小松勝 いだてん。 いだてん:“改名”仲野太賀が出演 四三の弟子のマラソン選手「全力疾走で役目を果たしたい」

仲野太賀さん・中村七之助さん「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」新たな出演者のお知らせ

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ひとしきり街中を駆け抜けた小松は「志ん生の『富久』は絶品」と手紙を書くが、ソ連軍に見つかってしまう。 ソ連軍が追いかけてくる絶体絶命の状況にも関わらず、小松は思わず駆け出す。 走る小松の足元は軽快で、その姿はまるでマラソンランナーだ。 「スッスッハッハッ」と呼吸をしながら走る姿は喜びに満ちている。 逃げる小松の姿は『富久』と重なるようにして描かれ、その中で孝蔵演じる久蔵は「俺は家に帰りてえんだ」と言った。 その思いは小松も同じだ。 りく(杉咲花)に、そして息子・金治に会いたい一心で走り続ける小松。 しかし、ソ連軍が放った銃弾が無情にも小松の体を貫いた。 動かなくなった小松を見つけた孝蔵は「何寝てんだよ、久蔵」と、彼をゆすり起こそうとする。 小松との別れを、孝蔵は孝蔵らしく惜しんだ。 「俺の『富久』最後まで聞いてねえだろ!」と泣き叫びながら。 これまで何度も描かれてきた孝蔵の『富久』。 孝蔵が落語に出会ったきっかけでもあり、はじめて高座にあがったときの演目でもある。 久蔵が一心不乱に駆け抜ける姿は、孝蔵や第一部の主人公・四三の情熱として描かれてきた。 しかし今回の『富久』は、小松との出会いによって孝蔵の『富久』から、正真正銘、古今亭志ん生の『富久』へと生まれ変わった。 そしてこの出来事が、小松の息子・五りん(神木隆之介)と志ん生(ビートたけし)を結びつけたとも言える。 引き揚げてきた孝蔵は「みんなで揃って上向いて、這い上がって行きゃわけねえや!」と笑った。 ビートたけし演じる飄々とした志ん生の姿と重なった。 森山未來だからこそ演じられた、あっけらかんとした志ん生の笑顔だった。 今回、戦争が生み出した憎悪と死を避けることなく描いたことも印象的だった。 冒頭、日本兵は中国人を無下に扱った。 しかし戦況が変わると、中国人は日本人に銃を放ち、「死ね」と言いながら何度も何度も体に蹴りを入れた。 彼らは「次は殺す」と小松らを見逃したが、その目は確かに日本への恨みで満ちていた。 また小松の死後、満州に取り残された孝蔵の台詞も忘れてはならない。 「ソ連軍が本格的に来てからはひでえもんだったよ」 「沖縄で米兵が……もっと言やあ日本人が中国でさんざっぱらやってきたことだが……」 戦況が変わっていくのを見続けてきた孝蔵だからこそ発せられる台詞だった。 そしてOP。 第一部では足袋が、第二部では聖火が描かれていたカットは、今回、ボロボロになった足袋が吹き飛ばされるカットに変わっていた。 戦争によって断ち切られた青年の夢。 東京都在住のライター兼絵描き。 映画含む芸術が死ぬほど好き。 大学時代は演劇に明け暮れていた。 2 current.

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【いだてん】38話ネタバレ感想:五りんの本名は小松金治/りくと小松勝が結婚!小松は学徒出陣【東京オリムピック噺 大河ドラマ 中村勘九郎・阿部サダヲW主演】

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2019年の大河ドラマは、宮藤官九郎オリジナル脚本の『いだてん~東京オリムピック噺』です。 「いだてん」は、1912年のオリンピック初参加から、1964年の「オリンピック」開催までの激動の52年間を、歴史に翻弄されたスポーツマンたちの姿を通して描く「東京&オリンピック」の物語。 2020年の東京オリンピックを目前に控えた2019年の大河ドラマにふさわしい題材ですね。 こちらの記事ではドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』の第38話と次回の第39話のネタバレや感想とあらすじを紹介していきます! 最新話の第38話までの内容を動画で見たいという場合は、U-NEXTを利用すると視聴できますのでチェックしてみてください。 Contents• 「いだてん~東京オリムピック噺」第38話あらすじや感想とネタバレ ここでは『いだてん~東京オリムピック噺』第38話あらすじや感想とネタバレについて紹介します。 第38話あらすじ 嘉納治五郎(役所広司)の死によって求心力を失う組織委員会。 日中戦争が長期化するなか、1940年の東京オリンピック開催への反発は厳しさを増していく。 追い詰められたIOC委員の副島(塚本晋也)は招致返上を提案するが、嘉納に夢を託された田畑(阿部サダヲ)は激しく葛藤する。 金栗(中村勘九郎)の弟子、勝(仲野太賀)はりく(杉咲 花)と結婚するが、戦争が2人の将来に立ちはだかる。 同じころ、孝蔵(森山未來)は志ん生を襲名する。 第38話の感想やネタバレ 『いだてん~東京オリムピック噺』第38話の感想とネタバレについて紹介します。 娘婿を戦争で亡くして。 娘も戦争で亡くして。 自分も戦争で死ぬ。 日本中どこにでも転がってる良くある不幸。。。 聖火なんてモノを借りるのはいかがなものかと。 本気で言っていたんだよね。 神火ではどうかって。 初めて知った。 つまり、先代圓楽の師匠が圓生。 — Toshiyuki Fujiwara 104Fujiwara 第38話のネタバレ アナウンサー 「今日 午後4時ごろ 落語家の古今亭志ん生さんが 脳出血で倒れ 病院へ 搬送されました。 志ん生さんは 読売巨人軍の祝勝会の余興で 落語を披露する予定でしたが 壇上に上がって間もなく 急に倒れたということです」。 秒針の音 五りん 師匠…。 美津子 五りん お父ちゃんのお気に入り。 妹の喜美子。 今松 待たされちゃったんだよ 川上監督の到着が遅れて。 ざわめき もうしばらくお待ち下さい。 申し訳ございません…。 志ん生 美津子。 えっ? 出ちゃおうよ。 俺が出りゃ 静かになるから。 そうね。 うん。 出しちゃって。 2人 はい。 出囃子 お料理をお出ししますよ。 拍手 お待たせしました! 歓声 今松 酒と料理と志ん生 同時に出ちゃって。 待ってました! 拍手と歓声 いや…。 え 昔 あの… まだ江戸といわれた時代に…。 かんぱい! 一同 かんぱい! かんぱい! 悲鳴 空けて! 空けて 空けて 空けて! 美津子 お父ちゃん 起きて…。 師匠! 起こしちゃ駄目だ! えっ? 脳出血かもしれない。 動かさないで! ああっ すみません。 脳出血って…? せの! 左のね ここら辺の血管が 切れちゃったんだって。 最悪 言葉がしゃべれなくなるかもって。 ああ 俺のせいだ… 俺が 無理やり起こしたから… ああ…。 喜美子 助かっても 大好きなお酒は一生… 飲めないって。 今松 ご存じのとおり 師匠が ひっくり返りまして…。 ご心配なく。 万が一 くたばっても 引きずり出して カンカンノウ踊らせます。 カンカンノウ治五郎… なんて。 ヘヘッ…。 ウケない。 フッ。 え 嘉納治五郎という大黒柱を失った 日本スポーツ界。 汽笛 四三 嘉納先生…。 可児 先生…。 平沢 田畑さんですよね? 嘉納先生が これを。 動いてるんです。 秒針の音 平沢 いつ押したんでしょうね…。 清さん ライトマンの旦那…。 やめなさい…。 おい 何だよ… 俺たちに オリンピック 見してくれんじゃねえのかよ! 君! おい…。 清さん…。 起きろ! 心配なか。 起きてくれ 旦那! オリンピックは やるけん 必ず。 クラクション 清さんの叫び声 オリンピックは やる… 必ず。 秒針の音 「ようっ!」 鼓の音 「ようっ!」 拍子木の音 五りん 「志ん生の『富久』は絶品」。 永井 我々は 嘉納先生の苦労を見てきた 体協設立時から つぶさに。 今では 私は 発言力を持たぬ ただいたずらに背筋のピンと伸びた 老いぼれだが…。 ハハッ。 あのころは違った。 何度も投げ飛ばされ それでも食ってかかった。 嘉納先生が元気旺盛なればこそ…。 田畑 ねえ… まだ誰か来るよね? 野口 えっ? 嘉納さんを偲ぶ会って聞いて 来たんだけど 偲ぶの3人じゃないよね? 野口 3人じゃない! 4人だ。 だったら帰ります… いくらか置いて。 見たかね 野口君 校長の死に顔。 野口 ええ… 見ましたとも。 ただの おじいちゃんでした。 ただの おじいちゃんだったね。 あんなに手のかかる おじいちゃんが…。 永井 死んだら ただの いい人になってしまう。 それが悔しい! 可児の泣き声 永井 いい人なんかじゃないよ 嘉納治五郎は! 可児 はい! 秒針の音 ずるいよ 全く。 さっさと死にやがって。 何? 秒針の音 やりゃあいいんでしょ!? 嘉納治五郎が いかに偉大で めんどくさかったか 証明してやりますよ! おい いくらか置いてけ! コースに関しては こちらをご覧下さい。 聖火は ギリシャ・アテネから イスタンブール アンカラ…。 牛塚 なぜ ギリシャなんだね? それは… 古代オリンピック発祥の地ですから。 梅津 東京オリンピックは 紀元2600年の記念行事である。 ギリシャのごとき異国から火を借りるなど 言語道断。 そこで提案ですが… 神火では いかがですか? シンカ? 宮崎の高千穂から 出雲大社 伊勢神宮に立ち寄り 明治神宮を目指す。 聖火ならぬ 神火リレーです。 拍手 東京市は改めて 駒沢競技場を提案します。 あそこなら 12万人収容の競技場が造れる。 平沼 1,000トンの鉄骨があれば という話ですね。 1,000トン… 駆逐艦 何隻造れますかな? 副島 文部次官 政府の考えをお聞かせ願いたい。 開幕まで あと2年。 いかがする おつもりですか? 兵器製造の資材として 鉄は何より貴重です。 文部次官に聞いています。 政府のお考えを。 1,000トンの鉄骨は承認できますか? いっそ 木で造ったら いかがですかな? はあ!? 木製のスタジアム… 風情があって よいと思うが。 東 木のスタジアムって… 「三匹の子豚」じゃあるまいし。 ため息 ラトゥール伯から私信が届きました。 イギリスとフランスが 正式に ボイコットを申し出たそうです。 「支那事変が継続する限り 東京の味方はできない」。 秒針の音 何の音だね? あっ… すいません。 返上しよう 田畑君。 東 残念ですな。 あっ 何です? 総理に直談判して 政府による中止決定に持っていきます。 ちょちょ ちょちょ… ちょっと待って! いいのかな? 本当に。 全て 私の独断。 お二人は 黙認してくれれば結構。 いやいや いやいや…。 やらないってことは ゼロじゃんね? 何も学ばない 何も残らない。 残念ですな 実に残念です! 招致の苦労も 水の泡。 あんたが熱出して ぶっ倒れて ムッソリーニに会って また倒れて… それも無駄! いいのかな? 嘉納さんは やってほしいんじゃないかな? 俺はいいけど 嘉納はどうかな? 嘉納さんは… もう いません! いるんだよ ここに! 秒針の音 動いてるんだよ ストップウォッチが。 気持ち悪くないかね? 東龍さん。 腰の曲がったジジイがよ 手ぶらで エジプト行って 年下の西洋人に ボロクソ言われて つるし上げられて それでも守り通したオリンピック! いいのかな 止めちゃって!? 副島さん 総理大臣に頼むんだったら 戦争の方じゃないの? 戦争をやめてくれって電話して下さいよ! オリンピックの間だけでもさ… 一時停戦にならないの? 今の政府には… できないだろうね。 残念です…。 あんた そればっかりだな! それは 君が持っていたまえ。 機が熟せば… いつか やれるさ 東京オリンピック。 秒針の音 孝蔵 木戸幸一 今や支那事変の推移は 長期戦の備えを一層固くするがために ついに この際 オリンピック大会の開催も これを取りやむるを 妥当なりとするに至ったのである。 副島 「親愛なるラトゥール伯。 日本中で最も評判の悪い男になる 危険を冒して 東京オリンピックの中止を 政府に働きかけました。 総会の席上 私の両隣には誰も座ろうとしなかった。 売国奴 非国民と罵られても 私は 自分のとった行動を 後悔してはいない」。 せきこみ 「返上が半年遅れたら どの国でも開催できない」。 スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ…。 金栗さん! ああ。 スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ…。 スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ…。 もう走らんでいい! 金栗さん 頼む… 走らんでくれ。 なし? 言わなきゃ駄目か? いや… よかです。 大体 察しのつきますけん。 そぎゃんですか。 ばってん… 彼には どぎゃん言うたらよかですか? お…。 東京オリンピックは中止だ! おしまい! 返上! なっ? だから もう… 走らんでよか。 勝 返上? うん。 勝 返上…。 返上なら… オリンピックは やりますよね? ああ… やるんじゃないか? ヘルシンキで。 はあ… アッハハハハハ! えっ? たまがった! えっ? 中止って おっしゃるから…。 そぎゃんこつなら 俺は ヘルシンキに出るばい。 それだけの話たい。 おい…。 おい 小松君! 戦争の収まらんと 日本人は出られんぞ! 副島 「いつの日か このアジアで 願わくば この東京で オリンピックが開かれることを夢みて…」。 ため息 秒針の音 誰か これ 印刷に回して! はい! はい 俺やります! 秒針の音 引き出しを開ける音 岩田 何だ これか…。 秒針の音 うん… これは どうやって止めるんだ? 叫び声 はい はい はい はい はい? 止 め る な! 止めるんじゃないよ! あ 「止めるな」って おっしゃったんですね。 バカ野郎め! 嘉納先生の形見だぞ。 ずっと動いてんだから。 あ すいません。 あ もう…。 3 2 1… よし 3分たった。 えっ 止めちゃうんですか? あっ 駄目だ 止めちゃ! 危ねえ 危ねえ… ハハ…。 こういうとこあるね 俺はね。 いや 気を付けてね 岩ちん。 はい 分かりました。 危ねえ…。 岩田 いつ押したんでしょうね? 実際。 うん? 岩田 ストップウォッチのスタート。 ああ… 岩ちん どう思うよ。 あ… ベルリンで 東京招致が決まった瞬間とか。 あ。 ストックホルムの マラソンからだったりしてな。 熱っ! うまいな これ。 選手村で 配ったらどうだい? えっ? あっ そうだ… 古今亭志ん生が倒れたそうです。 何!? 死んだのか? 岩田 いや…。 今日 誰か来ました? いや…。 …ったく 仮にも落語協会の会長が 意識不明の重体だってえのに。 あれ? それ 誰からですか? おなら ちょっと あにさん。 俺じゃねえよ お前だろ。 じゃあな。 後をよろしく。 ご苦労さまです。 ちょっと おならは勘弁して下さいよ。 生きてる証拠じゃねえか バカ野郎。 酒 買ってきたか? 駄目です。 しょうがねえから… これ飲んじまう…。 いやいや 駄目駄目…。 あっ… チクショー。 体の半分 動かねえし ろれつも回らねえし 酒くらい飲まなきゃ…。 飲んだら高座に上がれなくなりますよ 二度と。 ひどかったら 言葉しゃべれてなかったって。 よかったと思わなくちゃ。 お前 大塚の足袋屋 また行ったのか? 今は ハリマヤスポーツです。 そこの辛作さんって じいさんから いろいろ聞いてきました。 親父が オリンピックを 目指してたこととか… 結局 中止になって 兵隊に取られて 満州に行ったこととか。 ああ…。 そういえば 師匠 そのころ 行ってたんですよね? 慰問で 満州。 ああ…。 覚えてないんですか? 本当に。 一杯飲んだら 思い出すよ。 ヘッ。 ため息 またまた…。 出せ 一杯。 孝蔵 どぎゃんする? 小松君。 ヘルシンキも 戦争で 恐らく中止ばい。 4年後もあるかどうか分からん。 いよいよ 君が東京におる理由の のうなった。 熊本に… 帰ったらどぎゃんね? オリンピックだけが 公式レースじゃなか。 箱根駅伝もあるし…。 スポーツなどやっとる者 もう こん国にはおらん! 例えば 神宮でやった戦技競技会。 一生懸命な学生さんたちには 悪かばってん スポーツとは どぎゃんしても呼べん。 精神総動員 大いに結構… ばってん スポーツでやったらいかん。 辛作 辛気くせえな! そういうご時世ばい 辛作さん。 金栗さん あんただよ! 何だよ 辛気くせえ顔して 辛気くせえことばっか並べ立ててよ! あんたみてえな役立たず 家賃も 取らねえで 何年も置いてやったのは 何のためか分かるか!? はあ? 楽しいからだよ! あんたがいると 家ん中 明るくなるからだよ! 戦争だろうが何だろうが あんただけは バカみてえに笑ってなきゃ駄目なんだよ! スヤ 役立たずは言い過ぎばい。 ああ… そりゃ すまねえ。 あとは おおむね同意。 ばっ! おとうちゃんだって オリンピックの中止になった時 部屋に籠もって 泣きよったとばい。 そぎゃんですか? いや 泣いとらん。 それに 勝さんが東京に残りたか訳は なんも オリンピックだけじゃなかとたい。 ねえ りくちゃん? 辛作 えっ… えっ!? えっ えっ えっ お前ら…。 すいまっせん! そうなの!? ハハハハ 鈍感ですな 辛作さんは。 盛りんついた 肥後もっこすばい。 お前…。 りく 私… 私は…。 ごめんなさい…。 加速するミシンの音 辛作 ちょっと りくちゃん? ちょっと… 危ねえよ! りくちゃん…。 すいまっせん! ちょっと走ってきます! えっ? おい…。 辛作 りくちゃん? 危ねえ… 危ねえよ。 スヤ りくちゃん 行かんでよかと? あっ ごめんなさい…。 すいません…。 勝さん 早く早く。 りくちゃん! 俺と一緒になってくれんね!? 勝 りくちゃん? りくちゃん? ちょっと待って ちょっと待って… どぎゃんね!? りくちゃん ちょっと待って! どぎゃんね!? ちょっと… ちょっと… りくちゃん! よっ! 笑い声 おめでとう。 おめでとう! おめでとう。 もう 増野さん そぎゃん 鬼瓦のごたる顔せんと…。 増野 僕はね 勝君… 妻を震災で亡くしてるんですよ。 お父ちゃん それ 今日4回目。 幼い りくを背負ってね がれきの中 歩いてね…。 泣くとでしょ? 妻の名前 叫びながら…。 バラックで…。 どなるとでしょ? その絶望が… 悔しさが分かんのか 君に! スヤ はい 歌いましょう。 せの! 「いたかばってん われんたい」 「たった一目で よかばってん」 ハハハ…! もう増野さん! 小松君なら心配なか。 ちゃんと りくちゃんば大切にするばい。 のう? はい。 約束します! 「今朝も今朝とて田のくろで 好かん男に口説かれて」 大切にされても腹が立つよ。 大切にしなかったら… 殺すよ! 五りん …で 次の年 僕が生まれました。 東京にオリンピックが来るはずだった 昭和15年 秋。 なるほど… それで 五りんって付けたんだ。 いやいや 五りんは 師匠が付けてくれたんじゃないですか。 もう しっかりして下さいよ。 本名は… 金治です。 金治? まあ… 金メダルの「金」に 治五郎さんの「治」じゃないですか? 金栗の「金」じゃないのかい? あっ そっちか… はい。 昭和15年ってのは… 俺が志ん生を襲名した頃だな。 おりん あたしゃ 反対ですね。 志ん生って名前は 代々 短命だっていうじゃありませんか。 孝蔵 そうなのかい? 万朝 先代は 長いこと患って50で逝った。 おりん 50って… あと1年じゃないか! ようやく内職しないで 人並みの生活が できるくらいになったのに あと1年なんて…。 あたしと子ども4人 どうやって…。 何を泣いてやがんだ べらぼうめ! えっ? 志ん生になったら 患うだの 早死にするだの そんな法律でもあんのかい? えっ!? そんなものは 俺がご破算にしてやる! りん 俺が志ん生になって長生きして うんと看板大きくしたら 早死にした師匠たちだって 喜んでくれるだろう… フフッ。 それで文句ねえだろうって…。 大きくしたね 看板。 偉いよ お父ちゃん。 志ん生名乗って22年 よく頑張ったよね。 おとうちゃん よく頑張った…。 やだ… 泣かないでよ お母ちゃん。 ほら お父ちゃん 黒豆。 ねえ 起きてよ。 おうち帰ろうよ ねえ。 においをかぐ音 お酒臭い。 そんなことないですよ。 えっ? 五りん ただの思い込みですよ。 いつも飲んでたから。 そうだよね… お父ちゃんといえば お酒だもんね…。 あの世行ったら… 好きなだけ飲んでちょうだい。 この世で飲んじゃってるよ。 うまい! こんなことしてんのバレたら 破門ですよ 破門。 師匠の言うことを聞いてるんだから いいんだよ。 もうちょっとくれ。 駄目です。 んん…。 飲ませても 全然しゃべってくんないし。 東條内閣 成立! ラジオ 「この未曽有の国難を克服し もって…」。 キセルへ この刻みを詰めまして 花魁に渡す。 するってえと…。 よう 万ちゃん。 万朝 志ん生師匠 ヘヘッ。 何言ってんだい。 これをお客に渡そうという。 「主 一服のみなまし」。 「紺屋高尾」かい? へえ。 やけに艶っぽい太夫だね。 誰だい? 山崎の松っちゃん。 今度 圓生を襲名するんだってよ。 火玉踊るぐらい吸っちゃいましてね このキセルを花魁へ返す。 「主 今度は いつ来てくんなますか?」。 うまいね。 万朝 けど いいのかね? このご時世に廓噺なんて。 「会われねえんでございます。 実は あっしは紺屋の職人で…」。 席亭 ここにある演目は 当分の間 禁演落語だよ。 「付き馬」…。 おい 「疝気の虫」もかい!? 虫が金の袋に逃げ込む噺の どこが不謹慎なんだ! 冗談じゃねえや… お上の顔色 うかがいながら芸人なんかできねえや! 孝ちゃん…。 圓生 私は ようがす。 「がす」? このご時世 こうでもしなけりゃ 寄席 開けねえんでしょう。 まあ これぐらい葬っても ネタには困りませんよ。 ねえ? あにさん。 …おう。 屁でもねえや。 「大本営陸海軍部発表。 奇襲上陸作戦を敢行し 着々 戦果を拡張中なり」。 ばんざい! 一同 ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! 一同 ばんざい! ばんざい! 緒方 田畑… うそでも喜べ。 一同 ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ…。 こっちのことは何にも気にするな。 立派に戦ってこい! まさか 学生さんまで召集されるとは…。 無理してでん 熊本に連れて帰っときゃよかった。 ばってん… そしたら こん子も生まれんかったけん。 ラジオ 「学徒諸君 征くものも また残るものも よく国家の…」。 あ… ちょっと 何か すいまっせん。 暗かね ムードが。 スヤさん あれば歌いましょう。 あの… 「自転車節」。 ねっ? スヤ そぎゃんね。 うん。 「いたかばってん われんたい」 「たった一目で よかばってん」 それっ。 「あの山 一丁越すとしゃが」 どうした? 「彦しゃんのおらす村ばってん」 「今朝も今朝とて田のくろで 好かん男に口説かれて」 よっ! お父ちゃん? ちょっと…。 あああ! やめて お父ちゃん! 増野さん! 約束… 破ったな。 増野さん いかん。 約束! 君 破ったで… 勝君! 増野さん いかん! お父ちゃん やめて…。 約束! やめて…。 勝君! ねえ 破ったよね!? 増野さん…。 増野 勝君! 子どもたち ばってん! ばってん! ばってん! ばってん! ばってん! ばってん! ばってん! ばってん! ばってん! ばってん! ばってん! 金治…。 子どもたち ばってん! ばってん! ばってん! ばってん! ばってん! ばってん! ばってん! 増野 勝君…。 立派に戦ってくるんだぞ。 お国のために。 はい。 勝さん。 ありがとう。 心配なか! あんたのお父ちゃんは韋駄天だけん 走って 弾よけて… よけて よけて 必ず生きて帰ってくるばい。 金治…。 金栗先生 こん子は体の弱かけん どうか 3つになったら… 冷水浴ば させてあげて下さい。 うん… うん…。 小松 勝君…。 ばんざい! ばんざい! 一同 ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! 一同 ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! 4万人しか入らんのじゃなかったのか? おい 東龍さん 今日 何人入ってんだ? 出陣学徒が3万人 スタンドに5万! こんなに入るんだったら オリンピック できたじゃねえか バカ野郎め! オリンピックやってれば… こんなことには…。 残念です! 残念でなりません! 一同 ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! これで満足かね? 河野先生。 河野 田畑…。 俺は諦めん。 オリンピックは やる。 必ず… ここで! 一同 ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! 天皇陛下 ばんざい! 一同 ばんざい! ばんざい! ばんざい! ばんざい! お前の親父さんのおかげで 命拾いしたよ。 勝 日本に帰りたか! りくに会いたか! 建設が進む 新国立競技場。 2015年に解体された 旧国立競技場の前身が 明治神宮外苑競技場でした。 日本初となった大規模スタジアムでは 戦前 さまざまなスポーツ競技が行われました。 戦中には 2万5,000人もの学生たちが ここから戦地へと送られました。 オリンピック出場経験のある曾根さんは 戦没オリンピアンの調査を続けています。 現在確認されている人数は 39人。 1920年から1936年までの オリンピック参加者が犠牲になりました。 オリンピックっていうものが 日本で開催されることを契機に もう一度 そういう時代があったっていうことを 皆さんに知ってほしいな っていうのがあります。 オリンピアンとか そんなのは関係ない って召集令状が来る それが戦争だと思います。 あの1932年のロサンゼルス五輪で活躍した 選手たちも 命を落としました。 苦楽を共にした若者たち。 その無念は田畑の心に深く刻まれました。 『いだてん~東京オリムピック噺』の最新話含むネタバレ感想一覧はこちらの記事にまとめています。 「いだてん~東京オリムピック噺」第38話のネタバレ感想やあらすじの紹介まとめ 2019年の大河ドラマは、33年ぶりに近現代史を扱う『いだてん~東京オリムピック噺』です。 オリンピック初参加から「オリンピック」開催までの激動の52年間を、描く「東京&オリンピック」の物語。 第38話では… この記事では、『いだてん~東京オリムピック噺』を第38話のネタバレ感想まとめを紹介しましたが第38話以降も詳細にネタバレとあらすじや感想を更新していきますので、ぜひご覧ください! 次回の『いだてん~東京オリムピック噺』放送日は2019年10月13日予定となります。 この記事では、ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』を各話ごとに詳細にネタバレとあらすじや感想を更新していきますので、ぜひご覧ください!.

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いだてん|小松勝の生涯を年表にして検証してみた。学生時代長くない?リクとの交際は3年間あった?

小松勝 いだてん

大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」は、きょう放送の第40話からいよいよ最終章に入る。 これに先立ち、先々週の10月13日に放送された第39話「懐かしの満州」は、主人公である田畑政治(阿部サダヲ)も金栗四三(中村勘九郎)もほとんど出てこない、「いだてん」のなかでも、またおそらくは大河ドラマの歴史においても異色の回だった。 それでいて、この回がなければ「いだてん」というドラマは完成しないという、ジグソーパズルの最後のピースともいうべき重要な意味を持つ回であった。 具体的にいえば、古今亭志ん生(老年期:ビートたけし、青年・中年期:森山未來)の弟子・五りん(神木隆之介)の戦死した父親が、なぜ満州(現・中国東北部)からの絵はがきに「志ん生の『富久』は絶品」と書いて送ってきたのか、その理由があきらかにされたのだ。 日本ではすでにほとんど手に入らなくなっていた酒飲みたさに満州行きを決めた志ん生は、当初ひと月で日本に帰れるものと思っていたが、気づけば2ヵ月がすぎていた。 そこへ現れたのが、兵士として満州に送られた五りんの父で、金栗四三のマラソンの弟子の小松勝(仲野太賀)だった。 二人の落語を聴いた小松は楽屋に押しかけると、圓生は色男だと持ち上げる一方、志ん生に対しては、「富久」の主人公の久蔵の走り方がなっていないとダメ出し。 呼吸法などを指南したあげく、これを読めと、自分がマラソンを始めるきっかけとなった四三の著書『ランニング』を渡し、志ん生を怒らせてしまう。 小松はこのとき、もうすぐ沖縄に転戦すると話していた。 志ん生と圓生はその後、満州で世話をしてもらっていた現地の放送局勤務の森繁久彌(渡辺和知)から沖縄が米軍によって攻め落とされたと聞く。 やがて広島と長崎に「変なもの」(もちろん原子爆弾のこと)が落とされ、さらに日本と中立条約を結んでいたソ連が参戦した。 ソ連参戦から6日後の1945年8月15日、終戦を伝える玉音放送を、志ん生たちは大連で聴くことになる。 現地の中国人が日本からの解放を喜ぶなか、大連にもソ連軍が侵攻し、日本人は逃げ惑う。 そのどさくさにまぎれて、志ん生から財布をひったくる者がいた。 追いかけてみれば、沖縄に行ったはずの小松だった。 彼は終戦間際に所属していた部隊が、隊長の一声で解散となり、満州にとどまったのだ。 今回の物語は、満州に渡った志ん生と圓生が、日本の情報がほとんど入ってこないまま遠く満州の地で2年をすごすさまが描かれた。 劇中では、二人はずっと大連に滞在したかのように描かれていたが、実際には当初彼らは満州国の首都だった新京(現・長春)を拠点に、各地を慰問に回っており、大連に移動したのは終戦直前のことである。 それが舞台を大連に限定したのは、志ん生たちが外部からほとんど閉じられた場所ですごしたことを強調するためではないか。 志ん生にとって満州は最初のうちこそ極楽だったが、ソ連侵攻により一転して、暴力が吹き荒れる地獄と化した。 小松と再会したときには、目の前で中国人の男が日本人たちを射殺されるのを目撃してしまう。 危うく志ん生たちも殺されるところだったが、その男は小松を見て、そのまま立ち去る。 じつは男は終戦前に小松が絵はがきを買った相手だった。 そのとき、ほかの日本兵から横暴に振る舞われるなか、小松だけが絵はがきを買ってくれたのを中国人は覚えていたらしい。 それにしても絵はがき売りの男のあまりの変貌ぶりに驚かされた。 志ん生の「富久」の完成、そして突然の別れ 志ん生と圓生はこのあと小松と、ソ連軍から身を潜めながら酒を酌み交わすうち、小松がオリンピック出場を夢見ていたこと、そして3人とも子供がいると知って打ち解けていく。 その翌日、志ん生と圓生は二人会を開いた。 どうせ客は集まらないと思っていたのが100人ぐらい来て、「せめて笑って死にたいものだなあ」「さあ思い切り笑わせてもらおうじゃねえか」とはやし立てる。 客がそんな様子ではウケる気がしないと弱気になる志ん生を横目に、ではと、圓生がまず高座に上がり、「居残り佐平次」をたっぷり聴かせた。 噺のなかで芸者と佐平次がかっぽれを歌うくだりでは、客席と一緒に「かっぽれかっぽれ」の大合唱となる。 さて、志ん生は何をやるか。 迷っていたところ、一緒にいた小松から「富久」をリクエストされる。 最初は渋る志ん生だが、主人公の久蔵が浅草から日本橋まで走るのを、芝まで延ばせばいいと助言される。 浅草から芝までそんな長い距離を走るやつなんていないと言う志ん生に、小松は「いる」と言い張った。 もちろん彼の頭のには師匠の金栗四三のことが浮かんでいた。 関東大震災のとき被災者救援のため東京中を駆けまわった四三は、ちょうどこのころ、上野の闇市から大塚のハリマヤへ小松の妻・りく(杉咲花)を訪ねていた。 小松のアドバイスを受け、高座に上がった志ん生の演じる「富久」はそれまでとはまったく違い、走る姿が真に迫るものとなっていた。 それを聴くうち、小松はいても立ってもいられなくなったのか、夜の街へと飛び出し、走り始める。 そして例の絵はがきに「志ん生の『富久』は絶品」と書いて、ポストに入れようとしたところ、ソ連軍と遭遇する。 大勢のソ連兵に追われ、脱兎のごとく逃げる小松だが、その俊足も銃の前には無力であった。 狙撃された彼は、このあと倒れて死んでいるのを志ん生と圓生に発見される。 考えてみれば、二人は彼の名前を聞いていなかった。 そんな彼を志ん生はあえて久蔵と名づけ、「おい、起きろ、久蔵」と抱き起そうとするのがせつない。 りくと幼い五りん(本名は金治)のもとには、しばらくして小松からの絵はがきや遺品が届けられた。 りくは夫の足袋を見ながら五りんに向かって「いっぱい走ったんだねえ」と話しかけると、そのまま泣き崩れる。 その姿に四三も父の増野も何も言えない。 四三は泣きながら小松の足袋を手に、戦争の終わった東京の街へと駆け出すのだった。 死んだと思われた志ん生、2年ぶりの帰国 平和が訪れていた日本に対し、満州では各所で暴虐の限りが尽くされた。 その様子について劇中では、志ん生の語りで「ソ連軍が本格的に来てからはひでえもんだったよ。 女はみんな連れてかれた。 抵抗すれば自動小銃で撃たれた。 沖縄で米兵が、もっと言やあ、日本人が中国でさんざんぱらやってきたことだが……」と説明されていた。 テレビドラマで戦争をとりあげるとなると、ほとんどの場合、空襲や原爆など日本の被害の描写に終始してしまうのに対し、ここでは一言ではあるが、日本の加害にも触れている点が注目される。 それとともにこの語りからは、戦争は国籍や民族など関係なしに人間を狂わせるということがうかがえよう。 ちなみに作家・結城昌治による伝記小説『志ん生一代』には、ほぼこれと同じ一文が地の文に出てくる。 きっと作者の宮藤官九郎は、多くの資料に目を通すなかでこの一文を見つけ、強く記憶に残ったのではないか。 志ん生はあまりの状況にやけを起こし、ウォッカを大量にあおって自殺を図るも、圓生に止められて事なきを得た。 年が明けて1946年、満州からいつまでも帰らない志ん生と圓生は死んだものと噂され、寄席の香盤表から二人の名前を外そうかという声もあがっていた。 これを聞いた志ん生の妻・おりん(夏帆)は、夫はまだ生きていると信じ、頑なに反対する。 このとき、寄席の席亭から日本橋のほうにすごく当たる占い師がいると言われ、彼女はバー・ローズに赴いた。 占い師とは店のママのマリー(薬師丸ひろ子)のことだった。 マリーからは夫のことはあきらめろと告げられ、さらに、彼は死ぬまであなた一筋だったとも言われるのだが、そのころ志ん生は満州で、圓生に勧められるがままに現地の義太夫の師匠と見合いをしていた。 ただし、相手の酒癖の悪いのにさしもの志ん生も参って、重婚は未遂に終わるのだが。 それからさらに1年、志ん生いわく「そこからが本当の地獄だったよ。 きょう死ぬか、明日死ぬかと思いながら、食うためには何でもやったよ」という日々をすごし、彼がようやく引き揚げ船に乗れたのは1947年1月のことであった(奇しくも志ん生を演じるビートたけしが生まれたのも同年同月である)。 船に乗る直前には、四三の幼馴染の美川(勝地涼)が、志ん生に馴れ馴れしく声をかけてきて、追い払われる様子になごまされた。 それにしても美川、どこまでもしぶとい。 激動の第39話のクライマックスは、脳出血で入院中の志ん生(すでに意識が戻り、五りんからこっそり酒を飲ませてもらっていた)に、年老いた圓生(七之助が特殊メイクで演じた)が見舞いに訪れる場面だった。 妻のりん(池波志乃)と娘たち(小泉今日子・坂井真紀)には、まだ意識不明のふりをしていた志ん生だが、圓生から「義太夫女のこと、バラしましょうか」と耳元でささやかれ、あわてて飛び起きる。 老志ん生が圓生に向かって口にした「久しぶり」のセリフが、満州から帰宅して再会したりんに告げた「久しぶり」と重なる。 妻を前に「また貧乏に逆戻りか」「今度は日本がとびっきりの貧乏だ。 みんなで上向いて這い上がればいいんだからわけねえや」と笑い飛ばしてみせた志ん生は、帰国の翌月、寄席に復帰。 「ただいま帰ってまいりました」と挨拶したあと、一席始める。 小松の思いを受け継いだ「富久」 第39話は、宮藤官九郎がもっとも書きたかった回だという。 敗戦前後の話を、あえて主人公二人を外して、語り手である志ん生を主人公に描いたのがキモだろう。 これによりなぜこのドラマの語り手を志ん生が務めているのかもはっきりとわかった。 四三からマラソンを学んだ小松が、さらに志ん生に対し「富久」へのアドバイスという形で、その教えを伝えた。 まるで駅伝のたすきを渡すように。 志ん生にとって寄席で「オリムピック噺」を語り始めたのは、単に1964年の東京オリンピックが決まったからというだけでなく、オリンピックを夢見ながら亡くなった小松を偲ぶという意味もあったのだろう。 ちょうどそのころ彼の前に現れた五りんという青年が、ほかでもない小松の一人息子とわかり、すべてがつながったのである。 振り返れば、「富久」は、志ん生が最初の師匠である橘家円喬を人力車に乗せながら稽古をつけてもらった噺でもある。 そう考えると、このドラマにおいて「富久」は、志ん生がさまざまな人の思いを受け継ぎながら語り続けている噺なのだとあらためて思った。 さて、戦争も終わり、「いだてん」はいよいよ最終章に入る。 きょう放送の第40話のサブタイトルは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(大河ドラマで英語由来のサブタイトルは珍しい)。 ということは、おそらくいったんは、ドラマの冒頭に出てきた東京オリンピックの招致に成功した1959年に戻るのではないか。 初回で観たシーンも、物語が進展したいま再び観ると、また違ったふうに観られるに違いない。 【移動に関する感染対策】 ・感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える ・帰省や旅行はひかえめに 出張はやむを得ない場合に ・発症したときのため誰とどこで会ったかをメモにする ・地域の感染状況に注意する• 3 日常生活の各場面別の生活様式 【買い物】 ・通販も利用 ・1人または少人数ですいた時間に ・電子決済の利用 ・計画を立てて素早く済ます ・サンプルなど展示品への接触は控えめに ・レジに並ぶときは前後にスペース• 【公共交通機関の利用】 ・会話は控えめに ・混んでいる時間帯は避けて ・徒歩や自転車利用も併用する• 【食事】 ・持ち帰りや出前 デリバリーも ・屋外空間で気持ちよく ・大皿は避けて料理は個々に ・対面ではなく横並びで座ろう ・料理に集中 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