検査 un。 腎機能を調べる血液検査

臨床検査

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臨床検査 りんしょうけんさ とは、診療目的で行われる、の状態を評価するための検査である。 では 補助診断(ほじょしんだん)と呼ぶこともあり、これは問診と一般診察こそが病態把握に最も重要であるとの考え方に基づくものである。 一方、の長期コントロールなどのように検査値が最も大きな意味を持っている場合もあり、一概に診察が検査に勝ると言えるわけではない。 また、を自覚症状のない間に発見し早期治療を行うためにも重要である。 しかし、患者からすると受けるとなると検査の費用を負担せねばならず、また項目によっては、患者の健康を害する(する)場合がある。 そのため一旦、冷静に検査の真の必要性、リスク、コストを勘案して、検査の、受けるべきか、それとも止めておくべきか、を判断する必要がある。 原理 [ ] 臨床検査で診断を行う場合には、臨床検査によってその患者が実際に傷病である確率を高めたり低めたりする。 確率の推定にはを用いる。 ベイズ推定におけるは、臨床検査の場合は 検査前確率と言い、ベイズ推定におけるは、臨床検査の場合は 検査後確率と言う。 また、疑っている傷病である人が検査で陽性と出る確率を 感度と言い、疑っている傷病でない人が検査で陰性と出る確率は 特異度と言う。 検査前確率は、臨床検査の場合はとして調査しておき、感度や特異度は各検査毎に研究しておくことで、検査後確率を推定できる。 例 : の疑いで HIV 感染症の迅速診断キットを用いて感染の有無を調べる場合。 患者の症状などから予想されるHIV感染症の有病率を検査前確率として、HIV感染症迅速診断キットの感度や特異度を研究しておく。 しかもこの数字はあくまで米国で最高レベルの検査室のものであったので、中程度以下の、質の低い検査室はもっと頻繁にミスをしていたと考えられ、米国全体での数字はもっとひどいものだったと考えられる。 医者は「念のために詳しく診ておきますから検査を受けてください」と患者にしつこくすすめる。 (金儲けのためである。 )患者は検査をすることによる健康リスクを犯したうえに(を受け、健康を損なうリスクがつきまとう)、お金を余分に出費させられることになる。 何か奇跡のようなことが起きて、たまたま検査で正確なデータが得られたとしても、それを医者がしてしまう可能性がかなりある とメンデルソンは指摘した。 臨床検査の分類 [ ] 病気の有無や診断を目的に行われる検査が臨床検査である。 問診 医療面接 や視診・聴診・打診・バイタルサイン 体温・脈拍・血圧・呼吸数など ・身長体重測定・腹囲計測なども広い意味では検査ではあるが、一般的には・などが臨床検査と理解されている。 画像診断や病理診断も臨床検査に含まれることがある。 健康診断、学校検診、職場検診、医療機関外来での検査、病気かどうかを調べる検査、病名を決めるための検査、病気の程度を調べる検査、治療方法を決定するための検査、治療効果や再発を調べるための検査などさまざまな検査が含まれる。 診療報酬における検査 [ ] 保険医療機関等ではが発行される。 領収証の検査の欄にはで定義された臨床検査の点数が表示されている。 医科診療報酬では検体検査料、生体検査料、診断穿刺・検体採取料、、料等から算出された点数である。 検体検査には尿・糞便検査、血液学的検査、生化学検査、免疫学的検査、微生物学的検査等が含まれている。 生体検査には呼吸循環機能検査、、監視装置による諸検査、、神経・筋検査、的検査、的検査、的検査、臨床心理・神経心理検査、負荷試験等、を用いた検査、等が含まれている。 なおは2008年4月の改定で、検査の項からの項に移っている。 「」も参照 臨床検査技師等に関する法律に記された検査 [ ] 臨床検査の名を付したがである。 で臨床検査技師の資格が定められている。 医師又は歯科医師の指示の下に、次の検査を業として行うことができる資格である。 、、、、、、厚生労働省令で定める。 なお臨床検査技師の前身は衛生検査技師である。 昭和33年に衛生検査技師法が制定された。 それまでは医療に関する検査に従事する資格について法制化されていなかった。 (昭和23年)の疑義照会(昭和23・8・12 医312)に被検査物の検査として、A 血液型の検査、B 血液検査、C 糞便検査(寄生虫のみ)、D 淋菌検査、E 梅毒反応検査の記載がある。 当時の検査の種類と現在の臨床検査の種類を比較するとき臨床検査の進化を理解することができる。 臨床検査技師等に関する法律第2条の厚生労働省令で定める生理学的検査 [ ] 生理学的検査は検査機器の発達に伴い、臨床検査技師が行うことができる生理学的検査は増加しており、現在次のものが記載されている 平成20年。 心電図検査、心音図検査、脳波検査、筋電図検査、基礎代謝検査、呼吸機能検査、脈波検査、熱画像検査、眼振電図検査、重心動揺計検査、超音波検査、磁気共鳴画像検査、眼底写真検査、毛細血管抵抗検査、経皮的血液ガス分圧検査、聴力検査が記されている 一部除外あり。 このうち磁気共鳴画像検査は診療報酬では画像診断の項に分類されている。 骨塩定量検査の一部は超音波検査等に分類されているが、x-rayでの撮影像を測定するものである。 臨床検査技師の業務範囲が測定・解析であった時代から、検査専門職として所見記載も行うようになってきた。 記載された所見から医師が診断を行い、治療等に結びつけるのである。 衛生検査所指導要領に記された検査 [ ] 臨床検査技師等に関する法律で登録衛生検査所が規定されている。 衛生検査所が受託できる、すなわち医療機関から見ると外注できる検査が定義されている。 なおは人体から排出され、または採取された検体について検査 いわゆる を業として行う場所である。 登録衛生検査所に外注できる検体検査は微生物学的検査、血清学的検査、血液学的検査、病理学的検査、寄生虫学的検査、生化学的検査である。 臨床検査の質と検体検査精度管理 [ ] 臨床検査に求められるのは、正しく迅速に検査が行われ、検査の結果が医師による診断と治療に役立つことである。 臨床検査の質は測定前、測定、測定後の全体で決まることが多い。 測定前:患者の問診や診察を通して医師が目的に応じた検査を選択する。 検査費用負担も考慮し最適な検査が選択される。 検査の選択は医師の判断に委ねられる。 患者にとっては、まずは面接が充分で身体異常が見落されていないか、つぎに検査選択が適切か、さらには検査の良し悪し等が気になるところである。 測定:検体検査では、たとえば血液中の物質の測定が行われ、物質の量 数字で表現 やプラス・マイナスが検査結果となる。 数字の再現性 ばらつきのなさ や正確性 変化や病変を正しくあらわしていること がの精度である。 一般的には検査には間違いがないものと期待されているが、実際には検査結果がばらついたり、まれには別の検査結果や臨床所見と合わず再検査に至ることもある。 超音波検査では検査手技の良さが重要である。 測定後:また測定結果を読み解く技能も重要である。 異常なしか様子見かさらなる精密検査かなどは医師の判断に委ねられる。 検査工程のうち、測定は臨床検査技師等が行うことが多いのであるが測定前と測定後は医師が重要な役割を担っている。 は臨床検査全体に通じた医師の専門職である。 2008年4月からははとなっている。 検体検査精度管理 [ ] 検体検査の精度管理は信頼にたる精度の検査結果を得るために行われる。 検体を外部の登録衛生検査所に委託するとき、委託先が守るべき管理の体系でもある。 検査精度を確認するための手法は、再測定が基本であるが、物質量がわかっている検体の測定、別の検査方法との相関、他施設結果との比較などを組み合わせる。 精度が不十分である場合は機器調整や試薬の検証などが行われる。 壊れた体重計やはじめからずれた体重計では正確な体重は量れないということをイメージすればよい。 痩せたはずなのに重ければもう一度計る。 10kgの米袋を計って8kgであればその体重計が壊れているのではないか。 修理して計りなおすか、他の体重計で計りなおす。 体重測定を例に説明するとこのようなものが検体検査精度管理の内容である。 検体検査においてコンピュータシステムの導入が盛んである。 システム化前は検体の取り間違い・測定操作手違い・結果数値読み違いなど人為的エラーが起こりえたので測定手順書作成や過誤検出の仕組み構築が精度管理の中心であった。 患者リストバンドや試験管ラベルのは検体検査のシステム化に役立っている。 最近はシステム化により測定や検体取扱いに関するヒューマンエラーはほぼ撲滅されたといえる。 「」も参照 臨床検査の種類・検査項目 [ ] 基本身体検査 [ ] 基本(きほんしんたいけんさ、)は、医師の五感を通して行われる聴打診などの事。 一般検査 [ ]• - を構成するの比率や性状• 数 : - ( - - )• : -• 数 - 数• 尿定性検査(にょうていせいけんさ)は、尿中の液体成分を定性的に調べる検査。 多くは試験紙を用いる。 試験紙を用いた尿定性検査を試験紙法と言う。 ヘモグロビンは、血液の赤さを出す血色素。 意義 、等が示唆される。 ビリルビンはの代謝産物• 原理 正常では、多くは肝臓から胆道を経て腸管へ排泄されて、一部が腎臓から排泄される。 意義 胆道疾患があると腎臓からの排泄が上がるため、胆道疾患の手がかりとなる。 ウロビリノゲンはビリルビンの代謝産物。 ビリルビンが胆道系を経て腸管に排泄され、腸内細菌によってビリルビンからウロビリノゲンは合成され、腸管で血中に再吸収される。 意義 ビリルビンが排泄過剰になる血液疾患、肝臓疾患の手がかりとなる。 陰性 - の場合、、等が示唆される。 ミログロビンは、筋肉の代謝産物。 意義 、等が示唆される。 意義 、等が示唆される。 尿沈渣(にょうちんさ)は、尿中の固形物。 尿円柱(にょうえんちゅう)は、尿中に見られる、円柱形の物体。 顕微鏡で観測できる。 意義 円柱をなしている構成要素によって病気の診断の手がかりが得られる。 原理 尿細管に構成要素が詰まり、接着因子等の間質で構成要素間が埋まって円柱になる。 硝子円柱(しょうしえんちゅう)は、硝子体が円柱形に固まった物体。 意義 でも運動後などに見られ、病的意義は無い。 赤血球円柱(せっけっきゅうえんちゅう)は、赤血球が円柱形に固まった物体。 原理 糸球体から赤血球がボウマン嚢に漏れ出し、尿細管で詰まって円柱形に集合し、接着因子等の間質で赤血球間が埋まり円柱になる。 意義 赤血球円柱が見られたらを意味する。 白血球円柱(はっけっきゅうえんちゅう)は、白血球が円柱形に固まった物体。 原理 白血球がボウマン嚢や尿細管に遊走し、尿細管で詰まって円柱形に集合し、接着因子等の間質で赤血球間が埋まり円柱になる。 意義 白血球円柱が見られたらを意味する。 脂肪円柱(しぼうえんちゅう)は、脂肪が円柱形に固まった物体。 原理 脂肪が尿細管で詰まって円柱形に集合する。 意義 脂肪円柱が見られたらを意味する。 代謝産物の結晶が見られ、代謝疾患診断の手がかりとなる。 意義 シスチン尿症、等を意味する。 意義 尿路を構成する上皮細胞であり、細胞代謝によって健常人でも少量認められる。 尿中に赤血球が見られることをと言う。 健常者でもごく少量は認めうる。 尿定量検査• 尿比重は尿の比重。 正常値 : 1. 015• 診断 糖尿病、造影検査後、脱水、等で高くなる。 検査 - 細胞数、糖、蛋白などの計数・計測• 便検査: 特殊検査 [ ] 尿特殊検査 [ ]• 生化学検査 [ ] 血清検査 - 中に溶存している各種物質の濃度を測定• 炎症反応:• : - - - () - ()• 機能・: GOT - GPT - - - - - - - - Alb - - - -• : CPK• : [ ]• : UA - BUN,UN - Na - K - Cl - Ca - Cr• : -• マーカー : -• : - - - ACTH - - ホルモン - - - ADH• : - - - - - -• - -• : -• 血清補体価(けっせいほたいか)• 診断 血清補体価低値が認められた場合、、、腎炎、等が示唆される。 血清補体価が低下する腎炎には、、、、等がある。 血液ガス分析 [ ] 分圧 - 分圧 - (、、、、)• 補正 の際には不揮発酸によって炭酸水素イオンは消費されてしまうため、酸塩基平衡を考える上での仮想的な値よりも実測値は低くなってしまう。 その為がある場合は、アニオンギャップの増加分だけ補正する必要がある。 培養検査 [ ]• 尿培養検査(にょうばいようけんさ)は尿を培養して病原菌を特定する検査。 方法 : 表在菌の混入を防ぐために、中間尿を用いる。 機能検査 [ ]• : -• : - PT - APTT - - -• 凝固線溶機能検査 : -• 下垂体• 分泌能 : -• 甲状腺• - -• 腎臓 : - - - - GFR - - -• 肝臓 : -• 膵臓 :• 副腎皮質 : - -• 副腎髄質 :• 子宮頚部 : 画像診断 [ ]• 検査 - - - - -• 透視 - リアルタイムでX線画像を表示することにより臓器を観察する - - - 検査• 電気生理学検査 [ ]• 生理 - -• 生理 - 検査 - - 呼吸生理学検査 [ ] - - - - - 内視鏡 [ ]• - -• - 感覚器検査 [ ]• 検査 - -• 検査 - 検査 - 運動機能検査 [ ]• 可動域:、• 上肢:、、、、、、、、()、、、、、、• 下肢:()、、、、、、、、、、、、、、 病理診断 [ ]• () - -• - 作成 -• 心理検査 [ ]• 遺伝子検査 [ ]• 法 総合検査センター(国内3大センター) [ ] 日本には数百のが存在するといわれており、検査センターとも呼ばれている。 そのうちエスアールエル、ビー・エム・エル、LSIメディエンスの3社は日本全国からの検査受託体制を整えている。 登録衛生検査所はによって規定された施設である。 法の趣旨は臨床検査のセンターではなく臨床検体の検査センターである。 (傘下)• (傘下) 出典 [ ]• ロバート・メンデルソン 1979 Confessions of a medical heretic(邦訳『医者が患者をだますとき』2008「臨床検査は占いの儀式」p. 36-39)• ロバート・メンデルソン 1979 Confessions of a medical heretic(邦訳『医者が患者をだますとき』2008「臨床検査は占いの儀式」p. 36-39)• ロバート・メンデルソン 1979 Confessions of a medical heretic(邦訳『医者が患者をだますとき』2008「臨床検査は占いの儀式」p. 36-39)• ロバート・メンデルソン 1979 Confessions of a medical heretic(邦訳『医者が患者をだますとき』2008「臨床検査は占いの儀式」p. 36-39)• ロバート・メンデルソン 1979 Confessions of a medical heretic(邦訳『医者が患者をだますとき』2008「臨床検査は占いの儀式」p. 36-39)• ロバート・メンデルソン 1979 Confessions of a medical heretic(邦訳『医者が患者をだますとき』2008「臨床検査は占いの儀式」p. 36-39) 関連項目 [ ]• / /•

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尿素窒素(BUN)の基準値は?異常ならどんな病気?

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尿素窒素(BUN)の概要 この項目は、血液中の尿素窒素の量を調べる検査です。 尿素窒素とは、血液中に含まれる尿素です。 尿素は、体内で蛋白質が分解されてできる最終代謝産物です。 蛋白質は、体内で分解されるとアンモニアが発生します。 このアンモニアは、人体には有毒なため、肝臓で代謝されて、無毒な尿素になります。 尿素は、腎臓の糸球体でろ過されて、尿中へ排泄されますが、一部は尿細管で再吸収され血液中へと戻ります。 尿素窒素は、クレアチニンとともに腎機能検査として用いられます。 通常は10:1 の比が保たれていますが、この比が10 以上の場合は腎外性因子を、10以下の場合は腎性因子を考慮します。 尿素窒素は、クレアチニンと同じように腎機能検査として用いられていますが、早期の腎機能低下では値の上昇が軽微で、糸球体ろ過値(GFR)が だいたい30%以下まで低下しないと基準値を超えるような高値を示さないことがあり、そのため、早期の腎機能異常を見過ごしてしまうことがあります。 そのため、尿素窒素が基準値内でも、腎機能の低下が疑われる場合などにおいて、eGFR(推定糸球体濾過量)やクレアチニンクリアランスと呼ばれるより正確な腎機能(糸球体濾過機能)検査を実施することがあります。 2)蛋白の摂取量の増加 摂取する蛋白量が多くなれば、その分尿素の作られる量も増えますので、高蛋白食を摂取した場合は高い値を示すことがあります。 3)腎血流量の減少 心不全のように、腎臓への血流が低下すると、腎臓の排泄機能がうまく働かず、その結果血液中に尿素が溜まるため、尿素窒素は高い値を示します。 4)尿素の再吸収亢進 脱水の場合、尿素の再吸収が亢進されるため、高い値となります。 腎結石・尿管結石、膀胱癌などで尿の排泄障害が起こると、尿素が尿から排泄されないため、血液中の尿素窒素が高い値を示します。 尿素窒素(BUN)の生理的変動 性別による変動 男性の方が女性よりもやや高い値となる傾向があります。 日内変動 日中高く、夜低い傾向があります。 その他の影響による変動 高蛋白食の摂取、激しい運動により高い値を示す傾向があり、妊娠や低蛋白食の摂取で低い値を示す傾向があります。 検査の目的 1)腎機能のスクリーニング検査として 2)腎疾患を疑う場合や腎疾患の経過観察として.

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【腎臓だけじゃない!】5分で分かる!UN検査:尿素窒素

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血液検査でわかること 血液検査では、次のようなことがわかります。 肝機能• 心機能• 腎機能• 膵機能• 血糖の状態• 脂質の状態• 電解質の状態• 炎症の状態• 血液細胞(白血球、赤血球、血小板)の状態 それぞれの内容について以下で見ていきましょう。 血液検査の各項目の意味 肝機能の検査(肝臓と関係する項目) 肝臓は、様々な物質の代謝をしたり、体に必要なものを合成する重要な臓器です。 肝機能の障害は、肝臓で合成されるものが減ったり、肝臓の細胞が壊れて細胞中の酵素が血液中に増えることで診断します。 アルブミン 肝臓で合成され、血清総蛋白の約60%を占めています。 肝機能障害の他、全身の栄養状態を反映します。 AST・ALT アミノ酸を作るのに必要な酵素です。 この2つの酵素は肝臓にたくさん存在するため、肝臓の細胞がダメージを受けて壊れると血液中に漏れ、値が高くなります。 長期にわたり飲酒していると上昇しますが、禁酒によって低下します。 ALP 肝、骨、胎盤、小腸に由来する酵素です。 肝胆道疾患、骨の病態をチェックします。 LDH あらゆる組織に広く分布し、心疾患、肝疾患、悪性腫瘍、白血病などで上昇します。 疾患の特異性は、あまりありません。 総ビリルビン 胆汁色素の主成分で、肝胆道疾患の診断に用いられます。 ビリルビンが作られてから排泄されるまでの過程のどこかに障害があると、血液中のビリルビンが増加し、黄疸の症状がでます。 心機能の検査(心臓と関係する項目) 心臓は、全身に血液を送るポンプの働きをしています。 通常安静時で1分間に60~80回程度、規則正しく収縮しています。 心筋が障害されると心筋細胞に含まれる酵素が血中に増加します。 CK 骨格筋、心筋、脳、平滑筋など広く分布する酵素で、高値の場合はこれらの臓器の障害を反映します。 CKーMB 心筋由来のCKを表します。 心筋梗塞の早期診断に有用です。 腎機能の検査(腎臓と関係する項目) 腎臓は、血液中の老廃物を濾過して尿中に排出しています。 腎機能が低下すると、そういった老廃物が血液中に増加します。 尿素窒素(UN) たんぱく質の最終分解産物です。 血液中のUNは腎臓で排泄されるため、腎機能が低下すると血液中の値は増加します。 クレアチニン(Cr) 筋肉の老廃物で腎臓から排泄されるため、腎臓の機能が低下すると血液中の値は増加します。 尿酸(UA) プリン体の最終代謝産物です。 腎機能障害の他に痛風、関節炎などの診断に用いられます。 膵機能の検査(膵臓と関係する項目) 膵臓からは膵液という強力な消化液が分泌されますが、その中にAMY(アミラーゼ)という糖質を分解する酵素が含まれています。 食べ過ぎ、飲み過ぎで膵液が大量に分泌されると、やはり膵液に含まれる蛋白分解酵素によって膵臓自体が消化され、膵炎を起こします。 AMY 膵臓と唾液腺に多い酵素です。 膵炎や耳下腺炎などのスクリーニングと経過観察に使います。 AMY-P型 膵臓由来のアミラーゼです。 膵炎などの診断に使います。 血糖の検査(糖尿病と関係する項目) 糖尿病は、膵臓からのインスリン分泌の問題で空腹時血糖が上昇し、慢性的に血糖が高い状態となり、全身の血管内皮が障害され、血行が悪くなることで様々な臓器の障害を引き起こします。 血糖(Glu) 血液中のブドウ糖量です。 一般に空腹時は低く、食後に上昇します。 その他、運動、喫煙、ストレスなどによっても大きく変動します。 医師に、何時ごろ食事をしたかをお知らせください。 グリコヘモグロビン(HbA1c) 赤血球の中にあるヘモグロビンの一部とブドウ糖が結合して、グリコヘモグロビンになります。 一度作られると、その赤血球の寿命が尽きるまでの間、血液中に残っています。 このため、血液中のグリコヘモグロビンの割合を調べることで、過去1~2ヶ月の血糖の状態を知ることができます。 脂質の検査(高脂血症と関係する項目) コレステロール 体の細胞膜やホルモンを合成するのに、必要な成分です。 食べ物から取り入れたり、肝臓や小腸でつくられます。 HDL型とLDL型があります。 血液中のコレステロールの量が増加すると動脈硬化が起こり、様々な病気の原因となります。 血液中の余分なコレステロールを肝臓に運ぶのがHDLーコレステロールで「善玉コレステロール」と呼ばれ、細胞にコレステロールを運ぶのがLDLーコレステロールで「悪玉コレステロール」と呼ばれます。 中性脂肪 活動のエネルギー源です。 使われず余った分は、皮下脂肪として蓄えられます。 食後に血液中の値が上昇するため、食前に採血します。 電解質の検査 細胞の浸透圧や筋肉、神経の働きを調節したりします。 Na, Cl 水分、浸透圧の調節などに関与します。 NaとClはほぼ並行して変動します。 K 浸透圧および酸塩基平衡に関与します。 多くは細胞内に含まれ、腎不全などで高値になります。 炎症の検査 肺炎、膀胱炎などの炎症性疾患の診断に役立ちます。 CRP 体内で炎症反応や組織の破壊が起きている時に血中に現れるタンパク質です。 炎症性疾患で鋭敏に上昇し、病態の改善後速やかに低下するため、病態の診断、予後の判定、治療効果の観察に役立ちます。 血液細胞(白血球、赤血球、血小板)の検査 血液細胞の数を数え、その形態を観察する検査のことを血球計数検査(血算)といいます。 血液細胞は、主に赤血球系、白血球系、血小板系の3種類に分けられます。 白血球 風邪を引いたり細菌に感染すると白血球は数を増やし、外敵から身を守ろうとします。 その逆に、白血球が減ると免疫力が減少して感染しやすくなります。 赤血球 数が増えすぎると細い血管を詰まらせる原因になり、少なすぎると酸素が運ぶ量が減り、ふらついたり、息苦しくなります。 血小板 止血の働きがあるため、増えすぎると固まりやすくなり、細い血管を詰まらせる原因となります。 また、減りすぎると出血が止まりにくくなります。 基準値とは 基準値というのは95%の健常人がその中に入る値で、逆に言うと、5%の人は健常人であってもそこに入りません。 以前は「正常値」という言葉を使いましたが、男女や年齢によっても基準範囲は異なるため、基準値の範囲からはずれたらすぐに異常だという誤解を生まないために「基準値」という言葉を使うようになりました。 検査結果は、食事や運動、採血した時間によっても影響が出ます。 基準値とは、あくまでも目安の値と考えていただいてもよいかもしれません。 また、施設によっても基準範囲は異なります。 これは、検査方法が異なるためですが、患者さんにとっては不便なことだと思います。 検査方法をそろえて基準値をそろえていこうという動きは、国内でも国際的にも少しずつ見られるようになってきました。 執筆者紹介 出江 洋介(いずみ ようすけ) がん・感染症センター都立駒込病院 部長・患者サポートセンター長 専門分野:消化器外科・食道外科・内視鏡外科 資格:医学博士、日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本消化器病学会専門医、食道科認定医、食道外科専門医、癌治療認定医、日本消化器内視鏡学会専門医、東京医科歯科大学 臨床教授•

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