃんかよ。 一個だけ不満があって、序盤で靖子の家に元カレ・裕二が乱入してくる際に、何やかんやあって飼っている金魚が水から飛び出てバタバタしているシーンがある。 ここは宮本と靖子には救って欲しかった。 彼らはそういった温かい人間性を持っているので。 序盤はずっとこのシーンが引っかかってしまった。 ただ、このシーンでさらっと放つ裕二のひと言が、彼の多面性を描いているので注目してもらいたい。 とはいえ、元気をもらえるいい映画だ。 余計なことをごちゃごちゃ考えて悩みがちな人は見るべき。 一発でもやもやした気持ちが晴れるだろう。 私の中のバイブルになってしまいそう。 意外と私が観た回は一人で来ている女性が何人もいたのが印象的。 連続ドラマの映画化だから、女性ファンも多いのだろう。 しかしこの内容が女性の支持を受けるっていうのも面白い話だ。 なぜなら間違いなく現実に宮本がいたとしたら女性受けしない。 どんな現実的な問題も、情熱のみで解決するのだから。 ある意味現実逃避である。 でもフィクションならではの、彼みたいにエネルギーを与えてくれる存在は厳しい現実に生きる我々には価値がある。 正直、同時期に上映しているジョーカーよりこっちのが世間の話題をかっさらってもらいたいもの。 歯抜けの仮面を付けた情熱人間が世間に蔓延したらやっかいだが。 でもジョーカーに比べると、この映画が我々に与えてくれる影響は健全だし、何より元気になる。 我々だって宮本のようになるべきときがある。 3年前のヒメアノ~ルの衝撃が凄くて、私はずっとこれに匹敵する映画を探していた。 ようやく見つかって嬉しい。 宮本越えを見せてくれる映画はまた3年くらい年を跨ぎそう。 長い旅になりそうだ、宮本。 発明好きのラクシュミは、妻ガヤトリが生理処理の際、汚れた布を使っていることを知る。 彼女の体を心配して薬局で生理用ナプキンを購入するも、高額だったため、彼女に返品するように言われる。 村の医師に相談し、「不衛生な布を使用するせいで不妊や死に至ることもある」と聞いたラクシュミは、彼女を守るため、ナプキンを自作するようになる。 しかしインドでは生理=ケガレといった認識があり、「これ以上自分の生理には関わらないでほしい」とガヤトリに警告される。 それでもラクシュミは開発を強行するのだが……。

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映画『宮本から君へ』のあらすじ・ネタバレ・感想

宮本から君へ ドラマ 感想

この先、『宮本から君へ』のストーリーを結末まで解説しています。 ネタバレを含んでいるためご注意ください。 この女は俺が守る 文房具メーカーの営業マン宮本浩は喧嘩をしてボロボロになり、相手にも全治2ヶ月の重傷を負わせた。 宮本には婚約者がいて、彼女は妊娠している。 そんな大事な時期であるのに、大人げのない宮本を、部長は叱る。 時はさかのぼり、妻となる中野靖子との出会いのシーンが描かれる。 彼女は宮本の元同僚で、年齢は2歳上である。 ある晩、宮本は彼女に招かれ彼女の家で夕食を食べていた。 そのとき、窓を叩く男が現れる。 靖子の元恋人の風間裕二である。 靖子は裕二の再三の嫌がらせに困っていた。 そこで靖子は、「宮本と何度もやった」と嘘をついた。 2人は性交渉はおろか、交際すらしていない。 それを聞いた裕二は怒り、靖子を殴った。 耐えきれなくなった宮本は「この女は俺が守る」と言い、裕二を追い出すのだった。 とっさの発言だったが、本心であった。 これをきっかけに2人は交際を始める。 巨漢、真淵拓馬 ある日、宮本は取引先の飲み会に参加する。 そのとき靖子も一緒に参加する。 彼らはラグビーチームを組んでいたのだが、その日の飲み会で、宮本が彼らのチームに加入することが決まった。 場の勢いである。 その後、宮本は日本酒を一気飲みして酔いつぶれる。 取引先の社員たちは、酔いつぶれた宮本と靖子を家まで送るため、巨漢の真淵拓馬を呼び出す。 拓馬は好青年で、2人を靖子の家まで送ってくれた。 だが、家に着くと拓馬の態度は一変し、靖子を押し倒す。 眠っている宮本の隣で靖子はレイプされるのだった。 プロポーズ 翌朝、目覚めた宮本は公園で靖子を見つける。 靖子は昨晩の出来事を話し、こう言った。 「あんたは眠っていたから何も悪くない、でもあんたが憎い、あんたとは終わり」。 突然の出来事に当惑しながら、宮本は拓馬への復讐を決意する。 そして、加入したラグビーチームの試合の日に拓馬に挑むが、大柄な拓馬の一突きで倒されてしまう。 この時、宮本の前歯は3本折れた。 それでも諦めない宮本は、拓馬とのリベンジのために体を鍛える。 一方そのころ、 靖子の妊娠が発覚する。 宮本はそれを、突然会社に現れた裕二から知らされた。 父親は宮本か裕二のどちらかだと言う。 裕二が靖子に中絶を勧めたということを聞き、宮本は激昂した。 裕二の股間を蹴り、靖子の会社へと向かったのだった。 宮本は靖子の会社へと突撃し、プロポーズをする。 靖子は宮本の自己中な行動を責め、それを断った。 子どもは靖子が一人で育てるのだという。 復讐リベンジ 拓馬のレイプは、彼の父親に気づかれた。 2人は喧嘩になり、父親が病院送りになった。 宮本は病院に見舞いをしに行った。 そのとき、拓馬が女と同棲している先の住所を知り、そこへ向かう。 拓馬は宮本の訪問を無視した。 だが、宮本は諦めずに朝までドアの前で粘った。 朝、拓馬が部屋から出てきたところで決闘が始まる。 場所は非常階段。 宮本は指の骨を折られ、血を流していた。 いよいよとどめを刺されそうになったときに、宮本は拓馬の股間を蹴った。 拓馬は唸った。 弱った拓馬に、宮本は容赦なく攻撃する。 こうして宮本は、辛勝するのだった。 プロポーズリベンジ 宮本は、傷だらけの拓馬を自転車の荷台に乗せ、靖子の前に現れる。 そこで再び、靖子にプロポーズをした。 だが、靖子はそれを断る。 靖子は頼んでもいないのに自分の意思だけで復讐をした宮本を責めた。 それでも、宮本は諦めなかった。 凄まじいほどの熱量で、靖子への愛を語る。 その熱量に心を動かされ、靖子は結婚を承諾する。 こうして、最初のシーンへとつながるのである。 2人の幸せな結婚生活が始まった。 『宮本から君へ』の感想 原作『宮本から君へ』が連載されたときはバブル崩壊直前で、人々が浮足立っていた時代でした。 トレンディドラマの隆盛する当時、あまりにも暑苦しい宮本の姿は煙たがれました。 雑誌の嫌いな男性ランキングで1位に選ばれたほどです。 ですが、そんな宮本の 不器用ながらも愚直な生き様は愛され続けてきたのです。 作品は真利子哲也によりドラマ化され、映画化を迎えました。 本作の主題歌は、主人公のモデルである、エレファントカシマシのボーカル宮本浩次の書き下ろしです。 主人公宮本浩役の池松壮亮の迫真の演技と、エモーショナルな主題歌のコンボをお楽しみください。 また、映画単体でも楽しめますが、ドラマ版では前日譚が描かれているので、興味のある方はご覧ください。

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映画『宮本から君へ』あらすじネタバレと感想。ドラマの最終回後を池松壮亮×蒼井優共演で「男・宮本の生き様」をふたたび

宮本から君へ ドラマ 感想

CONTENTS• 映画『宮本から君へ』の作品情報 C 2019「宮本から君へ」製作委員会 【公開】 2019年(日本映画) 【原作】 新井英樹 【監督】 真利子哲也 【脚本】 真利子哲也、港岳彦 【キャスト】 池松壮亮、蒼井優、井浦新、一ノ瀬ワタル、柄本時生、星田英利、古館寛治、佐藤二朗、ピエール瀧、松山ケンイチ 【作品概要】 『ディストラクション・ベイビーズ』で国内外の映画賞を獲得した真利子哲也監督が、全話の脚本および監督を務めたテレビドラマ版を経て完成させた劇場版作品。 主演はドラマからの続投であり、原作漫画とその主人公・宮本浩を敬愛してきた池松壮亮。 また柄本時生、星田英利、古館寛治、松山ケンイチもドラマ版から続投。 さらにヒロイン・靖子の元恋人・裕二役の井浦新をはじめ、一ノ瀬ワタル、佐藤二朗、ピエール瀧が出演しています。 そして強さと脆さを併せ持つヒロイン・靖子を務めたのは、池松の激しい熱量を持った苛烈な演技に対し真っ向から対峙できるほどの実力を持つ女優・蒼井優です。 映画『宮本から君へ』のあらすじとネタバレ C 2019「宮本から君へ」製作委員会 文具メーカーで働く若手サラリーマンの宮本浩。 どうしようもなく不器用で社会では生きづらい性格を持ちながらも、その情熱と愚直さによってなんとか成長していきます。 その中で会社の先輩の友人である中野靖子と出会い、親しくなります。 やがて、靖子の家に呼ばれ夕食をごちそうになる宮本。 するとそこに、靖子の元恋人の裕二が押しかけてきます。 ヒモ体質で浮気性の裕二との腐れ縁に疲れてしまっていた靖子は、宮本に救いを求めます。 そして靖子の気持ちに応えた宮本は、裕二に対し「この女は俺が守る」と言い放ちます。 それを機に二人は結ばれ、照れくさくも幸せな日々を過ごすことになります。 C 2019「宮本から君へ」製作委員会 ある日、営業先で気に入られた宮本は取引先の部長である真淵や大野と親しくなり、彼らが所属している草ラグビーチームの一員になることに。 靖子を連れて飲み会に参加した宮本は調子に乗って飲みすぎ、すっかり泥酔してしまいます。 そこで真淵は息子の拓馬を呼び出し、二人を送るように命じます。 拓馬は100キロを超す巨漢で、「怪物」とも呼ばれていた大学ラグビーの経験者でした。 二人に好意的に接する拓馬は、靖子の部屋まで送り届けます。 C 2019「宮本から君へ」製作委員会 ところが、宮本が泥酔したまま眠り込んだのを見ると拓馬は豹変。 靖子に襲い掛かります。 翌朝、目覚めた宮本は、様子が一変している靖子に何があったのか問い詰めます。 靖子から前夜の顛末を泣きながら聞かされた宮本は怒りに震えますが、泥酔し、眠りこけていた宮本には怒る権利もないと靖子は突き放します。 それでも怒りが収まらない宮本は拓馬に食って掛かりますが、あっさりと返り討ちに遭います。 この一件で気まずくなった二人の間には溝ができてしまいます。 他に頼るあてもない靖子は祐二を頼ります。 そして、祐二にあることを伝えます。 靖子は妊娠していたのです。 父親が祐二、宮本、はたまた拓馬なのかはわからない中、全てを飲み込んで宮本は靖子に結婚を申し込みますが、あっさりと断られてしまいます。 それでもあきらめきれない宮本は、拓馬との再戦に挑みます。 圧倒的な力の差で打ちのめされる宮本でしたが、拓馬の股間に掴みかかるとそのまま握り潰し、ボロボロになりながらも逆転勝利を収めます。 拓馬から勝利をもぎ取ったことで、「俺という男の凄さ」に気づいた宮本。 そして靖子に対し、「俺の人生はバラ色で、この凄い俺が靖子も子供もまとめて幸せにしていやる」と叫び、彼女を抱きしめるのでした。 両親へのぎこちない挨拶をすました二人は、少しずつ夫婦としての暮らしを始めます。 やがて臨月を迎えていた靖子の陣痛が始まり、二人が暮らすアパートでそのまま出産を迎えます。 そしてしばらくすると、そこには無事出産を終えた靖子、そして二人の間に生まれた子どものために強く叫び続ける宮本の姿がありました。 映画『宮本から君へ』の感想と評価 C 2019「宮本から君へ」製作委員会 塚本晋也監督が2018年に発表した映画『 斬、』に続き、メインカップルを演じることになった 池松壮亮と 蒼井優。 ドラマから続投して出演するキャスト陣の登場は抑えられていますが、代わりに映画から登場する 井浦新や 佐藤二朗は流石の演技を見せてくれます。 『引っ越し大名!』に続いて、さり気なく出演している ピエール瀧もまた、良くも悪くもそのアクの強さは健在です。 そしてさらに注目すべきキャストは、 巨漢・拓馬を演じるために体重を30キロも増量、文字通り「怪物」と化した一ノ瀬ワタル。 蒼井優は本作について、撮影3日目でヘトヘトになり、今までの映画の現場で一番疲弊・消耗したと語っています。 それほどまでに苛烈な、演技を超えた感情のぶつかり合いをこの映画で見ることができます。 まとめ C 2019「宮本から君へ」製作委員会 映画『宮本から君へ』は、 映画だからこそ成り立つ作品でもあります。 ドラマ版で描かれた原作漫画の前半部分は「サラリーマン編」とも呼ばれ、不器用な青年・宮本の熱すぎる成長の物語です。 その過程を一つずつ描いてゆく方法として、話数を積み重ねてゆくテレビドラマという形は上手くはまっていました。 一方で、映画にて扱う後半部分のエピソード群は、テレビドラマにおける「物語を分割して描く」という方法にはあまりにも不向きな内容と言えます。 真利子哲也監督は映画化以前から「ドラマで前半、映画で後半を」と考えていたとのことですが、この選択は最良のものといえるでしょう。 映画という方法だからこそ、そしてR15指定だからこそ描ける『宮本から君へ』が映画『宮本から君へ』なのです。 スクリーン越しに伝わってくる圧倒的な熱量を全身で浴びたいという方は、ぜひ劇場に足を運んでみてください。

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