かみ さま に あいたい 読書 感想 文。 読み始めればとても面白い本!「かみさまにあいたい」:小3 小4 読書感想文課題図書

シャーロックホームズ 小中学生に読ませたい小説~読書感想文にも

かみ さま に あいたい 読書 感想 文

php on line 1141 みなさん、こんにちは。 作文講師の菅野恭子です。 学習塾シンクスで作文クラスを担当しています。 2019年の中学年向け課題図書「かみさまにあいたい」で感想文の書き方を解説いたします。 Contents• 「かみさまにあいたい」で感想文を書いてみよう 神様お願い! 困ったときの神頼みと言いますが、どうにもならないときに神様にお願いしたことがある人も多いのでは? 小3、小4のお子さんが対象の「かみさまにあいたい」の主人公は3年生の男の子、雄一。 そして、ふとしたできごとをきっかけに、その雄一と距離を縮めるクラスメイトの竜也。 仲が良かったわけではないふたりが、ふとしたことでかけがえのない親友になっていく。 友達との関係が広がる3,4年生の子にとっては、とても身近な話題なのではないかと思います。 「かみさまにあいたい」という題名がついていますが、雄一、竜也それぞれが神様に会いたい理由があるようです。 切実に神様にお願いしたいことがある子も共感できるでしょう。 雄一と竜也のふたりは、かみさまに会えるかな? 「かみさまにあいたい」はこんな子におすすめ 「かみさまにあいたい」は、つぎのような経験をしている子にとって共感できる一冊かと思います。 心を許せる友達ができた またはそんな友達がほしい• 親が忙しく、いつもひとり家で留守番することが多い(兄弟もいない)• おじいちゃんやおばあちゃんなど、身近な人の死を経験している• 神様にお願いしたいことがある• 自分はいなくてもいい子なのではないかと思うことがある 男の子なのでそれなりに冒険心もありやんちゃなのだけれど、どこかナイーブな一面がある子にぜひおすすめしたいです。 物語の中には、家庭の様子がほとんど登場しません。 雄一は、3か月前に亡くなったおばあちゃんとの思い出が表現されているものの、両親とのやりとりは皆無できょうだいがいるのかどうかもわかりません。 また、竜也のほうも、お母さんが看護士をしているため、家ではひとりで過ごすことが多いことはわかるのですが、お父さんがいるのかどうか、それともお母さんと二人暮らしなのか、明言されていません。 いずれにしても、どこか孤独で居場所がないような雰囲気の雄一と竜也。 同じような思いの子どもたちがいるような気がします。 感想文の流れ 感想文の流れは、つぎのようにしましょう。 内容ごとに大きく4つのまとまりにすることを意識してみてください。 この一冊を読んでいちばん心に残ったところをあげる• 自分の似た経験(反対の経験でもOK• 自分の似た経験 もしくは 家族などに聞いた話 もしくは想像した話• 全体の感想 では、それぞれ詳しく説明していきましょう。 「第一段落 いちばん~は~です」 「いちばん~は~です」とは、いちばん心に残ったところを決める作業です。 なにを選ぶのかが、まずは大きなポイントになります。 どんなところを選ぶかによって、つぎに続く自分の体験が変わってきますから。 たとえば……• いちばんおもしろいと思ったのは、神様に会うためにいろいろなチャレンジをするところです• いちばんふしぎに思ったのは、雄一も竜也も、家族と一緒の時間はあるのかというところです• いちばんいいなあと思ったのは、雄一と竜也がいつのまにか親友になっていたことです このように、中心を絞っておくと、よくあるお悩み「あらすじばかり並べてしまって」という事態を避けることができます。 本を読む段階で候補となる場面に付箋を貼っておくとわかりやすいですよ。 記憶に残る場面というのは一カ所だけではありませんよね。 いくつか候補をあげておき、その中から、自分の似た経験があるものや聞いた話が書けそうなものを選ぶと書きやすいです。 (似た話や聞いた話についてはこのあと詳しく説明しますね。 ) 第二段落では似た経験を書こう 先ほど決めた「いちばん~」に合わせて、自分の似た体験を書いてみましょう。 いちばん印象に残ったところをあげたのですから、関連する話題を広げていきましょう。 たとえば、 「いちばんおもしろいと思ったのは、神様に会うためにいろいろなチャレンジをするところです」を選んだ場合、自分もいろいろなチャレンジをした経験を書きます。 習っている体操教室で、どうしてもバク転を成功させたくて、いろいろなチャレンジをした• 友達と一緒に秘密基地を作りたくて、いろいろなチャレンジをした• ゲームをどうにかクリアしたくて、いろいろなチャレンジをした などの経験があるのでは? また、「いちばんふしぎに思ったのは、雄一も竜也も、家族と一緒の時間はあるのかというところです」を選んだとしたら、• うちはお父さんが家で仕事をしているので、家族みんなが家にいるのが当たり前。 逆にひとりになりたいと思うことがある• うちのお母さんは、夜に出かけることはほとんどないし、出かけるときはおばあちゃんが来るので、夜にひとりになることがない など、反対の経験を書くのもおもしろい試みになります。 ポイントは、第一段落に書いた「いちばん~」と関連する自分自身の経験を書くことです。 第三段落はもうひとつの似た話または聞いた話 第三段落では、第二段落に続き似た話を書きます。 似た話をふたつ書くのも大変なので、できれば、お父さんやお母さんなどに聞いた話を書くことをおすすめします。 その場合も、第一段落の「いちばん~」に合わせると、統一感のある内容になります。 たとえば、第一段落・第二段落に、さほど仲良しではなかった雄一と竜也が、いつのまにか親友と呼べるような関係になってきたことを書いてきた場合、 「お母さんは、子どものころ、全然仲良しじゃなかった子といつのまにか親友になっていたことがあると話してくれました。 昔は、学校から家に帰るとお母さんが待っている子が多かったのに、お母さんはいつも留守番をする鍵っ子だったそうです。 そこで同じような鍵っ子の子といっしょに遊ぶようになったらしいのです。 まるで雄一と竜也のようだと思いました。 」 などの話題を書くとよいでしょう。 また、身近な人の死というところをテーマとしたなら、人生経験の長いお父さんやお母さんは、きっと経験談を話せることでしょう。 ぜひこの段落は、お父さんやお母さんに聞いた話を書いてみましょう。 もしも、似た経験やお父さんお母さんから聞いた話も入れることが難しい場合、 「もし~だったら」という想像した話を書いてみましょう。 たとえば、 「もしわたしが雄一だったら」や「もしぼくが竜也だったら」と想像してみます。 この本は主人公に共感しやすい内容ですから、想像した話の方が書きやすい子もいるかもしれません。 第四段落は全体のまとめ 最後の段落は、全体のまとめになります。 第一段落から第二段落、そして第三段落と、共通する点を探り、うまくまとめてみましょう。 全体を通してまとめるという作業は、3,4年生にとっては難しいことです。 大人のように俯瞰してみる力が、まだ成長の途中にあるからです。 ですから、つたないまとめになる場合もあるかもしれません。 思ったことがしっかり入っていればよしとしましょう。 たとえば、• いちばん不思議に思ったのは、雄一も竜也も家族との時間がないことだ• 私の家はいつも家族みんながいる。 ひとりになりたいくらいだ• お母さんは鍵っ子で、いつもさみしかったそうだ。 だから自分の子どもには同じ思いをさせたくなかったらしい こんな流れで書いてきたとします。 その場合、まとめの第四段落では、 当たり前のようにいつも家族と一緒にいて、ときどきわずらわしいなあと思うこともあるけれど、ひとりでいるのはさみしいことなんだと知りました。 わらったりけんかしたり、いっしょにごはんを食べたりできる家族がいてよかったなと思いました。 こんなふうに書けそうです。 「かみさまにあいたい」感想文書き方の例その1 「かみさまにあいたい」を読んで、いちばん不思議に思ったのは、雄一も竜也も家族と過ごす時間が全然ないところでした。 とくに竜也は、お母さんが看護士さんなので、夜もひとりで過ごしています。 私と同じ3年生なのに、竜也のお母さんはどうしてひとりにできるのだろうと不思議に思いました。 私の家では、お父さんもお母さんも家が仕事場なので、家族はいつも一緒です。 家でひとりになることなんてほとんどありません。 私のお母さんは、夜にでかけることもないので、夜にひとりになったことは一度もありません。 たまにお母さんが夜に出かけるときは、おばあちゃんが留守番に来て、私と妹のめんどうをみてくれます。 時々、私と妹ふたりでも大丈夫だよと思いますが、おばあちゃんが来るのは楽しいです。 ふと、竜也のように、夜にひとりで過ごすことを考えてみました。 真っ暗だと怖くて眠れないような気がします。 きっと電気をつけたまま寝ると思います。 竜也はすごいな、電気を消して眠るのかなと思いました。 私のお母さんは、子どものころ、全然仲良しじゃなかった子といつのまにか親友になっていたことがあると話してくれました。 昔は、学校から家に帰るとお母さんが待っている子が多かったのに、お母さんはいつも留守番をする鍵っ子だったそうです。 そこで同じような鍵っ子の子といっしょに遊ぶようになったらしいのです。 まるで雄一と竜也のようだと思いました。 お母さんに、 「家にひとりでさみしかった?」 と聞いたら、 「さみしかったねえ。 家でおやつを用意して待っているお母さんがいる子がうらやましかったなあ。 」 と答えてくれました。 雄一や竜也と、子どものころのお母さんの姿が重なりました。 私の毎日には、当たり前のようにいつも家族が一緒にいます。 ときどきうっとうしいなあと思うこともあるけれど、ひとりでいるのはさみしいことなんだと知りました。 わらったりけんかしたり、いっしょにごはんを食べたりできる家族がいてよかったなと思いました。 私が神様にあえたなら、家族みんなずっとなかよしでいられますようにとお願いしたいです。 「かみさまにあいたい」感想文書き方の例その2 ぼくがこの本を読んでいちばんよかったなあと思ったのは、雄一と竜也が親友になったところです。 いつも先生に叱られてばかりで問題児と呼ばれてしまいそうな竜也が、なんだかかわいそうだと思ったからです。 家でもひとり、学校でもひとりだなんて、ぼくだったら絶対にいやです。 だから、雄一のような親友ができて、ぼくはほっとしました。 ぼくも、竜也のように先生にしかられてばかりだったことがあります。 なぜかいつもぼくだけしかられるので、つい、ぼくもたくさん反抗してしまいました。 あるときなんて、先生は、お母さんの仕事場に電話をして 「もう私の手に負えませんから、なんとかしてください!」 なんて、無理なことを言っていました。 だから竜也を応援したくなったのかもしれません。 先生がお母さんに電話をしたとき、お母さんはどう思ったのか聞いてみました。 お母さんは、どうしよう困ったな、私の育て方が悪かったのかしらと悩んだそうです。 でも、そう思ったのも一瞬のことで、あの子なら大丈夫! とぼくを信じたのだと話してくれました。 お母さんが自分の子どもを信じられなくてどうするのと、にっこり笑いました。 ぼくは、ごめんねと、そのときのことを初めてお母さんにあやまりました。 竜也のお母さんは、竜也のことをひとりにさせているけれど、きっと信じているからだと思いました。 竜也は、お母さんが自分のことを心配していないと思っているみたいだけれど、かみさまに会えたので、きっとお母さんの気持ちがわかるようになると思いました。 竜也と竜也のお母さんも、もっと仲良しになれるといいなと思います。

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まずは誰かにどんなお話だったか、どこが面白かったかを口で話してみよう! 書くよりも感想がどんどん出てきたり、会話のやりとりの中で感想が深まることも。 本の中で気になった部分に自分で「なぜ?」と問いかけてみよう! 「なぜ、この場面を自分は面白いと思ったのだろう?」 (はじめて知ったから?自分も似たような経験をしたことがあるから?) 「どんなところが面白かったのだろう?」 「この登場人物が気になったのはなぜなのだろう?」 (自分に似ているから?家族や友達に似ているから?それとも自分と違うから?こんな人になりたいと憧れるから?• 本の中に出てくるような体験を自分もしたことがないか考えてみよう。 あるいは、家族や友達などから似たような体験を聞いたことがあったら、それを思い出してみよう。 「本の中の主人公と似たような体験をしたことはある?」• 読む前と読んだ後で本の印象はどう変わった?さらに、読む前と後で自分の考えが変わったことがあったら、それを書いてみよう。 「表紙を見た時、どんなお話だと思った?読んでみてどうだった?」• 読み終わった後、本のテーマについて興味を持ったら、 他の本などでさらに詳しく調べて、そこで分かったことなども加えるとよりすごい感想文になるよ。 それぞれの場面での雄一と竜也の気持ちや、二人の違いに注目してみよう。 また、二人の関係が何をきっかけにどんな風に変わっていくかに注目してみよう。 河川敷で「神さまとの交信」を試みている竜也と神さまについて雄一が話す場面のところを読んで、神さまっていると思う? いるとしたらどんな感じだと思う? 想像したことを自由に書いてみよう。 雄一がおばあちゃんに対して後悔していることってどんなことだった? それについて感じたことを書いてみよう。 また同じような経験があったら、それも書いてみよう。 雄一と竜也の神さまへのお願いはそれぞれどんなことだった? もし神さまに会えたら、お願いしたいことはある?• 竜也と忙しい竜也の母親とのやりとりのところにも感想文を書けるヒントがありそう。 竜也の気持ち、母親の気持ちそれぞれについて考えてみよう。 この本の中でドキドキハラハラした場面はどんなところ?• 近所のカーターさんのところで見つけた、ちっぽけな赤ちゃん子ぶた。 ジャスミンはだれも世話しなかったら死んでしまう、と心配になり家に連れて帰ってしまいますが、自分だったらどうしたと思う? それはなぜ?• 動物を育てることの楽しさはどんなところだと思う? また大変なことはどんなところだと思った?• 農場の生活や、動物の育て方ではじめて知ったのはどんなことだった?• お話の中に出てくる「適者生存」という言葉の意味についてどう感じた? ジャスミンは、子ぶたを連れて帰った最初の夜、どんな気持ちだったか想像してみよう。 ジャスミンが子ぶたの世話を通して抱くようになった将来の夢について、どう感じた?• ジャスミンのすごいところってどんなところだと思う? またどの場面でそう感じた? 肉眼で見えぬ瞬間を切り「撮った」写真絵本 ふだん何気なく見ているものを、 その瞬間でストップ! 撮影してみました。 めくるとページが2倍になる造本で、より驚き度もアップ! きっと自然科学への興味が湧いてきます。 こんなタイプの子におすすめ!• 肉眼では見えない「しゅんかんの姿」の写真。 「これはなに?」「なんだろう?」と予測して当たったのはどれだった? また予想が外れて驚いた写真はどれだった?• 本の中で初めて知ったのはどんなことだった? さらに深く知りたいと思う事柄があったら調べて、それを感想文にも書こう。 本の中に出てくる「表面張力」「慣性の法則」「残像」……、本で紹介されている例の他にも同じようなことが起こっているものはないか探してみよう。 本に出てきたもの以外で、どんなものの「しゅんかんの姿」を見てみたい? それはなぜ?• 一番最後のページに、この本を作った伊知地国夫さんのICHIJI流しゅんかん写真が生まれるまでの説明があります。 こちらも丁寧に読んで感じたことをまとめてみましょう。 はじめに、虫をご飯にかけて食べている女の子の写真を見た時どう思った? 本を読み終わった後、その気持ちは変わった? 変わらない? 変わったとしたら、それを書いてみよう。 今まで虫を食べたことはある? あればその経験を書いてみよう。 食べたことのない子は食べてみたい? それとも食べたくない? それはなぜ? それぞれの理由を書いてみよう。 へえ~と驚いたのはどんな場面だった? ひとつひとつ書き出して感想をつけてみよう。 「ヘボ」は地域の人々にとってどんな存在になっているのだと思う? 考えたことを書いてみよう。 「昆虫食」は世界的にも話題になっているのだそう。 興味を持ったらいろいろ調べて感想文を発展させてみよう。 感想文を書き始める前に、全体の組み立てを考えよう 以下の組み立て例を参考にメモを書いてみるのがおすすめです。 題名・表紙が気に入った• 内ようが興味のあるものだった• だれかにしょうかいしてもらった• じぶんとの共通点があった• 本のあらすじ• 読み終わった直後の感想• 心が動いたところにふせんをはって、書きたいことを考えてみよう。 「なか」の書き方のコツ• 説明の部分と、自分の感想や考えの部分をはっきり分けて書く• 「なか」の段落をかえるときに、段落と段落をつなぐ言葉を使う• 本を読んで強く感じたこと• 登場人物と自分をくらべたこと• 作者が伝えたかったこと• これからの自分の目標や希望.

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読み始めればとても面白い本!「かみさまにあいたい」:小3 小4 読書感想文課題図書

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こちらでは 2019年の「第65回 青少年読書感想文全国コンクール」小学校中学年の部(三年生・四年生)の課題図書 『かみさまにあいたい』の「あらすじ」と読書感想文の書き方のポイントをご紹介いたします。 「かみさまにあいたい」(ポプラ社) 著者:当原珠樹・作 酒井以・絵 本体価格:1,200円 ページ数 183p ISBN978-4-591-15849-4 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 『かみさまにあいたい』あらすじ・ネタバレと感想・こんな子にオススメ 『かみさまにあいたい』読書感想文の書き方のポイント ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Sponsored Link 『かみさまにあいたい』あらすじ・ネタバレと感想・こんな子にオススメ 【出版社内容情報】 死んだおばあちゃんとの約束をはたすため、 「神さま」との交信を竜也と試みる雄一だが…。 ひみつの友情と成長の物語!大好きだったおばあちゃんに、うそをついたまま永遠の別れを迎えてしまった雄一。 ひょんなことから、同級生の竜也といっしょに、「神さま」との交信を試みるが……。 心の傷を抱えた少年たちのひみつの友情と成長の物語。 本書はそれに該当します。 【かみさまにあいたい】~あらすじ・ネタバレ~ 【登場人物】 藤本雄一:おばあちゃんに「あるウソ」をついたまま永遠の別れを迎えた事を悔やみ、約束した「強くてまっすぐな男」になることを夢見ている。 主体性がないので強引な竜也に最初は振り回される 小松崎竜也:同じクラス(一人学級崩壊)の問題児。 母子家庭でネグレイト気味のさみしさを「神さま」が癒してくれたのでまた交信したいと雄一を誘う 佐藤ナンシー:通称殺人鬼。 隠れ家の所有者でドイツと日本のハーフの形成外科医 竜也の母:離婚で母子家庭で看護師。 ナンシーと同じ病院勤務で常に忙しい。 ある日、抜け出した竜也のために自習になったところを雄一は河川敷の草むらに竜也がいることに気づく。 昔、神様と会ったことがあり「神様は女で、やさしそうで一緒にいるだけでほっとする、幸せな感じ」 になるのでまた会えるように交信しているのだった。 だが交信できずにクラスメイトに八つ当たりし、 神様のイラストを見せながら息詰まってるとぼやくので 「神さまって天国にいるから高い所いけば?」とアイデアを出したところ 神さまに横断幕を掲げることを雄一もなぜか手伝う事になった。 聞こえてきた、保育園の『お帰りの歌』におむかえが一番最後でイヤだった事や 今もいつもひとりだと話した。 途中、やめた柔道教室の前を通りバツが悪い雄一は亡くなったおばあちゃんが 柔道好きでいつも見学に来て、帰り道にコーラを買ってくれてたことを思い出しブルーになる。 3年前、誕生日なのにお母さんが夜勤で帰らず一人こたつでTVを見ながら眠ってしまった。 その時、金縛りにあいながら女の神さまが現れ 頭をなでながら「いつもそばにいてあげたい」 みたいなことが聞こえて、朝起きたら好きなカステラがあった、と。 竜也はどこにも居場所がないから神さまのいる天国につれていってもらいたい というのが願いだった。 雄一は死んだおばあちゃんにうそをついて、期待にこたえられなかったので 「強くてまっすぐな男になる」が願いだった。 完成した横断幕をかけている時、偶然頭がい骨を見つけ、あせっていると 家の持ち主らしい外人のような女の人が現れ、ごまかしながら逃げた。 竜也は「相手は殺人鬼でしゃべったら殺される」と二人の秘密にすることにした。 しかも竜也の母親はこの病院の看護師でナンシーと知り合い。 竜也は毎日のように放課後遊びに来て、ノートまでとって来てくれた。 ナンシーから竜也の母親が仕事でネグレイト気味なのを悩んでいると聞いた事を雄一は話せなかった。 竜也は「小児科の患者でなくても、夜ひとりでねなくちゃ行けない子供もいるんだぜ」 「どうぞ患者様を大事にしてくださいね」と嫌味を言った。 日頃『いい子にしててね。 …あっちで待っててね』と母親は言うが 「いい子ってなんだよ。 あっちてどこだよ、おれは、いったいどこにいればいいんだよ」と 雄一に気持ちを吐き出した竜也。 雄一もおばあちゃんの事でトラウマがあり ナンシーに、認知症になったおばあちゃんを柔道教室に連れて行くのが 恥ずかしいので「今日は柔道の日じゃない」と毎回嘘をついて騙し 連れて行かないまま死んでしまった事で自分を責めている事を話した。 ナンシーは「亡くなった人は、空のどこかで私を見ていてこの気持ちをわかってくれている」と 雄一を安心させた。 そして雄一が退院する日、二人を横断幕を完成させることを名目にかくれ家に泊まりで招待してくれた。 横断幕もうまく取り付けることもできた。 ナンシーが休憩に竜也のお母さんが作ったカステラを出してきて、食べた竜也は言葉を失う。 雄一は「カステラの神さまって竜也のお母さんだったりして」というと竜也はいきりたった。 ナンシーが壊した籐のイスは亡くなったお父さんのモノだがバーベキューのタキギにしてしまった。 なぜかと言うと、昔お母さんが「天国のお父さんに送ってあげる」と 家族でお父さんの服を燃やした事でお父さんも喜んでいるような 思い出が永久保存されたような気持ちの整理ができたからだった。 その日から神さまとか天国とか目に見えないものを信じられるようになった、とナンシーは話した。 雄一は大事な誰かの事を考えると、人はお祈りをせずにいられないんじゃないだろうかと考えていた。 竜也は横断幕も燃やして神様に届けて、願いを心に永久保存しようと言い出した。 竜也は「もう一度会いたいです。 会いに来てください」と空に向かって叫び 雄一は手を合わせて「強くてまっすぐな男になれますように」と 頑張る事を近いおばあちゃんに空から見守ってくれるよう祈った。 雄一は竜也にお願いするだけじゃなく、自分でも何かしなくちゃいけない気がするから もう一度柔道をやることを話し、竜也は天国にはオマエと遊べなくなるから行かないかもと、照れくさそうに笑った。 ~大人から見た感想と解説~1912文字 「傷ついた心の癒し」がテーマのこの作品 傷ついたといっても片や自分の見栄のために結果傷ついた子と他者によって日頃から傷つけられている子というジャンルの違う問題を扱っています。 作者自身その自覚があるのか?着地点がぶれて完成した作品のように感じられます。 主人公、雄一は亡くなった祖母に自己保身のためにウソをついて騙したまま死んでしまった自責の念に苦しみ、自分を恥じています。 柔道好きで教室に付き添ってくれた祖母を「認知症になった姿を見られるのが恥ずかしい」との理由で連れて行くのをやめたからです。 その後柔道も続けられなくなってしまいます。 母子家庭の竜也はガサツで乱暴で学校でも問題児。 そうなった理由は母親のネグレイト気味な仕事優先の生活にあります。 幼いころから夜勤看護の仕事を優先させるため孤独感から竜也はグレているのです。 一度だけ「神様の愛」に包まれた幸福な記憶から今は死んでもいいから「天国につれていって」と願っています。 二人の共通点は「本の紹介では心の傷」と言い、ナンシーの存在からも喪失感としたいところでしょうが、本当の共通点は孤独感だと感じ取れます。 ただし、雄一はおばあちゃんの死というより嘘をついたことによる自己嫌悪による孤独感です。 純粋におばあちゃんの死を悼んでいる喪失感より「プリンのおそなえ」も生前のおばあちゃんへの報われない懺悔に近しく感じられます。 竜也は母親と親子間の愛情や信頼関係の喪失です。 小学3年生ですが小1から放置されることが多く、小児科看護の仕事を優先させている事が竜也にとっては理不尽さを感じ、心の溝は深まるばかりで重症の孤独をこじらせています。 児童養護施設に預けられても仕方がないレベルです。 ナンシーという2人の心を癒してくれる存在に出会い 竜也の母親が本当は竜也にもっと愛情を示したいと思っている事を伝えた事で、「天国に行きたい」という希死念慮や自暴自棄から解放されそうな予感を感じさせます。 竜也は自分は母親に愛されていると感じ取ることで孤独感を払拭します。 雄一はナンシーの言う「亡くなった人や神様の存在を信じていて、こちらの気持ちはわかってくれている」などの「気持ちの整理の仕方」について聞き、亡くなった大切な人の事を思うと祈らずにいられないのが自然であることや、約束を果たすには神様に願うだけでなく、自分で動く事が大切だと気付き前向きになるのでした。 「心の癒し」に何が必要か?との気付きを求めるのでしたら「許し」になるのだと思われます。 竜也は母親を許すことで、恨みという孤独から解放されました。 雄一は自分の罪を許す事と祖母との約束を守る為に目標に向かう前向きさを身につけました。 「許す」とは怒りの執着から自分を解放する事です。 いつまでも怒り続けることは自分を不幸にすることで孤独を生み出します。 「許し」は相手を許すだけではなく、結果自分を幸せにすることなのです。 本書のナンシーの言葉から読者である小学生がここまで答えを導き出すことができるのか?甚だ疑問です。 「許し」の理由づけとして「人は完ぺきではない」という概念も取り入れなければいけないからです。 竜也の母親を「本当はカステラを焼くような愛情を持っているから」とネグレイトを許す 雄一の痴ほう症のおばあさんが恥ずかしいという理由で来ることを拒む嘘を許す・・・なぜなら人は完璧じゃないから。 それに、きっと自分の事を愛している人、見ていてくれる人はいる、天国のおばあちゃんも見てるから孤独じゃない!祈れば通じるし大丈夫…というのも随分ご都合主義です。 小学校中学年向きの課題図書とは言え、まだまだ自己中心性が生きるモチベーションである年頃の子に他者を許して癒される感覚を受け入れろ、そして読書感想文の課題図書がスピリチュアルテイストであることもいかがなものか?と首をかしげたくなります。 昨今では、学校で暴れる竜也の寂しさを周囲が理解し許し受け入れる。 痴呆症でも尊厳を守るために、おばあちゃんの柔道を見学したい自由を許す。 そういう社会になってきていると思われます。 残念ながら、ナンシーは竜也ではなく竜也の母親の理解者です。 亡くなったおばあちゃんに関しては雄一が誰にも話してない一件ですので、尊厳は守られずに亡くなりました。 ここから垣間見えるのは「弱者は丸め込まれる」という縮図です。 反骨精神をたぎらせる必要もありませんが、「許す」という行為は前後不覚になるか一程度の覚悟を持つかが必要になりそうです。 真面目に考査すると読書感想文にするには実に難しい作品です。 こちらのブログも参考になります。 Sponsored Link 【かみさまにあいたい】読書感想文の書き方のポイント 読書感想文・用紙と字数のルール その他の詳細 原稿用紙を使用し、縦書きで自筆してください。 原稿用紙の大きさ、字詰に規定はありません。 文字数については下記のとおりです。 改行のための空白か所は字数として数えます。 そして「レイナ…」も読書感想文を書くには非常に難しい本でした。 ですが、昨年の課題図書の感想文を参考にすることはできますので、困った場合はお勧めします。 Sponsored Link.

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